夜、バイトが終わって晩御飯を食べていたら遠くの方から話し声が聞こえたて来た。
「今夜やつが来るらしい…」
「本当か!?」
面倒事っぽいし眠いからさっさと今日の復習をして寝ます。
眠てぇ〜…
「角間は行かないのか?」
「俺はもう眠い」
「そうか」
「何か来るのか?」
「それが分からねぇんだよ。だから、少しでも道連れをっと思ったけどお前いつも以上に疲れてるもんな。何かあったのか?」
「あぁ、レース直前に出産が始まってな〜」
「あぁ〜お疲れ様。おやすみ」
「おう、外に出るなら念の為外出届け出しておけよ〜」
帰ってから八軒とだけ話してからもう寝ます。風呂は入ってきましたし…
おやすみ
◆
目を覚ますよ少しだけ慌ただしかった。
どうやら、本当に抜け出したらしい。八軒に念のためだせっと言ったのに聞かなかったんだな…まぁ、本当に抜け出すとは思わなかったんだろう。しょうがない…
「おはよう、角間くん」
「ん?おはよう、吉野さん」
八軒達に少しだけ呆れていたら吉野さんが話しかけてきた。
「角間くんは行かなくて良かったの?」
「眠くてね…俺、これからバイトあるからさっさと行ってくるわ」
「帰ってきたら少し時間もらってもいい?」
「いいよ。んじゃ、行ってきます」
何の話だろうか?
表情的に告白ではないっぽいけど!
…ていうか、そろそろバイクの免許でも取ろうかな…休憩時間に軽く教習所とバイクを探しておこうかな…
……
…
ここの教習所、場所が微妙に寮から遠いな…でも、競馬場からは近いんだよなぁ~
「お、バイクの免許取るのかい?」
話しかけてくれたのは、現在の場所で馬の手入れを教えてくださる先輩のマサさんです。皆さんがマサさん、と呼んでいるので自分もそう呼んでいます。
「マサさん、そうなんですよ~」
「ふ~ん、ここから通うなら社員寮に入ったらいいべさ」
「あ~、代表が夏休みがそんな事言ってましたね~…でも俺、料理とか苦手なんすよね」
「これを機にやってみたらいいべ」
確かにそうなんだが、料理が絶望的に苦手なのだ。
だし巻き卵を失敗するレベルで、殻が中に入っていたとかザラだったもんな…その点学生寮って凄いよな。色んな料理が出てくるんだもん!
「もう少しだけ選んで考えてみます」
「そっか、バイクとかは決めてるんか?」
「クラシックに乗りたいなっとは思ってます」
マサさんはほんの少し考えて
「そうだ、お前さえ良ければ俺が以前酔ったときに買ったバイクをもらわねぇか?」
とんでもなく、ありがたい申し出だ。
「バイクの名前はスズキの『SW1』ってやつだ。250CCだから、点検とかはあんまり必要ないぞ」
その場で調べてみると俺の大好きな形だった。
「おぉ、それそれ。もし、良かったらなんだが…」
「ありがたく頂戴します!」
「よしっ!いや~、あのままにしてたら可哀想でよ~!逆に助かったわ!」
バイクを無料でゲット致しましたぁあ!!
あ、一応代表と学校にバイクの免許を取ることを伝えなきゃ。
作者の愛車を主人公君にも乗ってもらいます!
これで、書きたいものが書ける!!!!
【マサさん】
・バイト先の先輩。角間くんに色々教えており、副代表している。