銀の匙+1   作:怠惰OO

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エゾノーを選んだ理由 と大観峰

確かに、作って食べるだけならエゾノーである必要性は一切ない。なら、なぜ選んだのか。それは、高校なのに大学顔負けの物が揃っているからだ。遺伝子配列や、新種作成等高校でできる範囲では決してない。

 

「美味しいものを作って食べる。俺はその欲望を叶える為にエゾノーを選んだのさ」

「へ〜…相川と似たような感じなんだね」

「そうなるね」

「将来は獣医になるの?」

 

まゆみさんのこの発言で車が少しだけ揺らいだ。

おやじぃ…何動揺してるんだよ。

 

「俺も息子がどんな進路を選ぶか父として気になる」

「ですよねー、お父さん!」

「とりあえず東大かな〜」

「????????」

 

まゆみさんがバグったが、父さんは

 

「そうか、もう少し上を目指してもいいんだぞ」

「上か〜ハーバード大学とか?」

 

そこまで行けるわけないよな。まゆみさんは宇宙猫みたいな顔になっててウケる。

 

「え、まじで言ってるの?」

「ハーバード大学は冗談だけど東大はマジだよ。ばんえい十勝に就職しようかなって、確かに今は続けられるか不明だけど『今は』その状態だけど『未来』は誰にもわからないよ。どうにもできないかもしれない、だからどうにかできるように東大で学ぶんだよ」

「…お前の人生だ。自由にしろ」

「そうさせてもらうよ」

 

そろそろだ。地元の好きな場所は!

 

「まゆみさん、窓を開けてみて!」

「うん!」

 

窓を開けると、北海道とは違う気温で九州ならではの温暖な空気が車の中に広がった。

 

「きーーーもちーーー!!!!」

 

まゆみさんのテンションが上がっていた。俺もテンションが上がり、なんか物凄いことになっている。父さんも、心做しか笑顔がこぼれていた。

 

「大観峰?って場所はもっと凄いの?」

「うん、すごいよ!それに、景色も!」

「そっか!楽しみだ!」

 

大観峰を知らない人はいるだろう。北海道に住んでいると聞かないよね〜、熊本県といえば阿蘇市か天草市というモノがあるんだが、阿蘇市は熊本空港があることから観光客も来やすい。バスもちゃんと通っているというのもあるが、電車が阿蘇市まで通っている。

阿蘇市から大観峰まで行くには車バイクが必要になるが、天草市は電車が通って無いんだよね…詳しく知りたいなら観光本を買って読んでみよう!

 

「翔馬、着いたぞ」

「ありがとう父さん」

「ありがとうございますっ!」

 

まゆみさんを連れて大観峰の石碑がある場所へ行く。

 

「うわぁ…」

 

そこからは、カルデラ内に作られた阿蘇市を一望することができる。真ん中には阿蘇山が今日も元気よく活発に煙を出している。

 

「凄いね…ここ」

「でしょ!朝に来ると雲海が見えるんだ」

 

うん、感動してそうで良かった。すごい感動で口が塞がってないまゆみさんを横に俺は持ってきた缶コーヒー開けて飲んでいた。

 

「私にもちょうだーい!」

「でも、これ1缶しか持ってきて…」

「それでいいよ」

 

彼女はそういうと俺からコーヒーを奪って飲み始めた。

 

「おいしー!!」

「…そっか」

 

関節キスした事はスルーの方向で。




急なラブコメ!!!

家族と一緒に競馬場に行ってきました。
佐賀競馬場で三連単して喜んでいました。
イカ焼きが200円で食べれたので満足です。
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