ダンジョンのアーサー   作:POLO ()

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はーい(((o(*゚▽゚*)o)))
ということで二話書きました。

今回は転生前の出来事を書いたのでよろしくお願いします!<(_ _)>

最後アンケートあるんで良ければ投票(、._. )、オナシャス


二話

「は....?」

 

 

 

いきなりのことに思わずマヌケな声がこぼれる。

 

突然現れた()()()は人の型をしていた、が見えない、いや顔が、表情がない。

 

こちらに向けた不満げに曲げられた口元以外顔のパーツがないのだ。

 

それでも男には何故かその真っ白い顔でこちらを睨みつけていることは分かった。

 

いきなり出てきたナニカに男は顔を真っ青にし、ペタンっと尻もちをつき呆けたまま固まった。

 

その『のっぺらぼう』のような容姿に顔を真っ青に変えていたが、長い間一人だけの空間に居たため喋れる人物に出会えた嬉しさが溢れる。

 

嬉しい気持ちを言葉にしようと口をパクパクとするが思うように言葉に出ず二人を静かな空間が漂う。

 

しばらく微妙な空間が漂っていたが、落ち着きを取り戻した男はここがどこか分かるのか!という期待。だが先程のナニカが話したことで浮かぶ疑惑、そしてそこから思い至った考えによる怒り。

 

睨むように目を鋭く少しながら、現状を理解する。目の前に得体の知れないナニカ。少しぎこちなくしながらナニカに問いかける。

 

 

「おっお前...お前!だっ誰なんだよ!いきなり現れて!」

 

 

男はそのナニカに指をさしながら問いかける。

 

【うるさいよ。これから色々説明するから少し黙ってよ】

 

 

ナニカがそう言うがそれでも聞きたいことがある、と言う様子で再度問いかける。

 

ついに自身に起きたことがわかる!と思っていたところで、ナニカが言う気がないと言う様子に、先程までとわうって変わり我慢ができなくなったように話し出す。

 

 

「いや!それより!お、お前か!お前が俺をこんな空間に!変な空間にこんな長い間俺を閉じ込めてたのか!お前がは何がしたいんだ!俺が発狂するのが見たかったのか!?じゃあ見れただろ!さっさと帰らせてくれよ!俺が一体何をしたって言うんだよ!」

 

 

そう言うと「ゼェゼェ」と荒く呼吸をする。

 

 

するとナニカかはイラッとしたのか一瞬空気がピリつき重くなる。が、すぐに収まり先ほどのような何でもないような雰囲気を醸し出す。

 

さっきの一瞬で男は声が出せなくなる。ガタガタと恐怖を顔ににじませながら、ナニカを見つめる。

 

 

【そうだね…すまない僕のせいで君に迷惑をかけてしまったようだ。お詫びをしてあげたいんだけど、色々説明したいから少しだけ黙っていてくれないかい?】

 

 

そう言いこちらを見つめるナニカ

 

向けられた顔に心臓をバクバクとしながら男は

 

「あっ…ああ」

 

そう返事する。

 

 

 

するとナニカは腕を広げ話す。

 

【よし、じゃあ始めるよ…

 

 

ようこそ死後の世界へ! 貴方は幸運なことに次の《生》を得る権利を得ました。

これから貴方は次の《生》をルーレットで引いて貰うよ。これからの人生を決める大事なだーいじなルーレットなので気合いを入れてね!

 

決めてもらうものは二つ!一つ目は貴方が次なる《生》を受ける世界。

これは貴方が知っている世界しか入ってないのでよく分からない世界!ってことにはならないと思うのでご安心を〜。例えば魔法科高校の○等生の世界とかね。

あっ!ちなみに元に世界はルーレットには入ってないのでご了承くださいね。

 

 

二つ目は貴方にさずける特典・・・いわいる〈チート〉だね。こちらは誰でも確実に一つは貰えるようになってるので大丈夫だけど内容は()()()()だから気を付けて引いてね。

 

以上僕からの大事な大事なお話でした〜。

 

あっ!さっき言った‘’お詫び‘’って言うのは二つ目の〈チート〉のことで、本当は一つの特典を五つにしてあげるってことね。まっ、まだ困惑してるだろうから、落ち着いたら呼んでね。】

 

 

そう言うとナニカは忽然と姿を消した。

 

 

男はいきなりのことで困惑したがひとまずは話を整理するように一つ一つ確認していった。

 

 

(さっきのナニカが言っていたが俺って死んだのか…?そんな記憶っていうか実感ないんだが。まあそれは後で聞くとして、“転生”ってよく見るあれか?

 

異世界行ってハーレムヒャッハー!ってやつか!?それならどんな世界か、かなり重要になるな。

 

それに“特典”だっけ、五回も回せるっていうのはかなりラッキーだよな!よかったぜさっきナニカに対して言っておいて。これで俺は最強チートになれるってことか!)

ニヤニヤと顔を変えながらこれからの生活を想像する男。

 

やがて落ち着いた男がナニカを呼び出す。

 

「おっおーい!」

 

【ああ、終わった?結構早かったね?それじゃ早速ルーレットに行きましょうか】

 

 

そう言うとナニカは腕を持ち上げる動作をするが、

 

 

 

「ちょっちょっと待ってくれ...ませんか。少し質問してもよろしいですか?」

 

 

軽く手を上げてナニカに向けて聞く。

 

 

【うん?あんま時間ないから少しだけだったらいいよ】

 

 

腕を戻し男の質問を答える姿勢を見せるナニカ。その様子にホッとした表情をした男はそれじゃあと質問を始める。

 

 

「あの僕って死んだんですか?そんな記憶ないんですが…」

 

 

そう問うと少し驚いた様子を見せた

 

【え、覚えてないの?ほえー面白いね。自分の死因とか覚えてないんだ?

いいよ、君は上から落ちてきた鉄柱に突き刺さって死んだんだよ。こうグシャってね。】

 

 

やはり記憶にないのか「そう…ですか…」と言うとあまり反応を見せない男。

「それじゃあ」と続けて質問を続ける。

 

「なんで僕はこの空間にあんな長い間いたんですか?何か理由があるの…でしょうか?」

 

 

【ああそれは…僕が眠ってたから忘れてたんだ。まあ、たった三年だけだから許してよ(^^)】

 

 

そう言うと少しも悪気のないように言い放つナニカ。

 

少し言葉を理解できなかったのか呆然としたが、だんだんと顔が怒りに染まる。

 

まさかそんな理由であんな長い間閉じ込められると思っていなかった、そのことに怒りが溢れそうになる。

 

 

しかし、それを言ったところで何をされるかわからないし“特典”というお詫び?を貰っていたのでグッと抑えて

「分かり…ました」となんとか返事をする。

 

【もういいかい?ルーレット回したいんだけどいい?】

気持ちを落ち着かせうなずく。

するとナニカは腕を持ち上げ垂直に振り下ろす。するとそこから男よりも大きなルーレットが現れる。

 

 

【見てごらんよ】

 

 

男が驚きながらもゆっくりとそのルーレットに近づく

 

そこにはビッシリと今まで見たことや薄らと覚えのあるアニメや小説の名前が書いてあった。

 

【これからルーレットを回すけど止まったとこに書いてある世界に転生させてあげるから。一回だけだから慎重に回してね】

 

 

男はゴクリと唾を飲む。

 

よくみるとルーレットには()()()()()()()()()()()など生きていくには辛いような世界もある。

 

(チートハーレム生活をしたいんだ!そんな世界は嫌だ!!)

 

冷や汗をかきながら、絶対にこの世界達には当たらないように!と強く願いながらルーレットを握る。

 

 

(お願いします!神様!仏様!残酷な世界は嫌だ!!)

 

グルングルン!と大きく回り出すルーレット。

 

 

グルングルン!

 

止まるまでの時間は実際よりも長く感じ、背筋からツーっと冷や汗が流れる。

 

 

グルン

 

 

グルン…

 

 

ルーレットが回る音だけが響く中…ついに決まる。

 

 

 

「ダン…まち…助かった?」

 

ギュっと瞑っていた目を開ける。自分が恐れていた世界ではなく一安心する中、あまり内容を覚えていない作品につい疑問がつく。

 

 

【あーダンまちか…まあいいんじゃない。僕好きな作品だし。】

 

そう言うナニカの言葉をよそに男はダンまちについて記憶を思い返していた。

 

(ダンまちって確か主人公のべ…ル?だっけ?がダンジョンに入って強くなるっていう物語だったよな?なら、ダンジョンに入らなければそんな危険は無いか…これは当たりか!)

 

 

【大丈夫かい?次行っていいかな?】

 

「ああ、大丈夫だ」

 

一人考えていたら男は良い所に当たったと思いホッとした表情になりながら、こちらに語りかけたナニカを見つめる。

 

【次は“特典”だけど…さっきも言ったように君には特別に“五回”回せてあげるから。

 

あっ!ちなみにこれも一回決まったら()()()()()()から。もし満足したら途中でやめてもいいからね。()()出るか分からないから。】

 

ナニカからの説明を聞きながら男は五回も引ける喜びを噛み締めつつどんな特典がいいかを考えていた。

 

【じゃあ早速…】

 

パン! と手を合わせると先をどのルーレットが消え、代わりにガチャガチャを回す機械が出てきた。

 

「ガチャ?」

 

【うん、これの方が何が出るか分からなくてワクワクするでしょー。だから変えたんだ。ほら引いて引いて。】

 

 

そう言われてガチャを回そうと軽く手を伸ばす。先ほどのルーレットよりも気負いわなく五回も引けると言うことが精神的余裕を持たせていた。

 

ガチャ‥ガチャン!

 

コロコロと見慣れたカプセルが出てくる。

 

【開けて見てよ。中に書いてあるモノがもらえるからさ。】

 

パカッと開けてみると紙が一枚ヒラリと落ちる、手にとって見てみると

 

《●FGO:アーサー・ペンドラゴン》

 

と書いてある。どうゆうことだ?と思っていると。

 

【ああそれはなんて言うかな、君がアーサーになるって言えばいいかな?あっ!あれだよ憑依ってやつ。君はその人物の体をもらえるってことさ。

ちなみに一枚目は必ず引く人にとってプラスとなる特典だから当たりだよ。】

 

 

そい言われ男は引いた特典と自身のこれからを妄想し始めた。

(憑依か…いいな!アーサーって言えばエクスカリバーも使える!すごく好きなんだよなーあれ!それにイケメンでカコイイし!これは…ハーレムを築けるかも!?もうこれだけでいいかも!)

 

ニヤニヤと妄想し始めた男をよそにナニカは続ける。

 

【そうそう、“エクスカリバー”だっけ?それは別でガチャから出さないと使えないからね】

 

 

「えっ!そんな!じゃあ後四回で出さないと“エクスカリバー”使えないの!」

 

 

【ああそうだよ、でも君は運がいいよ。本当だったらこの特典(アーサー)だけだったけど君はまだ四回引けるんだから。まだ可能性があるだけいいじゃないか。】

 

 

(どちらかって言うと俺、アーサーっていうよりもああいうかっこいい剣がすごい好きなんだよな…よし引くぞ!)

 

エクスカリバーを当てたい想いでどんどんとガチャを回す。

 

ガチャン!

 

 

パカ

 

 

 

ペラッ

 

 

 

《●原作知識》

 

違う…

 

 

ガチャン!

 

 

パカ

 

 

 

ペラッ

 

《●試練昇華》

 

違う…!

 

 

 

ガチャン!

 

 

パカ

 

 

 

ペラッ

 

《◯浄化》

 

違う!!!

 

 

【あれもう最後かい?慎重に引きなよ決まったら変えられないんだから。】

 

後ろで見ていたナニカが口元をニヤニヤとしながら言ってきた。明らかに男を煽るような口調に男もイラッとしたが、ナニカの言う通り次で最後の特典になってしまうので、エクスカリバーが欲しいと祈りを込めて引く。

 

(エクスカリバー来い!エクスカリバー来い!エクスカリバー来い!エクスカリバー来い!)

 

ガチャン!

 

震える手でガチャを握りしめ、開ける。

 

パカ!

 

一度大きく深呼吸をしもう一度祈る

 

(来い!エクスカリバー!)

 

 

ペラッ

 

《●エクスカリバー》

 

 

「よっしゃーーーー!!!!!」

 

思わずガッツポーズも決め喜ぶ男。

後ろではまさかと言う具合に口を開けていたナニカが少しニヤッと笑う。

 

【いやーまさか本当に当てるとは…おめでとう。すごいね引きがいいよ君。】

 

「だろっ!」

 

ナニカに向けてニヤリと笑いながら返事をする。

 

ナニカはうんうんと頷きながら【それじゃあ‥】と話し出す。

 

 

【君が引いた特典の説明…いる?】

 

首を傾げながら問いかけるナニカ。

 

「ああもちろん」

 

当たり前と言うように言う男にナニカは笑みをより深めながら【分かった】といい指をパチンッと鳴らす。

 

 

すると先程まで男が持っていた紙がナニカに向かい飛んでいく、再度ナニカがパチンッと鳴らすとホワイトボードのようなモノが空中に現れて、浮いていた紙達がパチッと張り付きだした。

 

【それじゃあ早速やろうか。《●FGOアーサー・ペンドラゴン》に関してはさっきほとんど説明しちゃったけどそのほかにも言っておくことがあるんだ。

 

君が引いて憑依するアーサーは本来のアーサー・ペンドラゴンの力はすぐには出せないようになっている。これは君の行く世界(ダンまち)に合わせて調整しているんだ。

 

例えばほらなんの≪恩恵≫を持ってない人がいきなり上級冒険者レベルで強かったら[神たち]に何されるか分からないし、僕のことがバレるかも知れないかからね。

 

だから君が≪恩恵≫を貰ってアーサーになっても、LV5にならないとアーサーの本来の力は出せないようになってるんだ。《●エクスカリバー》についてはアーサーみたいに制約はないけど十三拘束はあるくらいだね。】

 

貰った特典を書いてある紙を差しながら説明していく。

 

 

【次は、●原作知識だね。これは書いてあるまんま君が行く世界、ダンまちについての原作知識を君につけるて言う特典だよ。これの凄いところはダンまちだけじゃなくてソードオラトリア外伝の知識もついてくるってところ。いい特典でしょー】

 

 

(確かに、俺は今から行く世界のことあんまり覚えてないから嬉しいやつだな)

 

うんうんと男が頷くのを確認してナニカは続ける。

 

【●試練昇格はねー、君に試練を課してもし君がその試練を超えられたら経験値の超獲得などのメリットを与えるって言う特典だよ。試練がきつければきついほど貰えるモノが良くなるって訳。ハイリスクハイリターンだね。】

 

 

(なるほど…結構怖い特典だな。ミスした時のデメリットがどんなもんかわからないけど最悪死ぬのか?)

 

 

【それとね…最初にいい忘れてたんだけど】

 

そういい男を見る。なぜか先程までのおちゃらけた雰囲気は鳴りをひそめ、今まで隠していたことを明かそうとする子供のような、こちらの反応を伺うような雰囲気を出しながら喋り出すナニカ。

 

 

思わず先程の幸せな気分から一変、少し緊張した面持ちで冷や汗を流す男。

 

 

 

 

 

【特典にはプラスとマイナスの特典があってね…プラスの特典の紙には●が書いてあるんだけど…マイナスの特典には◯が書いてあるんだ。

 

 

それでね君の引いたこの◯浄化て特典。そのまんま浄化なんだよね。】

 

 

ニヤニヤしながら告げるナニカ。

 

 

男は嫌な予感をとてつもなく感じながら問いかける。

 

 

「なんの…浄化だよ…。」

 

 

 

ナニカがニンマリと笑いながら告げる。

 

 

 

 

 

 

 

 

(ぜんぶ)

 

 

 

 

 

 

 

【魂の浄化だよ。聞いたことない?人は死んだら魂が浄化されて新しい魂になって、転生をするって。

 

 

これは(じょうか)それだよ。

 

 

 

君の魂を一回白紙にして綺麗さっぱり消し去るんだ。

 

 

 

でも大丈夫、

 

 

 

浄化されても君はちゃんと君が選んだ世界に行けるからね。

 

 

 

浄化された後に。

 

 

 

記憶を消して(じょうかして)、自分が何者かも忘れて(じょうかして)、一度全てを消されて(じょうかして)

 

 

 

安心してね、ちゃんと特典はつけてあげるから。

 

 

 

あっ、でもこの特典(じょうか)は一回限りだからさ、許してね。

 

 

 

ほら立ってよ、今から君を送るからさ。

 

 

 

 

大丈夫、一瞬だから。痛くないよ?

 

 

 

ああ、どうしたんだい?そんな喚いて?え?変えたい?

 

 

 

 

あははは、ダメだよ、説明したでしょ。()()()()()()()()()()()()()()君が出しちゃったんだから。

 

 

 

 

 

 

それじゃあ、さよなら。

 

 

 

 

 

良い転生ライフを《※■□▲△▽◆》君】

 

 

 

 

 

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