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シルクハットのウマ娘「で?見たところどうだった関東予選で壁になりそうなのは」
着物のウマ娘「特に気にするやつは…そうだなトウカイテイオーとシルヴァーレヴェルだな。あとは有象無象だったぜ」
金スーツのウマ娘「そんなこと言ってると足元掬われマスよ」
着物のウマ娘「うるせぇぞ!この金ピカ野郎が!」
シルクハットのウマ娘「おいおい喧嘩すんなって」
着物のウマ娘「チッ……ところで『スプリングボイラー』さんよぉ。アンタは問題ないのか?聞けばマチカネフクキタルなんかが注目されてるじゃねーか」
ボイラー「それこそ問題ない。ヤツのスピードは私より上かもしれねーが、コッチには『これ』がある…」
金スーツのウマ娘「本当にやるんデスね。まぁ目的のためなら仕方ないか」
謎のウマ娘『スプリングボイラー』の計画はもう動き始めていた…
15時30分
例の公園にはテイオーがいつも通り待ってるだろう。
学校で表彰されたり、校長先生のありがたーいお褒めの言葉を頂いてるうちにテイオーとの待ち合わせ時間を過ぎちまった!多分許してくれるだろうけど、申し訳ねぇな…
テイオー「ワカッタカライッキニコナイデヨー!」
な、何だか騒がしいな?ま、まさか…
男の子「昨日のレース見たよ!すごかったよテイオー!」
女の子「かっこよかったなーテイオーちゃんとシルヴァーちゃん!」
おじさん「アンタらはウチらの街の誇りだよ!」
おばさん「そういえばシルヴァーちゃんはまだ来ないのかえ?いつもならここで練習してるはずなんだけど…」
テイオー「あはは……みんなありがとう!ボクたちはこれからトレーニングだからまたね!」
俺が来た時には既に人集りが出来ていた。
そしてその中心にいるのはもちろんテイオーである
シルヴァー「テイオー、コッチ!」
テイオー「あっ!シルヴァー!」
俺はテイオーの手を引っ張り群衆から脱した。
テイオー「ごめんねシルヴァー、遅れちゃったね?」
シルヴァー「いいや大丈夫だ。それより今日はどこで走るんだ?」
テイオー「うーんとね、河川敷かな!」
シルヴァー「わかった、行こう!」
テイオー「うん!」
俺たちは河川敷に向かった
テイオーとは毎日のように走ってるが、毎回新しい発見があって楽しい。
しかしテイオーの人気っぷりよ
テイオーのレースを見てファンになった人たちがたくさんいるようだ。
いや、俺も同じ様なもんか…学校でも2着だったのにまるで優勝インタビューみたいに群がってきやがったからなー…
チヤホヤされるのは悪くねーけど……
一通りいつも通りの練習を終え、日が傾いてきた。
今日から重りをつけて特訓していたから疲労がすごい…これで家まで走って帰ると思うと気が滅入るな
冬の肌を刺激するような寒さの中汗を流しながら帰ると着込んでいたジャージが濡れてしまう。上着を脱ぎ腰に巻くとふと、腕から湯気が出ているのがわかった
シルヴァー(……ギア2!何つってw)
年相応の遊びをしながら家に帰った
今日は母が家に帰って来れない日だ。こうしてたまに仕事場の状況に応じて帰れる時間が変わるのだ。おそらく深夜あたりに帰ってくるだろう。
だが問題はそこではない。
シル父「…帰ってきたかレヴェル」
シルヴァー「父さん…」
親父が帰ってきていると言うことだ。