とってもデカいのだぞ!
カッコいいと思うのだが、どうだろう。
出会いは普通かもしれない。
顔を合わせるなり、
『でっかい!!』
と発言し、
触りたそうに手を伸ばす。
伸ばされた手から逃げようとすぐに距離を取る。
『何を考えてるのですかぁぁぁぁあ!!
危ないだろう。危険だろうが。
馬鹿でちゅか?』
その逃げ足と言うか、
跳躍力が更に興奮させている。
もう、キラキラと目を輝かす。
何しても無駄かもしれない。
テレビよりも現実の方が迫力があるのは確かだ。
『ちょっと待って!!
着替えてくる!』
思いついたようだ。
そのまま家へ走り出す。
なんか、騒動の予感である。
『はあ!?
何、なんで走ってるの!?』
うん、がんばれ。
着替えてまたの再登場。
完全なダイビングの姿である。
マスクとスノーケル完備のウエットスーツ着用で
酸素ボンベはない。
そんなものを期待するではない。
『泳ぎましょう!!』
言うなり、海に飛び込む。
諸君らに対し言うが、
ここは、ポケットモンスターの世界である。
海にだってポケモンが居る。
街のすぐ近く、海ですがいますよ。
『危ないと言うのが解らないのか!!
それと、俺に近づくな』
間違ってない。
間違ってない。
まともなことを主張しているのは確かだ。
『暴れちゃダメでしょ?
一緒に泳げないからね』
寂しげな眼や夢想の期待を抱く。
そんな子供の目を見て何も感じないか!
暴れていません。
むしろ、こんな子供に手を挙げるなんてしたら
鬼です。
おまわりさーん。
こっちです。
と声をかけるべきである。
『勝手にしろ。
で、お供はいるのか?居ないよな?
もちっと、大きくねぇと居ないはずだもんな。
だよな?』
周りを見渡しても、居ません。
大人もポケモンも居ません。
次に子供を見る。
モンスターボールを持ってそうにありません。
『俺がしっかりしないと、だな。
って、其処を掴むな!!
海中のバランスが、俺の肉体バランスが崩れちゃう!』
と慌てるが楽しそうだね。
楽しく泳ぐ。
子供と大人が楽しく泳いでいるわけではない。
現実を見よう。
子供、女の子は楽しく泳いでいる。
大人である、彼は体の一部を掴まれても
楽しそうに声を上げている。
「コッココ」
訳、ヒレから手を離すなよ。
だそうだ。
しかし、このコイキングはバグっていた。
正式にバクっていた。
なんせ、竜の怒りとハイドロポンプ完備。
え、ちょっと欲しいと、狙われそうだ。
しかし、だが、コイキング。
最弱の名を関すキング。
彼の存在と女の子の存在を知られるのは
もう少し先である。
「有難う!
これはお礼だよ」
辛い、渋い、甘い、苦い、酸っぱい木の実、5個を
水中に浮かべる。
辛い木の実を食べて、他の木の実を器用に持っていく。
口に一つ、ヒレに三つ。
もはやバランスゲームだ。
バグったコイキング
荒波にもまれ、
大海原に適応した立派なキング。
だが、それでも最弱。
底辺からは抜け出したが・・・。
頑張れ。
君には明日がある。
なお、技もバグを起こしているが、
またいつかの公開を待ってほしい。
【コイキング】
トレーニングにちょうどいいかもな。
これ、俺の苦手な味だ。
・・・。
貴重な食い物に文句はダメだな。