レトロゲームプレイ日記 特別編 ドラゴンクエスト3 そして伝説へ・・・ ~ルイーダの酒場で待っていたのは3人の遊び人だった~   作:武藤勇城

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11週目 残り物には福があった!

 砂漠のピラミッドを探検し、魔法の鍵を入手した僕たちアリアハン盗賊団。

 今まで入れなかった扉の奥、世界各地の財宝を頂いて回った。

 

 まずアリアハン。

 王城に鉄扉で閉ざされた宝物庫があり、中には警備の兵士がいる。

 さすがに警備の兵士の眼前で、王城の宝物を持ち去るのは気が引ける。

 

「ゆうしゃオルテガには

 いろいろ せわになった。

「ここで なにをしようと

 みてみないふりを しよう。

 

 なんだとぅ!?

 そういう事ならば、遠慮なく頂戴しようじゃないか。

 ここではゴールドや、幾つかの種を手に入れた。

 

 砂漠のイシスにも、鉄扉に閉ざされた宝物庫があったと思い出し向かう。

 しかし、イシスの兵士は融通が利かない。

 

「おしろのたからは すべて

 じょうおうさまのものだ。

 

 なんだとぅ!?

 入り口で侵入を阻まれた。

 だが!

 アリアハン盗賊団をなめるな!

 こんな時は、兵士が寝静まる深夜に忍び込むのだ!

 こうして宝物庫への潜入を果たす。

 

「クスクス」(小声)

「ゲッヘッヘ」(小声)

「うふ~」(小声)

「何か文句ありますか? だって僕たちは・・・」(小声)

 

「「「 アリアハン盗賊団 」」」(大声だけど小声)

 

「・・・なのですから」(小声)

 

 更に二階へ上がり、鍵が掛かっていた女王の寝所にも侵入。

 呆れ顔の仲間の女性二人と、寝所にいた侍女が見守る中、女王の下着や着替えを漁る。

 と、その時、部屋に微かな金属音が響いた。

 衣装の中に何かが紛れていたようだ。

 音のした辺りを調べると『いのりのゆびわ』を発見。

 金属音の正体はこれか!

 祈りの指輪というのは、使うとMPを僅かながら回復してくれる高価なアイテムだ。

 これは良い物を見付けたと大満足。

 

 他にも何かないだろうかと、イシス城内外をくまなく探検する。

 塔の上に登ったり、裏庭に出たが何も発見できず。

 もう帰ろうと、だだっ広い前庭に来た時だった。

 

「あら~? ゆうき~、あの茂みの~向こう側~。抜け道みたい~」

「どこです?」

「ほら~あそこ~」

「おぅ! 本当だぜ。なんだありゃ?」

 

 砂漠に囲まれたイシスの城。

 前庭にも乾燥した砂が敷き詰められていて、城壁の手前には乾燥に強い灌木が植えられている。

 くいいんが指さした灌木の一角。

 じゃくは、くいいんの言葉に相槌を打つが 僕にはよく分からない。

 なんとなく不自然な感じはする。

 城壁に近付いてみれば、確かに條々の間に人がひとり通れる隙間があった。

 

「こりゃ怪しいな! プンプン匂うぜ!」

「そうですね、この先に何かあるのでしょう」

「行ってみようぜ! はあとも構わねえか?」

「ぅん、ぃぃょ」

「っしゃ! 決まりだな!」

 

 灌木の先は、すぐ城壁になっている。

 城壁に沿って進むと、壁の一部が破壊されていて、外への抜け道があった。

 こんなところが空いていたら、僕たちのような盗賊団が入り放題じゃないか!

 盗賊より危険な敵軍やモンスターだったらどうするつもりだろう?

 まあ僕には関係ないけどね。

 

 そのまま城壁の外側をぐるっと回る。

 すると怪しい盗賊風の男が、こそこそと城壁を調べているではないか!

 声を掛けると、男は悪びれる様子もなく、この城のどこかに隠された財宝を探していると言う。

 やっぱり盗賊か!

 憲兵に突き出し・・・いや、この男より先にお宝を探し出して・・・

 

「ウヘヘヘ」

「くっくっく」

「くすくすくす」

「私たち~・・・」

 

「「「 アリアハン盗賊団! 」」」

 

「・・・だものね~」

 

 今度は大きな声で、全員お揃いのポーズを決めた。

 怪しい男の目の前で。

 これ、どっちが怪しいんだろう?

 うん、いい勝負だ!

 

 しかし場内は既に、探検し尽くしてしまっている。

 そうなると、残るは・・・?

 笑顔で手を振って盗賊風の男と別れると、崩れた壁を通って前庭に戻った。

 それからお城の方に向かって歩いて行く。

 あれ?

 灌木と城壁の間、ここに怪しい隙間があるぞ?

 隠し通路だ!

 敵襲時、女王が隠れたり、脱出するための通路だろう。

 壁1枚分、大柄な人間じゃ通れないような狭い通路。

 それが外壁に沿ってぐるっと一周、続いていた。

 途中には地下へ通じる階段もあり、そこを降りて行くと、長い間、誰も通った形跡のない、崩れた壁や壊れた石畳になっていた。

 奥は祭壇になっていて、更に下へ降りる階段、そしてその先の小さな部屋で、『ほしふるうでわ』を発見した!

 

「わたしのねむりを さましたのは

 おまえたちか?

 

→はい

 いいえ

 

 気付けば背後に骸骨の幽霊が立っていた。

 いつからいたんだ?

 

「では そのたからばこのなかみを

 とったのも おまえか?

 

→はい

 いいえ

 

 あれ?

 突然だったので驚いて、つい事実を喋ってしまった。

 もしかしてヤバかった?

 と思ったら・・・

 

「おまえは しょうじきものだな。

 よろしい。どうせ もう

 わたしには ようのないもの。

「おまえたちに くれてやろう。

 

 ・・・ふぅ。

 何だったんだ、今の幽霊?

 でもまあ、くれると言うなら断る理由はない。

 有難く使わせて貰おう。

 星降る腕輪を装備してみる。

 急に体が軽くなったのを感じる。

 ステータスを確認すると、なんと素早さが2倍になっているではないか!

 

「あれは・・・よいものだ!」

 

 それから僕たちはピラミッドの上層階、鍵が掛かっていた扉のある部屋へ向かった。

 あの鉄扉の向こうには何があるだろう?

 ウキウキのじゃく。

 しかし部屋の四隅には、不気味な石棺が並んでいて、不穏な空気が漂っている。

 王家の財宝、だろうか?

 部屋の真ん中には宝箱が並べられている。

 相談の結果、試しに一つだけ、開けてみる事にした。

 

 どこからともなく声が聞こえる・・・

「眠りを妨げる者は誰だ!」

 

 周囲の石棺から出てきたのは4体のミイラだった。

 秘宝の守り手か!

 でもミイラ4体ぐらい、何でもないさ!

 総攻撃を仕掛ける。

 しかし・・・ミイラの痛恨の一撃!

 しかも2連発!?

 ミイラの振り回す腕が頸部に激しく叩き付けられ、じゃくの頭があり得ない方向に曲がった・・・

 

 

 

 ・・・やってしまった。

「おぅ、ゆうき! 遅かったな! もう朝飯食っちまってるぜ」

「じゃく、何ともないんですか?」

「何とも? そりゃもう、ぐっすり眠って元気いっぱいよ!」

 

 おや?

 本当に、ただの夢だったのか?

 よく分からないが、じゃくが元気そうで何よりである。

 みんなにせっつかれ朝食を済ませると、僕達は 慎 重 に ピラミッドの宝箱を漁った。

 宝箱の部屋に辿り着くまでに買い込んだ薬草がなくなってしまうので、宝箱は2つ3つ、多くて4つほど開けたところで、多少の余裕を持って帰宅。

 何往復もしてピラミッドの宝物全てを頂いた。

 その間に僕はレベル16になって『ラリホー』を覚え、みんなはレベル18になった。

 各所で発見した種は、全て僕が美味しく頂いた。

 宝物殿から更に上層階へ向かうと、そこにも一つ、宝箱が置いてあり、中には『はでなふく』が入っていた。

 

「こういうの~、なんて~言うんだったかしら~?」

「ぉぉぃぉぉぃ派手な服、だょ」

「何ですかそれ?」

「ギャハハ! はあと、それを言うなら残り物には福がある、だろ?」

「ぇーっ、ぁたし、そぅ言ったょ?」

「おーいおーい派手な服・・・残り物には福がある・・・全然違うじゃないですか。相変わらずトンデモナイ翻訳能力ですね」

「二人は~通じ合っちゃってるからぁ~」

 

 お宝をあらかた奪い尽くした僕たちアリアハン盗賊団は、次なる目的地を目指した。

 ロマリアの西、祠にある鉄扉の向こう。

 地下道を通って、ポルトガへ。

 祠の出口付近では、ロマリア周辺と同じ敵しか出現しない。

 しかしポルトガの近くまで進むと、新しく『ドルイド』に出会った。

 ドルイドは『バギ』という、全員にメラと同じか2倍ほど痛い呪文を使う。

 

 ポルトガで王様に謁見すると、どうやら黒胡椒が足りなくて困っているらしい。

 王様からの手紙を預かると、アッサラーム付近の洞窟へ向かった。

 

「しんあいなる ノルドよ

「このてがみを もつ たびびとを

 バーンのぬけみちへ あんない

 してやってくれ。

「ポルトガのおう より

 

 洞窟に住むノルドという人物に手紙を渡すと、

「旦那方は東に行きたいのか?」

 と問われたので、もちろんですと返答。

 ノルドは、洞窟の壁に三度体当たりをかまし、壁を崩した。

 爆弾並みの破壊力・・・ってマジか・・・。

 こうして僕たちは新大陸に到達した。

 

 新大陸で出現するのは『ヒートギズモ』『ハンターフライ』『デスジャッカル』といったモンスターたちだった。

 ヒートギズモは、ギズモの上位種で、全員攻撃の炎を吐いてくるが、そこまで痛くはない。

 デスジャッカルは犬型のモンスターで、マヌーサを使ってくるのが厄介だ。

 ハンターフライは空を飛ぶサソリ蜂と同系統で、ギラの呪文を使ってくる。

 ドルイドの使うバギより、更にちょっと痛い。

 

 どちらへ向かえば良いのだろう?

 皆目見当がつかないので、取り敢えず北を目指す。

 樹々の生い茂る山道を進むと、4匹のデスジャッカルに遭遇。

 ジャッカルのマヌーサで全員が幻影に包まれ、攻撃がなかなか当たらない。

 その上、仲間は初めて出くわすモンスターに興味津々、遊んでばかりで攻撃をしようとしない。

 やっと倒したと思ったらジャッカルは仲間を呼ぶので、数が減らない!

 じわじわ仲間のHPが減少。

 僕が目の前の幻と戦っている間、足を滑らせて転んだはあと目掛け、ジャッカルの群れが襲い掛かった・・・

 

 

 

「・・・ゆぅきぃ・・・」

「ああ、はあと。ごめんなさい」

「ぅぅん、ぃぃょ。でもね、じゃくが起きてくれなぃのぉ」

 

 よだれを垂らしアホ面で熟睡中。

 こんな時に!

 じゃくが慰めてあげないとダメだろ!

 アホ面のじゃくを見て、なんだか無性に腹が立った僕は、じゃくを叩き起こして朝ご飯抜きで出発してやった!

 しかし・・・今度はデスジャッカル2匹とハンターフライ3匹に遭遇、マヌーサを警戒しジャッカルを先に倒そうとする間に、ギラを連発されてしまう。

 全員HPが危険水域だが、誰を回復したら良いのか。

 先に敵を倒すべきだと判断したのだが・・・更にギラが連続で飛んできて、はあととじゃくが同時に力尽きた・・・

 

 

 

「・・・ゆぅきぃ、じゃくが・・・」

「またですか! もう! じゃくっ!」

「おぅゆうきか、もう少し寝かせてくれや・・・」

「ふざけないでください! さあ行きますよ!」

 

 鈍感にもほどがある。

 こんなじゃくと何年もの付き合いだというはあと。

 菩薩様かな?

 怒りに任せて再出発した僕だったが、更なる悲劇が襲う。

 ハンターフライとヒートギズモ、計5匹の群れに遭遇。

 全体攻撃を連発され、今度は全員に薬草を使うよう指示したが、くいいんが命令無視して遊び出し、回復が間に合わず・・・

 

 

 

「みなさんに相談があります」

「おぅ! 深刻な顔だな・・・もしかしてまたか?」

「そうですよ! それも、じゃくのせいで!」

「俺のせい?」

「そう! じゃくが悪いんです!」

 

 じゃくは事情も分からずしょげ返る。

 これは八つ当たりだ。

 分かっている。

 やや申し訳ない事をしたと思いつつも、腹の虫が収まらない僕は、はあとに制止されるまでじゃくを責め続けた。

 それから、レベルアップの必要性を説く。

 じゃくは、すっかり元気を失ってトボトボ付き従う。

 それから数週間。

 全員レベルが上昇。

 

 こうして再出発の準備が整った。

 

 

 

なまえ  :ゆうき

そうび  :はがねのつるぎ はがねのよろい てつのたて きんのかんむり ほしふるうでわ

呪文   :メラ ホイミ ニフラム アストロン ギラ ルーラ ラリホー リレミト

レベル  :17

   59:ちから

   86:すばやさ

   74:たいりょく

   30:かしこさ

   23:うんのよさ

  144:さいだいHP

   38:さいだいMP

   92:こうげき力

   71:しゅび力

25145:EX

 

 

なまえ  :じゃく

そうび  :てつのオノ みかわしのふく かわのたて ターバン

レベル  :19

   21:ちから

   32:すばやさ

   49:たいりょく

   25:かしこさ

  148:うんのよさ

   93:さいだいHP

    0:さいだいMP

   61:こうげき力

   48:しゅび力

25145:EX

 

 

なまえ  :くいいん

そうび  :てつのオノ みかわしのふく かわのたて ターバン

レベル  :19

   18:ちから

   26:すばやさ

   51:たいりょく

   25:かしこさ

  159:うんのよさ

  103:さいだいHP

    0:さいだいMP

   58:こうげき力

   45:しゅび力

25145:EX

 

 

なまえ  :はあと

そうび  :てつのオノ はでなふく かわのたて ターバン

レベル  :19

   17:ちから

   28:すばやさ

   50:たいりょく

   25:かしこさ

  148:うんのよさ

  103:さいだいHP

    0:さいだいMP

   57:こうげき力

   54:しゅび力

25145:EX

 

 

 

所持金:25056ゴールド

死亡回数:ゆうき1回 はあと9回 くいいん2回 じゃく3回

プレイ時間 (執筆時間を含む):約490分

累計プレイ時間:約4870分

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