それは突然だった…
平和な日常がいきなり崩れていく••• 音を立ててガラガラと
崩れる……崩れる……
「アア....アアアアアア!!!」
日常が終わりを告げる…
「アイズ」
微風が吹く丘の上、太陽が陽をさす気持ちのいい天気。
思わず眠ってしまったようで自分の名前を呼ぶ『少年』の声がする。
微睡の中、上から聞こえる声に応えようと目を瞬かせる。
パシパシとまだ眠たそうに目の前の少年を見る。
「アイズ・・・起きて」
目を開けたまま少年を見ていると再度声をかけられる。
「ヤダ...もうちょっと...」
まだ眠りたいのかそう言うとクルリと少年と反対側を向く。
「アイズ?...もう少しでご飯だから起きようよ」
頭に手を乗せて軽く撫でながら少年が言う。
「うーん...もうちょっと..だけ..」
そう言うと再びまぶたを閉じる。スースー...と早くも眠りについたようだ。
それを見た少年はしょうがないとばかりに少し笑うと再びアイズの頭を優しく撫でる。
「アイズ...お前だけは僕が守るからな...」
やあやあこんにちは(・∀・)
いきなりで悪いが少し聞いてくれないかい?
うん!ありがとう! それじゃあ早速いいかい?
そうだねまずここはどこかってことなんだけど、僕にもわかんないんだよね。えっそんなことあるかって? いやいやそれが今目の前で起こっているじゃないか!
そうだよね、こんな真っ白い空間何も無いし無限みたいな広さのところなんて分かるわけないよ。
僕も最初は驚いたさ!だって買い物しようと外に出た帰りに瞬きひとつでいきなりこんなところに来ちゃったんだものそりゃ大声出して驚いたよね
「ええええええええええええ!!」
てね。
はははうるさくしてごめんよ。でもそんぐらい驚いたんだ。
それにここに来てからそうとう時間が経ったのに食欲や睡眠欲が全くないんだ!!これってすごくないかい!だってこんなに時間を有効に使えるなんてゲームでレベル上げほうだよ!すごいね!!
どうしてこんな身体になったんだろうね!
どうしてこんな.....
こんなことに......
なったんだよおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
おかしいだろなんだよこれ!なんだよここ!真っ白いだけでなんにもないじゃねえか!おい!歩いても歩いても!壁にも当たらない!どれだけ叫んでも誰も来ない!どこなんだよおお!
何時間も経ったのに眠くならねえし!腹も減らねえし!床を殴っても痛くもねえ!なんだよこれ!おかしいだろ!なんだよこれぇぇえええええ!誰か来いよ!誰かああああああああああああああ!!!!
真っ白い空間。見渡す限りに何も無く空も風も吹かない不思議で不気味な空間。そこに高校生にも見えなくもない男がいた。虚無に向かい1人喋り続けた男は突然大声で叫ぶ。
男はここに来てから数十時間歩き続けていた。食事も睡眠も取らず歩き続け....狂った。
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
声に出し叫ぶ。もし誰か聞こえたのならここに来るのではないか?そんな僅かな希望と、どいしようもない絶望、恐怖、孤独、そして怒りに身を任せ叫びつ漬けた。
それでもここには男が1人だけだった。
《だった》
【モーうるさいよー…たった数時間ほおって置いたぐらいで騒がないでよね。あともうちょっと眠っておこうと思ったのに。】
叫び続けた男の後ろでまるで最初からいたかのように少年のような声をしたナニカがいた。
「は....?」