続きを書きます。
嵐の前の
ローゼ、ブリッジ内
ブリッジに、海兵隊のデルタ小隊の指揮官達が集合した。
「何事ですか、艦長?」
小隊長のヒューイが、下で待機しているメンバーの人数を数えてきた後、艦長のローレンス・レイモンド大佐に尋ねた。
「緊急事態、とも言うべきかな・・・。先程、ここから北東20km離れた位置にある、海洋発電実験用プラントから、SOSシグナルが入った」
「SOSシグナル!?」
副小隊長のロバート・レイン中尉が尋ねる。
「ああ、状況は現在不明だが、昨夜午後11時頃、現場に向かう所属不明の小型船が目撃されたことから、テロリストによるジャックと考えていいだろう。現在近くにいる海軍船は我々で、幸いにも、海兵隊の小隊が駐留している。これより、君達に出動してもらう」
「発砲は許可できますか?」
ヒューイが尋ねる。
「敵が撃ってきたらな。ただし、プラントの中心部は、発電器機等がある為発砲は許可できない。注意してくれ」
「「サー、イエスサー!!!」」
海兵隊の待機場所
「俺達は、テロリストのハナタレ共からプラントを奪い返し、中の眼鏡君達を救出する。わかったな!?」
ヒューイが隊員20名に説明する。
「よっしゃあ!久しぶりのドンパチだぜ!!」
「腕が鳴るな!!」
「悪党どもの尻穴に一発ぶち込んでやるぜ!!」
「ホモかお前は」
隊員達は全員来るべき戦闘に興奮していた。
「質問はあるか?」
ロバートが尋ねる。
「徹甲弾の使用は許可できますか?」
アランが質問した。
「残念ながら無理だ。現場は研究施設であり、徹甲弾の使用は危険だ」
「・・・了解」
「よーし!各自準備をして、ヘリの前に集まりやがれ!!5分でだ!!以上!!」
隊員達はロッカーで戦闘用の装備に着替える。砂色のユニフォームの上から、甲殻プラスチックと呼ばれる特殊素材で出来た、濃緑のボディーアーマーを着込み、ベルトのバックルを止める。次に、顔にインカム付きの片目ディスプレイ装置を取り付ける。これは、赤外線映像や暗視映像に切り替えられるものだ。そして、腰にホルスターを付け、マリーンズピストルを差し込む。
「なあ、アラン。さっきからいけすかねえ顔してるけど、何かあったのか?」
軽機関銃手のルイスがアランに尋ねる。
「いや、なんでもない。ちょっと胸騒ぎがしただけさ。久々の戦闘だしな」
「なーに、すぐ終わる任務だって。俺1人でも片付けられるかもな!」
次に、何人かの隊員はヘルメットを被り、メインウェポンや機材のチェックを行う。アサルトライフル、分隊支援火器、ショットガン、火炎放射器、動体探知機、サポートメカ。
このとき、アランはこっそりポケットに2つほど弾倉と弾薬を滑らせた。ライフルの徹甲弾と、ショットガンのスラッグ弾だ。
「人員点呼、完了!」
ロバートが人数を確認し、ヒューイに報告する。
「よーし!!いくぞ!!!俺達は悪魔の末裔で―――」
「「「「「「俺達は戦士だ!!!!」」」」」
小隊を乗せたヘリが飛び立つ。
これから先に待つ、地獄へ向けて・・・・・。
こんな感じで第1章の始まりです。
アドバイスや感想を送ってくれるとうれしいです。
不定期更新になるかもですが、頑張ります。