転生したら歌姫に溺愛されてる件   作:あじさぃ

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こんにちは!
どうも、あじさぃです。
これからはメープルちゃんサイドとウタちゃん及びルフィサイドで書いていきます。
2日で一話が完結すると言った感じです。



第五話:決死の判断

は?

ちょ、嘘だろ?

「やばい!やばい!」

どうすればいい!?

流石にやばい!

みるみるあの黒い物体は小さくなっていく。

もう頭が入るかどうかといった感じだ。

俺は最速であの丘に向かった。

間に合ってくれ!

……この高さから飛び降りないとダメなの?

いくらなんでも怪我するんじゃない?

ええい!もうどうにでもなれ!

俺はあの丘から飛んだ。

結果は虚しくあの黒い物体に触ることもできず真っ逆さまに落ちただけだった。

ーーーー

どうしよう。

みんないなくなったんだけど…

また一人ぼっち。

そう。俺は前世でいじめられていた。実際殺されそうになった時だってある。

この風は どこからきたのと 問いかけても 空は何も言わない〜♪

俺は1人寂しく風に吹かれながら推しのウタちゃんの歌を歌っていた。

涙が出てくる。

「泣くな!男だろ!」

そう自分に言い聞かせる。

体は女の子だか、中身はしっかりと男だ。

寂しい。

活気に溢れていたこの街にはもう誰もいない。

こんなに静かだったっけ?

これからどうしよう。

会いに行きたい。

でもわからない。

なんせ初めて起こったことだ。

「そうだ!」

俺はあのことを思い出した。

あの木のことを。

「神様がくれた木だ!なんかあるはずだろ!」

俺は早足であの木に向かった。

……やっぱり何にもないのか?

再び俺はこの一際目立つ木の前に立っていた。

木の周りに何かないか探してみる。

「!」

木の裏側に扉がついていた。

"ギイッ"

扉を開けるとそこには小さな部屋が一部屋あった。

「こんなに分かりにくいところにあったんだ!何か手がかりがあるばず!」

俺は小さい部屋を隅々まで探した。

「映像電伝虫?」

探した結果、この部屋には一冊の本と映像電伝虫があった。

早速かけてみよう。

……俺!?

映し出された人物は前世の俺にとても似ていた人だった。

「これを見ている人はきっと…ウタちゃんだろう。

うん。きっとそう。」

「見てるー?ウタちゃん!大好きだよ!」

うへぇ。きめぇ。

「これを言いたかっただけ。じゃあな!」

は?ちょいちょい!

いくらなんでもふざけてるだろ!

「……と言いたいところだがきっと何か起こったからこれを見ているのだろう。そう簡単に見つかる様な所に置いてないからな!」

よかった。本当によかった。もし本当に終わってたら殺すとこだったよ。

「起こったんだろ?黒いワープゲートみたいなんが現れたんだろ?」

やっぱり知ってるんじゃん。

どうすればいい!?

「俺はわかるぜ!なんせ神だからな!」

うっせぇ!早く答えろよ!紙様!

「ではひとつだけ。きっとこれと同じく一冊の本があるはずだろ。その本にあれのヒントを書いている。

お前ならきっとわかるはずだ!頑張れよ!メープル!」

なんで俺のこと知ってんだよ!

まだ生まれてないはずだろうが!

「なんで知ってんのかって?それは、神(以下略)」

はいはい。紙様サイコーボウヨミ

だが、ヒントが書いてある本を見つけることができた。

これは第一歩を踏み出すことができたぞ!

「なんだこれ?」

確かに黒い物の事は書かれている。

だが…字が汚ねぇ!

それに古い本だから部分的に破れてるし!

最悪。これじゃあ全く分からん!

かろうじて読めたのは

"出現…満月…緋"

これくらいだ。

満月?出現?

そういえば今日は綺麗な満月だな。

という事は満月の日に出現するって事?

でも、この緋はどういう事?

うーん。わかんねぇ!

その他にもたくさんヒントが書いてある。

汚いけど。

まあ、ゆっくり解読していこう。

この通りだったら約1ヶ月かかる。

まだ全然余裕がある。

のんびりしていこう。

街に戻ると

そこには一隻の船が止まっていた。

見覚えのある船。

シャンクス!?

シャンクスが来たぞ!

「お母さん!おじいちゃんが来た!」

俺は家に入ってそういった。

普段なら「おかえり。メープル!」

と言ってハグしてくれた。

でも、今は誰もいない。

薄暗い中俺はまた泣いてしまった。

「静かだと思ったらどうした?なんでこんなに人がいないんだ?」

シャンクスが頭を撫でてくれる。

「おじいちゃん!俺、俺!」

「お前がウタの娘か。俺からしたら孫か。で、どうした?話を聞こう。」

俺は今日起こったことを全部シャンクスに話した。

「そうか。みんなそれに吸い込まれたんだな?」

「嘘じゃないんだよ!本当に吸い込まれたんだ!」

「怪しんでるわけじゃない。それにお前が嘘をつく様な奴じゃない事はわかる。ルフィとウタの娘だ。それに俺たちの孫だ。」

「おじいちゃん。」

「…シャンクスって呼んでいい?」

「好きにしろ。」

かっけぇす!シャンクスの兄貴!やっぱり頼りになる!

「さて、どうすることか。いつまた出てくるか分からんしお前をほっとくわけにはいかん。」

「その事だけど多分次は30日後だと思う。」

「その理由は?」

「あの木にこの本があったんだ!」

俺は見つけた本を渡した。

電伝虫は渡さなかった。

流石に俺に似てるやつがあんな話し方をしているのは恥ずかしい。てゆうか壊したい。

「なんで書いてあるんだ?」

やっぱりシャンクス達も読めないらしい。

どんだけ汚ねぇんだよ!

「多分だけどここに出現…満月…緋って書いてあると思う。」

「確かに言われてみればそう見える。」

「満月は30日後また出るでしょ?だからそう思ったんだ。」

「そういうことか。じゃあ30日後までここにいるとしよう。」

「…ねぇ、シャンクス。」

「ん?どうした?」

「私に修行つけてくれない?」

「向こうに行けたとしても何があるかも分からないし、

今のうちに強くなってたいんだ。」

「向こうにはルフィ達もいるんだろ?守って守られるんじゃないか?」

「もしものため。ルフィ達でも太刀打ちできない相手がいるとしたらちょっとでも役に立ちたいんだ。」

「ははは!そうか!いいぞ!つけてやる!」

「たが、きついぞ?俺との特訓は!」

「その時はベックマンに助けてもらう!」

「ずるい奴だな!」

「今日は宴だ!俺たちの孫の勇気ある行動に乾杯!」

この人たちは何があっても酒を飲んでそうだな。

まあ、シャンクスらしいけど。




遂にシャンクスおじさん登場!
あの時ウタちゃんを助けたのはメープル(前世)だったことを気づいたメープルちゃんでした!
次回はルフィサイドです!
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