マジ?
「なぁ八軒」
「なんだ?この寮で何故かラブが大量に湧いているのが気になっているのかい?」
「いや、理由はわかる。わかるが、まさかこれまで…とはな」
「お前が言うな」
「え?」
文化祭が終わって夕食後、寮生の皆がふわふわしていた。男女ペアでイチャイチャしている空間で俺は八軒に気を使って話しかけたんだが、俺もその甘ったるい物質を広げる原因の1人でもある。
「八軒、小さい事を気にしすぎるとモテないぞー」
「そうだぞー」
「お前らっ…」
まゆみさんと手を繋ぎながら弄る。御影さんから聞いた話によると八軒が文化祭が終わったらどこかに行こうと誘われているようだ。お前の恋ももう少しだぞ!
「はいはーい、お前達そろそろ部屋に戻れ〜、明日は文化祭の片付けで忙しいぞ〜」
『は〜い』
先生の一声によって生徒は部屋に戻っていく。
「はぁ、ほら行くぞ角間」
「あいよ。じゃあまた明日ね、まゆみさん」
「うん!じゃ、おやすみ!」
この文化祭を通して1番進んだのは俺達だろう。まぁ、他の人たちも頑張ったと思うよ。
そんな訳で八軒と話しながら各々の部屋に戻る。誘えたのは良いが、どこに行けば良いかわからないようだ。そうだなぁ〜
「じゃあ馬の絵馬がある神社に行ってみたらどうだ?バスで行けるから遊びに行きやすいだろ?」
「そんな場所があるんだな!?教えて貰っても良いか?」
「おう、明日で良いか?地図で教えた方がお前はわかりやすいだろ?」
「助かるっ!じゃ俺はこの部屋だから!」
「う〜い」
さて、あの後何があったかを書いておこう。端的に言うと『友達以上恋人未満』という関係になった。何とも言えないが恋愛からするとだいぶ進んだ関係だろう。お前らがグダグダしている間に俺達は進んでいるのだぁああ!!!
「ひでぶっ」
調子に乗っていたら部屋の住人、植田からガムを投げられた。あ、これ好きなやつだ。ラッキー
「よぉ、モテ男くん」
「普通に祝えよ、植田」
「いや、高田よ。コヤツは我々1人の男子の敵ぞ」
「何のキャラだよ」
まゆみさんと話すのも好きだが、こいつらとどうでもいい話をするのも好きだ。高田のナイスなツッコミが光るのは植田のおかげだと思う。
「「なんだよその目は」」
「何でもねぇよ」
そんな空間がほんの少しだけ愛おしい。
「お前ら来月からテストあるけど勉強しなくていいの?」
「「片付けが終わってから頑張る!」」
「そっか。俺は寝るけど、お前はどうする?」
「俺も寝ようかな〜」
「マジで!?起きて話そうぜ!コイツ(角間)の恋バナを聞こうぜ!?」
「あぁ〜、それもアリだな」
恋バナか〜、まぁええか
「良いぞ〜、何から話そうか」
「高田!やったぜ!これで暇が潰せる!」
「植田ぁ…あまりそんなこと言うなよ。出会いから頼む」
【小ネタ】
「という訳よ」
「「アオハルかよ」」
こうやってお前らに話すのも青春っぽくね?
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