最後の贈り物は幸せなBADENDとしよう 作:勝てなくても努力して勝つのが好き
感想は!長くても!短くても!罵詈雑言でもパッションでもなんでも嬉しいんだ!いつもありがとう!愛してるぞ!!!ただ感想書く側も無理はするな!!!楽しく自由にこっちはGODEATERの世界を書いてんだ!お前らも勝手に楽しんで微妙な時は黙って戻れ!それだけでいい!!俺のSSをこんなところまで読んでくれてありがとう!
さて(スン)、今回はニーナによるコウタトレーニングパートです。
藤木コウタ 16歳 男性
家族構成は母と妹が居り、父親はアラガミの凶刃によって死亡。
神機使いになる前は外部居住区の子供たちの頼れる兄貴分であり、子供たちの統率役だった。
本人が頭脳明晰とは言い難いが、彼自身が理解したことを他人に伝える能力に長ける。
人柄は好青年と言っていいほど善良だが、年相応の子供っぽさが強く表に出ることが多く、TPOに関する意識は薄い。
扱う神機は旧型遠距離神機 モスティブロウを雨宮ツバキ中尉の後任として受け継ぎ、日々小さな一歩を重ね続ける努力が見える。適合初期は目も当てられなかった命中率も、訓練の結果百発百中とはいかないが、どのような体勢であっても一定以上の命中率を維持できるようになっている。
雨宮ツバキ中尉から神機を引き継いだ背景もあり、火力だしとしては申し分ないが、立ち回りが未熟で視野が狭くなりがちの為、不意打ちや横からの攻撃を受けることが比較的多いため、要改善できることを期待する。
「以上がコウタ君の現状の客観的評価ってやつだね。引っかかるところは?」
「……ナイデス。俺ってそんなに餓鬼っぽいですか?」
「書いてある通りだね、年相応って感じだよ」
ミッションに向かうヘリの中で、コウタ君のトレーニングプランを話す前の前提共有をしているわけだけど、TPOのところ辺りでダメージを受けたのか少ししょもしょもとしている。
私がコウタ君を育てようとしているのは大きく2つ。
1つ目は私の介入によって異変が生じ始めている原作に対して、不意のバタフライエフェクトでコウタ君を殺さないようにすること。
2つ目は今の同期のユウ君に突き放されかけている。……いや、既に突き放されてるコウタ君を鍛えることで私への恩を売り、好感度を稼ぐ。ついでに染まりやすい時期の今に思想の植え付けが出来たら最高だ。
ぶっちゃけ最終決戦の日に、コウタ君は居ても居なくても変わらないと思うけど、居なければいないに越したことはない。物理的に説得する人数が減るのは大きいしね。
「じゃあそんなコウタ君にトレーニングプランの選択肢を2つ上げるね。
1つはサクヤさんや未来のアリサちゃんタイプ、サポーターとしての遠距離神機使いを目指す。カッコ良く言うならキングメイカールートだね。
もう1つはエリック君やツバキさんみたいな、火力だしをするアタッカーとしての遠距離神機使いを目指す。
こっちもカッコ良くいうなら英雄、あるいはキングルート。
楽なのは前者、キツイのは後者だけど……どっちがいい?」
「……俺は英雄とかになりたいわけじゃないですけど、後者で」
「へぇ、選んだ理由は?」
「あのツバキ教官の後任がへっぴり腰なんてのは、
そう言って彼は神機、モスティブロウの持ち手を撫でる。
……気のせいかな、コウタ君の手に呼応する様に神機のコアが駆動してるように見えた。
神機が人格を得るには大量のアラガミを捕喰する必要がある。
それはつまり、神機というアラガミのコアが大量のオラクル細胞を取り込むことで、学習し、発達し、より更なるアラガミを喰らうために神機使いとコミュニケーションを取る為の狩りの手段だ。つまり、雨宮ツバキという歴代トップクラスの神機との適合率を誇る、即ち遠距離神機に精製した多大なオラクルポイントを食わせ続けていた神機だ。
実際のアラガミのコアを多く捕喰しているリンドウさんの神機が、レンという実態を得るに至るんだからツバキさんの神機がそういう前兆があっても可笑しくはない。
……問題があるとしたら
まあ、リンドウさんの神機以外実体化した例は無いから考えなくてもいいかな。
「ニーナ隊長?」
「ごめん、ちょっと気になることがあってね。
なんにせよ、良い理由だね。苦楽の道があって楽を選択しない男の子はカッコ良い。私自身教え甲斐があるよ」
「実際気になってるんですけど、いきなり接触禁忌種とやり合う訳じゃない……ですよね?」
「そりゃね! いきなりやり合えなんて言わないよ。代わりに、常にバースト状態を維持しながら、私と接触禁忌種のタイマンを見学してほしいんだ」
ファーストステップは、目を慣らすこと。
いきなり放り込んで勝てるような人間は、私みたいな動きを知ってるモノ以外普通は居ない。
そのため先ずは見たことがないアラガミの動きに目を慣らす。加えてここから相手の攻撃範囲が見えれば安全圏から射撃が出来たり、当たらない位置に予め陣取れば近距離でも生き残れる。更に予備動作、後隙や前隙が見極めれれば攻撃も自由自在だ。
「見学……ですか、ちなみに今日戦うのは?」
「とりあえずハガンコンゴウ3体。場所は鎮魂の廃寺だね。
コウタ君、コンゴウ通常種、堕天種、接触禁忌種の違いは何かわかる?」
「え? えっと、純粋に固くなったり、攻撃力が上がったり、後は耐性や攻撃の属性が変わることじゃないんですか?」
通常種、堕天種、接触禁忌種の違い、それは確かにコウタ君が言った全てが当てはまる。だけど、明確に足りないことがある。
「加えて、通常種より、堕天種が、堕天種より接触禁忌種が動きが早くて、知能が高い傾向にある。覚えておいてね、偶にホールドトラップを見て避ける奴も出てきてるから、そのうちスタングレネードを目を瞑って回避するやつも出てくるかもしれないし」
ゲームにはなかった点の1つ、当たり前なんだけどただでさえ(アラガミの)神速! (アラガミの)連撃! (アラガミの)狩りはここまで進化した! なんて揶揄された時代がある原作だから、任務難易度が上がるほど、接触禁忌種とかの攻撃速度まで上がってたらたまったもんじゃないわけだけど、私自身ディアウス・ピター辺りは初見の時に(ヴァジュラに比べて)動き早い気がする! と困惑したものだ。
それがこの世界ではより顕著な感じがする。
接触禁忌種は通常種や堕天種が進化した訳では無く、身体構成段階から通常種や堕天種に比べて強いモノとして形成されている。
だから、通常種やせいぜい堕天種程度しか見た事ないコウタ君を強くする為には、接触禁忌種の速さに慣れさせる必要があるワケだね。
「今回は一体ずつ戦う。1体目は最速で殺すから私の理論値としてこんなもんなんだってことを理解して貰う。
2体目はハガンコンゴウの攻撃から回避のタイミングと回避の際に向かうべき場所を教えてから殺すから、覚えるつもりで見ててほしい
3体目はなぶり殺しにするからハガンコンゴウのどんな攻撃が私に飛んで来るか、声に出して予想してほしい。5回連続で正解するまで続けるから、私の事をつまらない事故で殺したくなかったら早めに当ててね」
「お、おっす! 頑張ります!」
事故で死ぬことを言った途端にコウタ君の顔が引き締まる。
直近でリンドウさんがKIA判定を受けたばかりだからか、少し真剣味が出てきたみたいだ。元から真剣なんだろうけど、あんまり実感が湧いて無さそうだからした脅しだったわけだけど、効果があってなによりだ。
「ああ、あと私達は知っての通り新型じゃない。リンクバーストによるバーストは出来ないから、コウタ君は戦闘開始後、常にバースト状態を維持するために強制解放剤を摂取してね。これは身体能力向上による動体視力の強化を兼ねてるから絶対。
加えてさっき渡した超視界錠も定期的に飲んどいて、擬似的にアラガミの位置が感覚的に分かるようになるから不意打ち防止だね」
テキパキと超視界錠と強制解放剤の説明をする。おずおずとそれを話を聞いて頷くコウタ君。強制解放剤は大体の人がヤバくなった時に1回はお世話になってるけど、超視界錠に関しては、私のユーバーセンスを研究していた榊博士が最近リリースしたものだから知らないのも無理はない。
ちなみに原作に存在してた気がするけど、使ったこと無かったのでこんなのあったなぁと思い出したくらいで、最近まですっかり忘れていた。結構便利アイテムだからみんな使えばいいけど、地味にコストがかかるんだよね、コレ。
「私はこんな程度じゃ死なないから安心してね。……そろそろ出撃ポイントだ。行くよ、準備して」
「了解!」
雑魚は接触禁忌種の近くに彷徨いていないことがままある。
コレはシンプルに接触禁忌種に付き従うことが出来ず、食い荒らされたりするからなんだけど今回もそのパターンらしい。
ミッションエリアの端の方に単独で浮いているハガンコンゴウを知覚し、そこに歩いて向かう。
コンゴウ神族であるから足音は最小限に、というのはコウタ君も言わずとも分かってるらしい。回収ポイントで何かを喰ってるハガンコンゴウの後ろを陣取り、神機を捕喰形態へ移行。
「お手本見せるよ」
『新興宗教ノマネゴトカ?』
神機の戯れ言を聴き流し、ハガンコンゴウの羽衣を喰い千切らせる。ハガンコンゴウの結合崩壊可能箇所は羽衣、背中、両腕の3箇所だ。そのうちの羽衣はこれで済んだから後は腕、背中の順だね。
「コウタ! 結合崩壊対象は腕と背中と羽衣! 後は腕壊したら背中壊して殺すだけだからな!」
ハガンコンゴウが羽衣を喰い壊された腹いせに活性化と共に腕を振りかぶってくる。神機解放状態に入ったおかげで、動作の一つ一つがよく見える。これは前方目掛けたパンチで予備動作に入ったら軌道修正されないからサイドステップで躱して、腕を斬りつける。向きを調整すれば溜めの無い左パンチを放ってくる。これは出が早いので、無理に避けずにバックラーで
「トロいねぇ!」
先程斬りつけた腕と全く同じ箇所を切り裂き、傷を大きくする。2度3度と攻撃をすれば、また腕を振りかぶった。これは回転する溜めパンチなのでバックステップを1度踏み、再度捕喰形態に移行。ハガンコンゴウの真正面から、ダメージを蓄積させた腕に喰らいつかせる。
「神機解放の延長! 腕の結合崩壊確認!」
ハガンコンゴウの苦悶の声を聴きながら、その腕の組織がズタズタに崩壊してるのを確認し、飛び上がる。腕が結合崩壊した結果活性化も解除され、動きはさらに遅くなった。
そのガラ空きの背中に神機を突き刺し、刺したまま捕喰形態に再度移行。アラガミのコアは基本的に身体の中心にある。即ち、背中から丸ごと喰い千切れば、結合崩壊と討伐、コアの摘出全てをこなせるという爆アド行動になるワケだ。
「クソザコの沈黙を確認。コウタ! ちゃんと見てたな? 出来そうか?」
「ムリに決まってるでしょ!?」
「ハッハッハ! そりゃそうか!じゃあ次はアイツらの攻撃の避けどころを教える!そこで見てな!」
ガハハと青い顔をしたコウタを笑い、先の戦闘音を聞きつけた2体目が現れる。
戦闘の最高値を見せた次は生き残り方を教える時間だ。コウタがどれ位で使い物になるのか、愉しみだなぁ。
コウタ君にはこれからニーナの戦闘に付いてこれるようになってもらいます。オマエは第2のエリックだ。
一人称小説なのであくまで目立たないキャラが多く居ますが、こいつの視点みたいかも!とかありますか?気が向けばそのキャラ視点で一話進行させます
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藤木コウタ
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雨宮ツバキ
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橘サクヤ
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アリサ・イリーニチナ・アミエーラ
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楠リッカ
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竹田ヒバリ
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大森タツミ
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台場カノン
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加納アリア