若干下手な文章かもしれませんが、見ていただけたら大変うれしいです。
ではどうぞ!
今から約500年前―人類が絶滅の危機に瀕した時代があった。730年、突如出現した「巨人」によって、人類の大半が死に追いやられた。僅かに生き残った人々は、逃げ延びた大陸に用意してあった3重の壁の中に逃げ込み、虚偽の繁栄を築いてきた。
しかし845年、突如現れた壁の高さ50mを越える、60mの「超大型巨人」と、「鎧の巨人」なる巨人が出現し、一番外側の壁を破壊したのだ。これにより、壁内の人口の2割が消失し、人類は家畜と化した自分達の運命に怯えた。
しかし、850年、2つ目の壁が破壊されようとした時、巨人化する能力を持つ1人の少年兵士が現れた。世間からの差別に遭いながらも、彼は仲間達と共に、巨人相手に奮戦した。
やがて、巨人化能力者を尖兵として送った、壁外の第2勢力が判明し、人類を絶滅寸前に追い込んだ真の敵は、壁内の王政府であることも分かった。
やがて、勇敢な者たちにより王政府は崩壊、巨人の大半も駆逐され、壁内の人類と壁外の人類は和議を結び、人類は本当の安寧を手に入れたのだった―。
作者不詳、1200年頃の文献より
1985年、3月20日、午前1時26分、ラシュモア連邦海軍、大型攻撃空母『ローゼ』甲板上
連邦海兵隊デルタ小隊所属のアラン・マービン軍曹は、氷のように冷ややかな海風に当たりながら、溜息をついていた。
「よお、どうした?そんなボーッと突っ立っててよお」
「!・・・小隊長」
甲板の奥から、デルタ小隊長のヒューイ・ロドリゲス大尉が陽気に口笛を吹きながら歩いてきた。アランとは対称的な人物だ。褐色に焦げた肌に、黒髪の丸刈り頭、陽気な45歳。アランは、茶色の長髪に碧く鋭い目、冷静で落ち着いた性格の20歳。
「・・・・昨夜から妙に胸騒ぎがしていましてね。夜風に当たってたんですよ」
「ほーう」
ヒューイが興味なさそうに呟く。
「そう言う小隊長は何しに来たんですか?」
「便所が何処も満員なんでよお、ここで放水しに来たってわけよ」
「そうですか、どうか落ちないように」
「だーれが落ちるかよ」
他愛も無い会話がしばらく続いた。
「車両の最終チェックも終わったんですか?」
「ああ、ヘリも兵員輸送車もバッチリだ。3日後の上陸訓練が楽しみだな」
「まあ、そうですね」
ラシュモア連邦は、世界で最も強大な国の1つであり、連邦海兵隊は、世界中のどこでも作戦行動が可能な精鋭集団である。
大尉が用を足し終え、戻ってきたとき、突然アラームが鳴った。
『連邦海兵隊は大至急ブリッジに集合せよ!繰り返す!連邦海兵隊は―』
「おっと、お呼びが掛かったぞ!いくぞ軍曹!」
ヒューイは猛ダッシュでブリッジへと駆けていった。
「・・・・・ふう、いくか」
アランは大きく深呼吸をしたあと、大尉の後を追った。
これから自分達を待つ、絶望を知らずに・・・・・。
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