非日常怪異譚   作:おどおど

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オリジナル小説です。
ジャンルはSFホラーです。
違和感及び矛盾点があれば指摘して頂けると助かります。



第1話「静寂」

 

 

【月並中央高校】

 

 

 

私は寝るのが好きだ

 

できることなら寝たい

 

寝させろ

 

睡眠こそ人生

 

私だけの世界

 

ここを

 

 

 

授業中ノートの右下に書き殴る。

 

右隣の席の幼馴染に見せてみる。

 

彼女は噴き出して顔を抑えた。

 

ウケたことを喜び小さくガッツポーズをすると

 

右隣から小さな声が聞こえた。

 

「ちょっとここちゃんやめてよ~ 吹いちゃったじゃん。」

 

「これが私の座右の銘なの。りせちーも真似したらどう?」

 

「嫌だよーそんなの。」

 

先生が近づいて来たから会話をやめて授業を聞いてるふりをする。

 

 

 

寝ることが好きな私、『犬糸ここ』の人生が変わったのは高校に入学したころ。

 

時間止まれと強く思うだけで時間が止まった。

 

その代わり一歩も動けないけど、寝れればそれでいい。

 

誰にも邪魔されず寝れるなんて最高すぎるじゃん。

 

この力で,充実な睡眠ライフを送ってやるんだから!

 

「おい,犬糸!何にやにやしてんだ。はやく次の文章を読め!」

 

教室に笑い声が響いた。

 

 

 

___________________

 

 

 

 

月並中央高校は、駅の目の前にある高校でスポーツの成績が高い高校として有名である。

 

 

 

周囲には、イオン、ゲーセン、映画館があるが、この高校の生徒の素行の悪さはほぼ無く評判も高い。

 

 

 

多くの老若男女がすれ違うこの街は、実は超能力の発現者第1号が現れた街という噂があった。

 

 

【月並バス】

 

座右の銘を改めて書き記した日の夕方

 

犬糸ここは彼女のお気に入り席である右最後列で外の景色を見ていた。

 

彼女はバスと電車どちらからでも通学できるが

 

バスの方が座る可能性が高いためよくバスを使っている。

 

 

 

「(眠いな...寝よ...時間止まれ!)」

 

 

 

世界の時が停止する。

 

 

「(私以外にもいるのかな...超能力持った人って...)」

 

 

 

犬糸ここはこの静寂の世界で邂逅の期待と不安を募らせた。

 

 

 

___________________

 

 

 

翌日

 

彼女はいつものバスに乗り最後列に座る。

 

今日彼女が乗ったバスには、仲睦まじい老夫婦、姉弟と思しき小学生たち、サラリーマン、大学生など様々だった。

 

「(座れて良かった。もうちょいしたら止めて寝るかぁ。)」

 

 

昨日きっちり8時間寝た彼女だが欠伸が出る。

 

バスが停車し人が乗降する。

 

「(欠伸でちった。もういいか、時間止まれ!)」

 

 

 

静寂の世界。

 

彼女は再び目を瞑る。

 

 

 

「(おかしいな...寝れない)」

 

 

 

違和感が消えない。

 

「(ハァ...ハァ...。)」

 

「(息...!?私じゃない...。)」

 

 

 

目を開けると目前にいる太めの男。

 

その男が動いている。

 

 

 

「なっなんでっ。んんっ。」

 

「きっきみも時間止められるんだね!ぼぼ、僕もだよぉ!きみっかっかかかかわいいねェ僕の家で遊ぼうよぉぉ!」

 

 

 

独占していたはずの私だけの世界。

 

静寂を蝕むのは1人の怪物。

 

助けが届かない。

 

苦しい。

 

静寂を返して。

 

 

 

「ゆっ勇気出してよかったよぉおおお!僕の世界でたのしもうねぇぇえぇぇぇ!」

 

 

 

End

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




■登場人物1【犬糸ここ】

年齢:16

性別:女

誕生日:5/3

血液型:O

身長:160

体重:秘密

♦性格

趣味を睡眠と自ら公言する程寝るのが好き

寝すぎていて常に眠そうであり欠伸を頻繁にしている

音一つない静かな空間で寝るのが好きだが,周囲がうるさくても問題なく熟睡できる

登校のバスや昼休みの時にいつも寝ているので、バスの運転手や乗客の主婦、クラスメイトからよく寝る子として覚えられている。

クラスメイトに小学校から同じ幼馴染の友人がいて寝る時以外はよく話している他,休みの日は2人で遊んでいる。

話をすることが嫌いでは無いので話しかけられた際は普通に返答するが、寝ようとしてて話しかけられると睨みつけてぶっきらぼうになる。



♦特技

眠い時に目を瞑ると数秒で寝れる。

長く寝るための暗記や時間調整が得意で、公共交通機関の時刻表を完璧に暗記している。

眠りが深いが、アラーム無しで起きたい時間に起きることができる。

座る席が無くてもつり革に掴まりながら寝ることもできる。

耳も良く、机で突っ伏している時に耳を意識すれば周囲の会話を聞き取るのも得意だが、寝る優先なのであまりやらない。



♦能力・スキル

時間停止を強く願うだけで、世界の時間を停止させることができる。

時間制限は無いが、代償として時間停止中は一歩も動くことができない。

彼女はこの能力で寝たい時に寝ている。



♦見た目

猫背、Dカップ、メイク好きの友人に無理やりメイクされた際に好評だったのが嬉しく、ほぼ毎朝メイクされている。その影響で男子たちによる可愛い娘の話題に頻繁にあがる。



♦生い立ち

中学入学頃から寝ることが楽しく暇があれば寝ていた。

寝始めた頃は、睡眠時に先生に無理やり起こされたことにいら立ち、時間や周囲の環境を考えるようになった。

中学3年の冬頃から超能力の都市伝説が広まるが、その時の彼女は超能力に興味は無かった。月並高校に入学してまもなく、この超能力を得る。

周囲にこの力をばらすと目立って寝る時間が減りそうなので、周囲に言うつもりは無い。





■登場人物2 男

♦性格

短気、運動苦手、変態、妄想、ヘタレ、神経質、1日5食 。

趣味…ネットサーフィン、撮り鉄?(スマホ使用、電車を撮るふりをよくしている)

女子高生が好きで、ネットで画像を探したり、外で女子高生を視姦している。

盗撮したい欲があるが、小型カメラを買うお金が無い。

女性を襲いたい欲はあるがヘタレなので童貞である。



♦特技

視力が良い



♦能力・スキル

時間停止を強く願うだけで、世界の時間を停止させることができる。

時間制限は無いがデメリットとして、発動する毎に寿命が1年縮む。

自由に動けるが彼はこの力を得てから主に盗撮、住居侵入、電車痴漢、窃盗を20回程やっている。犬糸ここに会うまで強姦は一度もやっていない。



♦見た目

汗っかきで常に汗をかいている。

息が荒い。

見た目は普通のおじさんだが上記2つのせいで汚く見えて引かれていることが多い。

毎日風呂に入っているので不清潔では無い。



♦生い立ち

学生生活に馴染めず、バイトは長く続けられない。

20代前半から、女子高生の魅力に惹かれ引きこもりに近くなっているが、撮り鉄(仮)という理由で外出は嫌いではない。

超能力の都市伝説の噂が出始めた頃は、エロ目的の力を妄想した。

この力に目覚めた時は喜びのあまりライオンキングのような雄たけびをあげた。

自宅付近の月並学校の女子のレベルの高さに目をつけ、よく周囲を歩いている。



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