ハイスクールDxKA~怪異能の青年は世界を翔ける改 作:カオスサイン
Side刹那
堕天使コカビエルの襲撃から数日が経ち、俺は先輩達からお願いされて三勢力が行うという会談へと仲間達を連れて参加していた。
「俺は「神の子を見張る者」のアザゼルだ。
お前さんが暴走したはぐれ連中とコカビエルを下した霊能者の人間か。
手を煩わせたようですまなかったな」
「偶然の行きずりみたいなもんだったから特に気にしてねえよ。
あんな奴は何処にでも湧いてくる様な奴だから一々気を張り詰めてても仕方無えよ…だが…」
「え?」
「アンタが天使勢力の長だな?
アホな信仰という名の隠れ蓑のせいで落とさなくてよかった命が何人も居るようだが!
全っ然本物の信仰とエセ信仰を区別出来てねえじゃねえか!」
「そ、それは…」
俺は天使勢力に説教をかます。
天使長はげんなりしていた。
しばらくして…
「ですから私達は…」
「…」
どうやら和平を締結する為の会談らしいのだが人数少なくね?…っと思ったら勢力全員じゃないらしい。
これではどうぞテロして下さいといってるようなものだ。
案の定といった所か既に白龍皇とかいっていた青年が裏切ってテロリスト連中を手引きしていたようで学園を襲撃してきた。
「はあ…速攻で終わらすぞ!」
「「ええ!」」
どうやらグレモリー先輩の眷属がテロリスト連中に捕まって力を強引な手段で解放させられてしまった結果何人かが動けずにいるようだが勿論俺の嫁達には効かない。
「何だこれ?… 」
「アールグレイで皆さん落ち着いて下さいね!」
リズが茶粉を散布して取り囲んでいたテロリスト連中が眠りこけ出す。
「くっ…催眠攻撃だと!?…んなっ!?…」
「遅い!」
効き目が薄かった奴は俺が突撃し無力化させ件の眷属を救出し俺達は外に向かう。
そこではアザゼルのおっちゃんと褐色肌の悪魔の女性が戦り合っていた。
「其処迄だ!」
「なっ!?…只の脆弱な人間如きが私の後ろを取ってくるだと!?…」
「なあアンタ何故テロなんて真似してきやがったんだ?」
「それは私達旧魔王が世界の覇権を治め…」
「そんな目的だったら無駄に争う必要性はないだろう…しばらく眠っててもらうとしよう。
波っ!」
「!?…」
「彼女を頼んだ」
「お、おう…」
俺は霊力波を当てて女性悪魔を眠りに誘いアザゼルのおっちゃんに彼女を任せて再び構える。
「大人しくした方が身の為だぞ?なあ白龍皇さんよお」
「ほう、真逆カテレア・レヴィアタンまでもがこうも簡単にのされるとは…ますます戦いたくなったぞ!」
推奨戦闘BGM「バリバリ最強ナンバーワン」(Inst)♪
「下らない理由で向かってくるのならこっちも容赦は出来ねえぞ!波ぁっ!」
向かってくる白龍皇に対して俺は百衣観音経を構えて上空に居る奴の腕へと目掛けて巻き付けた。
「こんなもの!…!?おいどうしたアルビオン!?」
「『ぐおっ!?…あの小僧、我の動きを封じてきただと!?…』」
「何っ!?…」
「俺が霊能力者だという事をお忘れかい?そのドラゴンの武装の大本は魂で出来ているようなモノだろ、俺の高め鍛え抜いてきた霊力を以てすればいくらでも干渉出来るんだよ」
「よもやこんな事が!?…」
「さてこっからは地力で参らせてもらうぞ!はああああー!」
俺は逢魔ヶ刻を抜刀しながら飛び上がり白龍皇へ斬りかかった。
「ぐっ!?…は、速過ぎる!…」
「地に墜ちろ!」
俺は逢魔ヶ刻を振るい白龍皇を地上へと叩き落とした。
「ぐはあっ!?…」
「二度と下らねえ理由で来んじゃねえぞ!」
奴を叩き落とした直後、奴の仲間で孫悟空の子孫だという奴が迎えに来て回収されていった。
会談後…
「姫島先輩でしたっけ?
いい加減に張る必要性の無い意地を張るのはやめた方が良いぜ」
「何の事でしょう?…」
「いやいや言っただろ張る必要性の無い意地だとよ…そのせいで縛られちまって未だに動けず成仏も出来ないでいる霊がアンタの後ろに居るぜ?」
「!…それって…」
「だから一度腹割って話した方が良いんじゃないか?
桃音、頼んだ」
「はい、口寄せ」
俺は桃音に口寄せを頼んで姫島先輩の地縛霊兼背後霊となっていた恐らく母親であろう霊を呼び寄せさせた。
「『朱乃…』」
「そ、その声は!…本当にお母様?!」
桃音の体を使って別の女性の声が聞こえ姫島先輩は驚く。
「『ええそうよ!…朱乃…あの人を許してあげて!…』」
「で、でもお母様!…」
「『私が亡き者とされたのはあくまでも姫島本家の手によるもの…確かにあの人は来れなかったけどそれでも私達を想っていてくれているのは明確よ…』」
「お、お母様…私は…」
「『何時かあの人と再会する時があるなら伝えて頂戴…私は何時でも貴方達を愛し見守っていますと…』」
「お母様!…」
姫島先輩の母親霊はそう告げると無事に成仏していった。
「…五大宗家ねえ…」
「通りで姫島先輩の事見覚えがあると思いました」
そこですせりが思い出したかのようにそう言った。
「幼少の頃に元母に連れられて行った大規模な集会がありましたから…その者達はロクでもない者達だった気がします」
「…」
どうやらすせりはそう五大宗家にそう感じていたようだ。
姫島先輩からも聞いたがどうやら彼等は自分達の望まない力が宿っていたら例え我が子であろうと平気で処分を下しているらしい。
彼女も母親もその処分が下った上に堕天使と交わった事でより一層命を狙われてしまう切欠を与えてしまったと…。
「実に下らない連中だな…」
「そうですね」
必要以上に恐れて力を力としてしか見ようとしない連中が日本最強の異能力者集団を名乗っているとは片腹痛いぜ…俺は霊能者としてそんな連中に学ぶ事などは無いのだと悟り、喧嘩を売る事に決めたのだった。