ハイスクールDxKA~怪異能の青年は世界を翔ける改 作:カオスサイン
Side五大宗家モブ男
「う、うわあああああー!?」
「何だというのだ!?あの圧倒的な迄の力は!?」
「ひい!?こっちに来てる!?」
とある日に一人の男が無謀にも我々五大宗家に喧嘩を売りにやって来たのだ。
迎撃に出た我々だったがそのたった一人に逆に追い詰められてしまっていた。
「何の騒ぎであるか?!」
「コレは!?…」
「!」
そこで漸く騒ぎに気が付いた現当主様達が姿を表に現した。
よしコレでこの侵入者を排除出来る!そう思われたかに思えたのだが…
「漸くお出ましか…古い下らぬしきたりに囚われ力を御する事すらもロクに教授する役目も全うせずに権力の座に踏ん反り返り気に入らなければ一方的に幼い命すらも徹底排除する…そんなテメエ等なんか今此処で潰えろ!」
「何っ!?…黙っていればつけあがりおって!」
「つけあがっているのはそっちだろうが!波っ!」
「ぬおっ!?…儂等の力が!?…」
当然襲撃者に対して当主様達は迎撃に出たが逆に追い詰められてしまっていたのだ。
信じられない光景に唖然となり我々は一体何を敵に回したというのだ!?という思考しか出てこなかった。
「き、貴様!一体何者だ!?」
「俺は宮ノ下 刹那…神山の霊能力者だといえば理解出来るか?」
「神山だと!?…」
当主様達が襲撃者の正体に絶句していた。
聞いた事がある…確か霊能力者の総本山の一族だと古代から云われている…我々はそんな人間一人の怒りを買った事によって壊滅状態に追い込まれてしまったのか…
「これで理解出来た筈だろう?いくら最大の組織といえど俺には勝てない事がよ」
「い、命だけは!…」
「テメエ等の命なんざ別に欲しくねえよ…今迄見捨ててきた者達への罪を認めて豚箱に行けや!」
こうして日本最大の異能者組織であった筈の五大宗家は呆気無く終焉を告げられてしまったのだった。
しばらく時間経過した頃、Side?
「何?それは真か?!」
「ええ、たった今緊急で入ってきた確かな情報でございますよ」
「どうしたんだ?婆ちゃん」
俺様は川平 啓太、川平家当主に着々と近付いているいぬかみ使いの男だ!
「五大宗家が実質滅びたとの情報が入ってきたのじゃ」
「は!?」
俺は婆ちゃんからとんでもない事を聞かされて絶句する。
確か五大宗家って異能者の最大組織の筈だ。
それが何故?
「五大宗家は時代遅れの古いしきたりに囚われて人にはとても言えぬ良からぬ事を組織ぐるみでやっていたようじゃからの…権力になぞ動じぬ誰かの怒りを買ったのじゃろうて…遅かれ早かれというものじゃろう…」
「ま、真逆な…」
婆ちゃんの話を聞いて俺は心当たりがあり己の頭の中にかつてもう一人の当主候補である薫に弟子入りを志願してきて共に修行してきた一人の青年の事を浮かべていた。
彼ならやりかねない…彼は師である自分達や婆ちゃんよりも強いいぬかみ使い兼霊能者だ。
己の正義によって何処かで五大宗家の悪事を知って乗り込もうとするのも十二分に考えられた。
「それよりも啓太よ、薫や仮名殿とも一緒に京都に向かって欲しいのじゃ」
「京都に?どうしてまた?」
「京都の裏側を支配しておる知り合いの妖怪から要請が届いての…不穏な何かが動き出そうとしているから来て欲しいそうなのじゃ」
「分かったぜ婆ちゃん!」
俺は早速京都入りする準備に入ったのだった。