分かった人に景品とかはありません。
47 超合同トレーニング…?
トレーニングをする、とは、言い換えるなら自身の勝利の為研鑽をするという事だ。例え誰かと共に行うものであったとしても、最終的には自分の為という前提に戻ってこなければならない。
しかし共に行う相手が多くなればなるほどその前提は中々達成がしにくい。全員が同じ思考で動くわけではない以上その煩雑さは顕著で、場合によってはどこかで見切りをつけ自分の本懐に戻る必要も出てくる。
「船頭多くして船山に上る」などとふざけていられる時間は、決して多くない。
多くない、のだが……。
「ふう、歌った歌った!」
「結構いい曲知ってんだな」
「それノリノリになれて良いわよね。私のお母さんも時々口ずさんでるわ」
「うん、母さんがよく歌ってたんだ。聞いてたらなんか覚えちゃった」
曲が終わりにこにことマイクを机に置くミスターシービー。選曲用のタッチパネルに苦戦するマルゼンスキーとカツラギエースが顔を上げ、楽しそうに今歌った曲について話している。
「…次、誰が歌う?」
「私はさっき歌ったから、誰かいく?」
「ああ、なら私が行こうか」
「まてルドルフ、次は私だぞ」
「なんでもいいから、速く私達まで回してよ……」
「あれ暫くかかりそうだし、先に歌っちゃおっと」
先輩に至ってはどちらが先にマイクを使うかという勝負に発展しそうなシンボリルドルフとシリウスシンボリを置いて、残っているマイクに手を伸ばして選曲し始める始末。こういう場で厳格な順番を決める方がおかしいのは確かだが、そもそもこの場に私達が居る事自体ちょっと考えものだ。
学園から少し離れた場所。駅近くのカラオケの大部屋を借りて思い思いに歌っている皆の様子に、私は何も言わずただ額を抑える。
一応皐月賞が終わって少し日も空いている。未デビューの三人はともかく、全員直近にレースの予定は無いので悪いわけ……では無いのだけども。
「あの。大丈夫ですか」
「…………ええ、大丈夫ですよ」
「なにか飲み物持ってきます?」
「心配させてすみません。まだグラスの残りはあるのでお二人は気にせず歌ってはどうでしょう?」
「い、いや、それは流石に…」
「私達、一応入学したばっかだし…。ここは先輩に譲ります」
此方を気遣って声をかけてくれたリトルココンとビターグラッセも、どことなく居心地が悪そうな様子。『アオハル杯』では既に学園に在籍していた生徒という形だったので敬語などは外れていたが、今は私達の方が先輩。シンボリルドルフが居るからだと言え、素の喋り方を一切変えないシリウスシンボリの方が特殊だろう。
トレーニングの参加者が増える事が決まった処分の日より数日。シンボリルドルフの皐月賞勝利兼私の退院祝い兼トレーニング再開兼新規参入者の歓迎として、ささやかだけどちょっとした集まりを用意したという事らしい。主催はマルゼンスキーとミスターシービー、ハッピーミーク、それにクラスメイトに先輩二人である。トレーナー達はそれでいいのかとは思ったが、今後の合同トレーニングの調整で話し合いをするという事で特に何の問題も無かったらしい。
なんだかんだでノリのいいシンボリルドルフは既にこの状況に馴染んでいる一方、今日も練習のつもりだった私の方はそれに乗り切れずにいるという所だ。
うん、別にこうして祝われるのが嫌なわけじゃないのだけど、どうしても乗り気になれないというか。何とも気分が落ち着かない。これまでもクラスメイトの子達と何度か遊ぶ流れで来たこともあるのだけど、レース前に来るような事は流石に無かったし、気持ちが若干切り替えしきれないらしい。
「……ふう」
「またすーごい激しいの選んだね」
「推してるバンドなの。良いっしょ?」
「確かに!」
歌い切って満足そうな先輩。かなり本格的なハードロックだったけど、そういう系が好きなんだな。
意味も無くパネルを触りこれまでの履歴を覗いていると、シリウスシンボリに順を渡したのかシンボリルドルフが隣へ座る。
「スタートワン、君は歌わないのかい?」
「どこかで歌おうとは思います。今はマイクの争奪戦ですからね」
「こう人数が居ると中々マイクにも触れないからな」
そこでにやりと彼女の顔に笑みが浮かぶ。
「まあ、いいくらいの時間になったら取れるさ。それまで皆の歌を聞くのも楽しいものだ」
「……歓迎会で、ちょっと気分良くなってます?」
「ふふ、どうだろうね?」
笑顔を深めながら、彼女は歌っているシリウスシンボリの合いの手に参加する。皐月賞のあれこれを吹っ切れているのなら良い事だし、こうして大人数でわいわいと遊ぶ事が出来ているのなら尚良い。こうしてシリウスシンボリと遊ぶのも久しい事なのだろうし、浮かれられるというのならそのまま楽しんでもらおう。
……ダジャレについてはノーコメントとしよう、楽しそうなら。
「…じゃ、次は私」
「ほら、使え」
「…ん」
そんなことを考えている間にも歌い終えたシリウスシンボリからマイク受け取り、すっと立ち上がったハッピーミーク。次は彼女のようだ。
飲み物に口をつけながら曲のイントロを待つ。因みにさっきまで流れていたのは割と明るめの男性曲だった。シリウスシンボリのイメージにしては上がり調子なものをチョイスしたような気もするが、下手に後ろ暗い曲を歌うよりはと気を遣ってくれたのだろうか。
合いの手が終わったシンボリルドルフがぼそりと呟く。
「ハッピーミークはどんな曲を選んだのだろうな?」
「どうでしょうね。結構ゆったりしたペースのものとか」
アプリのイベントだと桐生院が童謡を歌っていたけど……!?
「えっ」
「こ、この曲は……!」
「マジで……!?」
題名が表示され、周りもイントロが始まると共にざわつき始める。オルゴールの音から始まり、そして一気に始まる歌い出し。
そう、これは電子音声の誕生によって生み出された歌姫の代表曲と言っていい、人間にはまず歌えない――。
「すぅ…」
僅かな一瞬で息を吸ったハッピーミーク。そして、
「う、うわすご……」
「これ一発で歌える人居るんだ……」
「……ほう」
息継ぎや元々のペースの速さもありどうしても少し遅れてしまってはいるが、歌詞を噛むことなく綺麗に発音出来ている。というか、普通に追いかけられているだけかなり上手い。
有名とはいえハッピーミークがこの曲を知っているだけでなく、歌えているというのは中々凄い。アプリの秘密で早口言葉が得意とはあったが、よもやここまでとは。
「……噂に聞いたことはあるが、およそ人に歌わせる気の無い歌だな」
「シンボリルドルフさんでも難しそうですか」
「流石に訓練しないと厳しいな。君はどうだい?」
「無理でしたね。最初でまず躓きます」
昔ライブに向けた滑舌の練習として挑戦した事はあるが、滑舌をどこまで鍛えても歌い切る以前にタイミングを合わせるのも本当にしんどかった。なんとしても完唱してやろうと挑戦し過ぎ、喉の調子が悪くなった程だ。
「よく舌も噛まずに…」
「案外他の歌もいけるかもしれないですね」
「これ以上のものがあるのか…?」
「無くはないですね」
作曲の性質上人間の発声方法に合わせないで作ることが出来るので、探せば出てくるだろう。ものによってはハッピーミークが選んだ以上の難易度を誇る事もある。
暫く彼女の奮闘を全員で聞く。その妙技の邪魔をしてはいけないと、固唾を飲んで見守っていた。
数分の戦いを終え、静かにマイクを机に置くハッピーミーク。
「……難しい」
「いやメチャクチャすごかったよ! よく歌えたね!」
「お見事でした。というか、よく知ってますね」
「……ネットサーフィン」
その言葉が出てくる事の方がちょっと驚きだ。いやまあ、年頃の女の子なんだからおかしくはないけども。
「…ちょっと、休憩。次、どうぞ」
誰もマイクに触ろうとしない時間が数拍あり、打倒先輩が立ち上がる。
「よ、よーし、じゃあアタシが行こう!」
「え、あれ歌うの?」
「いや無理無理無理! ……あでも似た感じで行こうかな」
そんな会話の後、少しずつ皆の勢いが戻っていく。これまでと違うのはハッピーミークが空気をねじ代えてくれたお陰で少し余裕が出たのか、リトルココンとビターグラッセも歌い始めるようになった事だろう。前者はイメージ通りか否か、カッコいい感じのロックな選曲で、後者は意外にもメロウでしっとりした曲を選ぶ事があった。
他だとクラスメイトとミスターシービーは最近の流行りからアニメソングまで幅広く、シンボリルドルフは洋楽を時々選んでいて、流暢な英語の発音に皆で感嘆した(因みにちゃんと『SEVEN』も歌っていた)。マルゼンスキーは……まあある意味妥当というか、ソロ曲である『禁断Burning Heart』の他は少し年代の古いドラマの曲などが多かった印象だ。カツラギエースも意外と年代からジャンルまで幅が広く、ロボットと生身で戦えるどこぞの流派が出てくるアニメのオープニングを歌っている時は中々かっこよかったものだ。
地味に面白かったのが打倒シンボリルドルフ先輩で、誰でも聞いたことのあるような流行歌の直後にインターネットの結構マニアックな曲を歌い出し、皆を困惑させるという芸当をやってのけたりしていた。
「どうしてこの歌を……」
「そりゃ面白いからね! というかスタートワンはよく分かったねこれ。合いの手までちゃんと入れてくれたし」
「先輩だって知っているんですから、私も似たようなものですよ」
「まあ確かに」
ネットの世界は元の世界もウマ娘の世界もそんなに変わらないみたい。なんて事実を誤魔化しつつも、時間はゆっくりと過ぎていく。
私を除く全員が数度は歌い終わっただろうという所で、自然と曲の予約がなくなり、全てのマイクが机の上へ並ぶ。
「お疲れみたいですね」
「間空けながらだけど、流石にね」
「かなり人数居るから大丈夫だと思ったけど、結構くるわー」
「デュエットの曲などもあったからね、意外と自分の番が回ってくる事は多かったんじゃないかな」
「あー。ライブの曲とかかぁ」
シンボリルドルフに相槌を打つ先輩。確かにライブの曲は基本的に複数人での歌唱だから、ソロだけよりもマイクを持つ機会は多かったはずだ。シンボリルドルフ、ミスターシービー、カツラギエースでの『DRAMATIC JOURNEY』は結構盛り上がったりした。
「そりゃ声も枯れてくるか。流石に暫く休まないと」
「そうですね。調子が戻るまではゆっくりしましょうか。明日に響いてもいけませんから」
「そうだな。……ところで、スタートワン」
「はい?」
シンボリルドルフがドリンクを手に私をちらと見た。
「君は歌わないのかい?」
「あっ、そういえば歌ってた気がしない!」
「…言われたら」
……ばれたか。
同学年の三人の視線から逃れようと目を逸らすと、その先に居たマルゼンスキーとシリウスシンボリに見つめられている事に気付く。なんだったら、その隣のミスターシービーにカツラギエースも、二人に割って入るように軽く顔を私の視界上に寄せてきていた。
「ほう、この状況で自分だけ楽をしてた奴が居たって?」
「いえ、そういう訳では」
「なんだ、まだ歌ってなかったのか?」
「……皆で歌った時とか、合いの手を」
「それはスタートワンが選んだわけではないだろう? 君が歌いたいものを選んではどうだい?」
「何曲かは皆さんが歌っていたので、私は別に……」
「んな事言ったらアタシ達だって同じの歌ったよね」
「ねー」
先輩とミスターシービーがにやっとした笑みで首を傾げ合う。昨年と比べて本当に仲良くなったなあ……なんて現実逃避はやめておこう。
「もしかして、歌い過ぎると喉の調子が悪くなるとかある?」
「そ、それだと、やめた方がいいんじゃ」
「いえ、長時間連続で歌うとかでなければ問題は無いですが……」
「って事は、歌えるんですね?」
「……そうですね」
「じゃあ、はい!」
「……ええと、いいんですか?」
「私も先輩にも楽しんでもらいたいですから!」
そう言って満面の笑みを浮かべるビターグラッセ。どちらかというと元気な性格だから自然とこの行動が出るんだろう。後輩冥利に尽きるなあ……。
目だけで部屋の中を見回すと、その軌道で全員の視線と重なった。完全に期待されている。
ここまでお膳立てされると断りにくくて困る……というか、そこまで期待されても、私そんなに上手じゃないんだよなあ。
マイクを受け取り、続けてクラスメイトに渡されたタッチパネルを取る。
ライブの練習以外で私が歌う曲の中から、他の人が聞いてもピンとくるものを頭の中で選り出す。ええっと、あれ…はやめたほうがいいし、これ……はちょっと暗すぎる。インディーズやマニアックなのは極力避けて、でも明るすぎると私が「きつい」し……『ウマ娘』の曲は大抵明るいから結構大変なんだよな……おっと。うん、これだ。
パネルを操作して、少ししたタイミングで選択した曲が流れ始める。
「あ、この曲…」
「不倫の曲だ!」
「そう言われる事もありますが、違います」
打倒先輩に突っ込みをいれつつ、喉の調子を整える。その評価は後年後付けされたもので、元々はドラマの主題歌として採用されるに相応しい歌という扱いだった。
なんて事はさておき。此方も準備は整った。
「すぅ……」
息を吸い、ゆっくりと歌い始める。この曲の良い所は人が歌う事を想定して作られている所だ。スローな曲調でいて歌詞も少なく、どこか胸をぐっと押してくるような切実さがあり、なんというか、歌っていて気持ちが落ち着くのに昂ってくる。
必要以上に感情が表に出ないままで歌える事もあり、この曲は私も気に入っていた。
明らかに恋愛を想定した曲でありつつ、どことない悲恋っぽさがある為か先の先輩の様に不倫の曲だと結論づけられる事もあるのだけど、私はそういうつもりでは歌っていない。もっとシンプルな感情で「久しぶりに会いたいなあ」という感じだ。学生時代の友達とか、初恋だったあの人とか、十年以上あっていない家族とか。そのあたりの顔をぼんやりと思い出しながら歌うと、良い感じに声が乗ってくる。
画面に表示される歌詞を追う途中、ふと周囲に視線を向けてみた。
何人かやたら渋い顔をしていて一瞬だけ声が詰まってしまった。それどころか、クラスメイトや先輩は薄っすらと目じりに涙を浮かべている。
あれ、私そんな変な歌い方してた? 思考の端でそう考えながら、何とかなんとか歌い続ける。一瞬慌てたが、冷静になってから改めて皆に視線を向けると、どうやら下手だから反応が悪いわけではない事が分かってくる。悪い理由では無いのなら安心もあるのだけど、一体何があってそこまで……?
疑問に惑いながらもなんとか最後のサビまで歌い切り、マイクを机に置く。何とも言えない生暖かい視線に問いかけようとしたところで、カツラギエースが静かに此方へ移動して私の肩に手を置いた。
「スタートワン」
「どうしたんですかいきなり」
「なんていうか……あー、うん」
「なんですか?」
「悪いあたしの聞き方が悪かったんだとはわかってるんだが……。なんか、生々しい」
「生々しい」
歌への感想としてそうそう聞く事の無い表現をされた。
「なんかね、気持ちの籠り方がやたら実感にあふれてる感じがする」
「どう聞いても体験談の類だな」
「お熱いのは良い事だけど…ち、ちょっと聞いてて恥ずかしくなってきたわ……」
「わ、私はスワちゃんを応援するよ!」
クラスメイトは勘違いで発言してるし、マルゼンスキーの思考はトレンディドラマに持ってかれてないか? ……そうじゃないそうじゃない。
どこから訂正すればいいのかと額に手を当てていると、にやにやとした笑みを浮かべたシリウスシンボリがグラスを手に私を見る。
「なんだスタートワン。お前のトレーナー彼女が居んのか?」
「あの人は独身です。それに先の曲と彼とは何も関係はありません」
「んな事言って、実は結構ぐいぐいいってるんじゃないのか?」
「あのですね……私達はトレーナーと担当ウマ娘なんです。不純な関係を持とうとするのはレースへのモチベーションにはなるでしょうが、同時に集中を削ぐ原因にもなりかねません。個人個人の考え方は良いとして、私達にそういう関係を求めたところで良い返事はありませんよ」
余計な詮索をされないようにすっぱり切り捨てる。彼がどう思っているかはともかく、私は彼にトレーナーとして以上の関係は求めていないし、少なくともクラシック期間でそんな事を考えるつもりも無い。
……のだけど、何故か皆の反応は驚いたような感じだ。
「す、スワちゃん、そうだったの……!?」
「そうですよ?」
「…違うんだ…」
「違いますが」
「でもお互いの家には遊びに行くんだね」
「ミスターシービーさんと同じようにですね。今度もトレーナーさんの部屋に行くんですか」
「…………。」
「げ、撃沈されてる……!」
「シービーアンタ、相変わらずそこ弱いんだね」
揃いもそろって畳みかけてくるなあ……。
「いいですか皆さん。私達が互いの家へ行くことが出来るのは、秋川理事長の許可があるからです。その許可だってあくまで現状の関係を維持している事が前提であって、良からぬ意味がある訳じゃないんですよ」
繰り返しの訂正で念押しをすると、即座に反応したのが私と同じ一人暮らしであるミスターシービーとマルゼンスキー。
「それだとアタシ達が良からぬ意味で家に言ってるみたいじゃない?」
「ではどういうつもりでトレーナーさんのお部屋に?」
「それはまあ、一緒に居る方が楽しいじゃない? ねえ」
「そうそう。あとご飯作ってくれるし。スタートワンだってそうでしょ?」
「心が落ち着く事は否定しませんが」
「やっぱりじゃん」
ウマ娘側の住居にトレーナーが侵入するのは原則禁止だが、二人の場合はトレーナーの住居にウマ娘が侵入している訳なので問題ではない。私の場合は逆の事が起こっているので注目されやすいというのもあるだろう。
それを差し引いても、二人の距離の近さは少し言う事があるとは思うのだけども。
「まだ言葉の途中でしょう。彼が好い人であるとしても、私達は言うなれば教師と学生の関係です。最低でも学園卒業までは現在の立ち位置を変えるつもりはありません」
年頃の少女の思考をちょっと
そう、例えば……。
「カツラギエースさんも、私とトレーナーさんはそこまで近いとは思いませんよね?」
「えっ」
「確か、以前何かの特集でトレーナーと距離が近いと見た事がありますよ」
「そ、そうか? あたしは別にそうでも無いと思うんだけど」
「まあ、正直アタシも気にはなってたかな。傍目でも結構距離近くない?」
「シービーまで!?」
カツラギエースの場合育成シナリオ中にがっつり指摘されているから、尚の事距離は近いとは思う。
そして、それを指摘している方も。
「そういうミスターシービーさんだって、トレーナーさんのお宅にお邪魔しているわけですからね。人の事をとやかく言える立場じゃないでしょう」
「もー、厳しいなあ」
「ルドルフ、アンタもああなってるんじゃねえだろうな」
「……いや、私達は健全な関係だよ」
「私の目を見て言え、目を」
「わ、私とトレーナー君は、その……あっ、確か、マルゼンスキーもトレーナーとは仲が良かったな?」
「え」
……場が混沌としてきたな。
それから暫くの間トレーナーとウマ娘の関係について議論が交わされる事になった。結論は出なかったがシンボリルドルフを筆頭に「自分達の関係は特におかしいものではない」という結論を無理通しして、最終的に有耶無耶にしていた。せこい。
(まーじで何にも書けて)ないです。
ストック激ヤバですが流石にちょっと復活です。
次回までにい、一話でも書かないと……