プリティーフロンティアカップ(PFC)の内容は大規模でまず、一月末に地方で上位5着以内の者が次のステージに進める。俺たちは来週PFC地方予選に出るために猛特訓を続けている。
シルヴァー「よし、今日の練習は終わりだ!」
テイオー「あーもうヘトヘトー」
シルヴァー「おいテイオー大丈夫か?」
テイオー「だいじょーぶー……」
シルヴァー「じゃあ早く帰って寝ろよー?」
テイオー「わかってるよー……。それじゃお休み〜」
テイオーはフラつきながら帰っていった。俺はそのあと一人で自主練を兼ねて帰り道を重りつきで走っていた。すると、一人の男が話しかけてきた。
男「君、少し良いかな?」
シルヴァー「はい?」
男「君はトウカイテイオーと仲が良いようだね」
シルヴァー「えぇまぁそれなりには。それがどうしましたか?」
男「いや、君も彼女と同じレベルの強さを持っているようだね。PFC、期待しているよ…」フリフリ
といって男は立ち去った。雰囲気的にどっかの偉い人だろうか?テイオーのことも知ってたし、URAの人か?それともテイオーのお父さんの知り合い?
考えてもわかんねぇ、早く家帰って寝よう。
そして迎えた週末、ついにPFC地方予選当日となった。会場であるレース場に着くとそこには大勢の観客がいた。テイオーの姿もあった。
テイオー「あっ!シル!やっと来たー!遅いよー?」
シルヴァー「悪い、ちょっと準備に手こずっちまってよ」
テイオー「もしかして緊張してる?」
シルヴァー「まぁ多少はな。でも楽しみでもあるぜ?」
テイオー「ふぅん。まぁボクたちなら楽勝だと思うけどね!さ、行こっ?」
シルヴァー「おう!」
俺たちは控え室に向かった。そこにはロックな格好をした長身のウマ娘がいた。
⁇?「ん?私の部屋に何か用か?敵城視察というわけじゃなさそうだな」
シルヴァー「…えっとー「待てッ!皆まで言うな、分かっている…雑誌モデルである私を訪ねてきたんだ、サインだろ?」キラッ☆
わかるぞ、コイツ………話が通じないヤツだ!
テイオー「え?あ、はい……?」
テイオーが引いてる…とりあえずここは俺の控室だし…
シルヴァー「あのーここはおr「だが待ってくれ!私のサインが欲しいと言う人は沢山いる…だから我慢してくれポニーちゃん…」
テイオー「」イラッ
シルヴァー「」イラッ
なんだこのウマ娘?勝手に話を進めやがって、しかもテイオーの顔を見てみろ。明らかに苛立ってるぞ!?
⁇?「おっと、自己紹介がまだだったな。私はエターナルメテオ。皆ご存知ビューティフルなウマ娘だ!」
エターナルメテオ?どこかで…
テイオー「あー!BeautyDerby(雑誌の名前)に載ってた人だ!」
シルヴァー「ホントだ!」
メテオ「ふっふっふっ、バレてしまっては…え?今気づいたの?」
シルヴァー「うん、そもそもここ俺の控室だし」
メテオ「え!?」ガタッ
メテオ「ええ!?」ガチャ
メテオ「ホントだぁぁぁぁ!!!」
テイオー「うるさいなぁ」
シルヴァー「なんでここにいるんです?普通に間違えたとか……」
メテオ「はっはっはっ!そ、そんなわけけけないい⤴︎じゃないかぁ……そ、そう!今回の一番の壁になるであろう君たちを見にきたんだ!」
ダウトだろ、冷や汗やべーし
まぁ自分の部屋だと思ってデカい態度とってたのに部屋間違えたとか…
恥ずかしすぎるもんな。
テイオー「へぇ〜そうなんだー。それじゃあお互い頑張ろうね!」
シルヴァー「俺たちは負けませんよ!」
メテオ「フッ、望むところだ!良いレースにしよう!」
テイオー「あ、もうすぐ時間だよ!」
シルヴァー「マジかよ!急ぐぞ!」ダッ
テイオー「ちょっ速いよー!」
レース場にて
実況『さぁ始まりました!PFC地方予選中距離部門!堂々の1番人気はは、エターナルメテオ選手です!』
解説『雑誌でも堂々の1番人気を誇っていますからね。彼女がただのモデルではないことを期待してます』
実況『さて人気も実力も負けておりません!2番人気はトウカイテイオーです!』
解説『[浜の帝王]の二つ名を持つ彼女が最も勝利に近いとネットでも言われてましたね。その名に恥じぬ圧倒的な走りを期待しましょう。』
実況『2番人気との差は僅か!3番人気はシルヴァーレヴェルだ!』
解説『トウカイテイオーと共に[白い隼]と呼ばれる程のスピードを持っています。彼女の超末脚に期待しましょう』
実況『さて続いてはーーー
パドックが終わってターフについた俺たちは誘導員の言うことに従ってゲートに入った。俺は7枠7番、縁起がいいこった!テイオーは6枠6番、これはまたフリー○メイ○ンとか言い出すヤツ居そうだな。
そろそろか、集中…ガコンッ
ヤベッ!遅れた!
実況『各バ一斉にスタートしました!まずは先頭に立ったのはエターナルメテオだ!その後ろにピッタリとついて行くのは、6番トウカイテイオー!そして少し離れて4番、3番、8番、10番、12番!シルヴァーレヴェルは後方集団に紛れ込んでしまったか?』
シルヴァー「くっ、出遅れたか!だが位置取りは悪くない!このまま様子を見よう!第4コーナーぶっちぎってやる!」
実況『さぁ第1コーナーを抜けて最初の直線に入りました!ここで仕掛けたのはやはりエターナルメテオ!ぐんぐん加速していく!しかしそれを見逃さないのがテイオー!一気に差が縮まる!』
テイオー「(ここだ!)うぉりゃああぁぁ!!」
シルヴァー「なっ!?(速すぎるぞ!作戦は先行じゃないのか!?)」
メテオ「what's!?先頭は譲らんぞ!」グンッ
実況『トウカイテイオーに迫られたまらずエターナルメテオ加速!』
解説『掛かっているかもしれません。冷静さを取り戻せると良いのですが』
内側でピッタリメテオの後ろをついているテイオーはプレッシャーをかける感じで走っている
観客席では…
スーツ男「これが小学生の走法か!?やはり彼女は素晴らしい!」
スーツ女「では特別枠は彼女に?」
スーツ男「いや、まだもう一人いる…彼女の末脚を見てみたい…!」
実況『さぁ大ケヤキを越え第4コーナーに差し掛かります!』
解説『ここが仕掛けどころです。誰が飛び出すのか!』
メテオ「まだまだぁ!!」
テイオー「負けるもんかー!!!」
シルヴァー「(ここだ!!)おらあぁぁ!!」
実況『シルヴァーレヴェルが来た!後方から猛烈な追い上げを見せる!!』
解説『すごい勢いですね』
テイオー「来た!」グンッ
実況『先頭をキープしていたエターナルメテオがついに抜かれてトウカイテイオーがハナに立ったー!』
メテオ「sit!」
解説『しかしシルヴァーレヴェルの前にはスタミナ切れしたウマ娘がいます。上手く避けれるでしょうか?』
3番ウマ娘「む〜り〜」
5番ウマ娘「キッツーイ!」
シルヴァー「二人!」
実況『抜いた!垂れウマ二人を巧みなステップで躱した!そのままトウカイテイオーに迫る!』
テイオー「(えっ?こんなに速く走れたっけ?)」
シルヴァー「追いついたぞテイオー!」
実況『トウカイテイオー逃げる!シルヴァーレヴェル迫る!最後の直線だ!』
テイオー「負けるかー!」
シルヴァー「クソッ!届かねぇ!」
実況『残り200m!先頭は変わらずトウカイテイオー!』
解説『シルヴァーレヴェルは間に合いそうにありませんね』
テイオー「ボクだって負けてられないんだ!勝つのはこのボクだよ!」
シルヴァー「テイオー!」
実況『トウカイテイオーゴールイン!シルヴァーレヴェルは届きませんでした!』
テイオー「はぁはぁ……」
シルヴァー「はぁはぁ……くそっ!」
実況『しかし何と言うことだ!3着のエターナルメテオと5バ身差だ!しかも3着と4着の差が18バ身!大差でゴールしています!』
観客「わー!!!」パチパチ
テイオー「ヤッタァー!勝った勝ったー!」
シルヴァー「負けた……俺の走り方じゃ勝てなかったのかよ。もっと特訓しねーとな…」
観客席「テイオー!テイオー!テイオー!テイオー!テイオー!テイオー!テイオー!テイオー!テイオー!テイオー!テイオー!テイオー!テイオー!テイオー!テイオー!テイオー!テイオー!テイオー!テイオー!テイオー!テイオー!テイオー!テイオー!」
スーツ男「素晴らしい…彼女らがいなければエターナルメテオが圧勝だった…しかし彼女らはまだ『領域』を獲得していない、まだまだ成長の余地はある。見届けようじやないか、新時代の戦士たちを…」
実況『3番トウカイテイオー!見事一位になりました!』
解説『シルヴァーレヴェルとはクビ差でした。トウカイテイオーは良く頑りましたね』
観客席「テイオー!テイオー!」
テイオー「ふぅー疲れたぁ!でも楽しかったなぁ」
シルヴァー「おめでとうテイオー!やっぱりお前は強いな!」
テイオー「へへん♪まぁね!シルヴァーもナイスファイト!」
シルヴァー「次は負けないからな!」
テイオー「次こそ勝ってみせるさ!」
控室に戻る途中、エターナルメテオを見つけた
メテオ「Congratulations!素晴らしい走りだったなトウカイテイオー!シルヴァーレヴェルもあと一歩だったな」
シルヴァー「ありがとう、メテオも俺たちがいなければ大差で勝ってたのにな」
テイオー「そうだよ!メテオって結構速いんだね!」
シルヴァー「はっはっはっ!だが次は関東予選だ!地方予選から上がってきたまだ見ぬ猛者たちとの闘いのために英気を養おうじゃないか!それでは!」
メテオを見送り俺は関東予選について考えた
シルヴァー「次は関東予選だ、今よりももっとレベルが上がるはずだ!そうと決まりゃ特訓だ!」
テイオー「おー!」
こうしてPFC地方予選は幕を閉じた
確定
1着 トウカイテイオー 2:38.09
2着 シルヴァーレヴェル クビ
3着 エターナルメテオ 5バ身
4着 コトリカモン 大差
5着 アヴェハート 3/4バ身