それではどうぞ。
命蓮寺の一件から数日後、
蓮翔は賽の河原にいた。
「なんで俺だけなんだよ。」
「まぁまぁ落ち着けって。」
「早苗の野郎風邪引きやがって。」
「忙しかったんだろうなぁ。
銀髪は?」
「あいつはかりちゅまお嬢の子守りだろ。」
「あ~ね。」
「しっかし変わった河原だな。」
「ここには子供がたくさんいるからなぁ。」
「そうか・・・」
蓮翔は合掌した。
「・・・優しいねぇ。」
「食い物はないけどな。」
すると、
「グオオオオオオン!」
「ガウガウ!」
「ピギューン!」
「ピギューオン!」
たくさんのオオカミ、カワウソ、オオワシが現れた。
「何だ!?」
「落ち着けこいつらは霊だ!」
「グオオオオン!」
「来るぞ!」
「わーってる!」
勇儀と蓮翔でボコボコにし始めた。
〈スキマの中〉
「まさかこんな事になったとはね・・・」
「紫様・・・」
「ええ・・・あの二人に任せましょう・・・
って待って待って!もう終わり?もう終わり!?」
「紫様どうされましたか?」
「待って!ホントに待って!ゆかりんの可愛さを!」
〈賽の河原〉
「おりゃあ!」
「ぐえっ!」
「こ、この人間強い!」
「この鬼も強い・・・」
「おい。」
「ぐえ!」
オオカミ霊の首元の毛皮を掴み
「回し者は誰だ?」
「ち、畜生界最強の・・・!」
「おいどうした?言えねぇのか?」
コネクトで狙杖を取り出して突きつけ、
「言え。」
「ヒ、ヒイィィィィ!」
「言え!」
「蓮翔!落ち着け!」
勇儀に抑え付けられた。
「そんで誰なんだい?」
「畜生界最強の勁牙組組長の驪駒早鬼だ。」
「畜生界ねぇ・・・」
「知ってんの?」
「ああ地獄の隣にあってなおぞましい所でな。
あたし達よりやべぇやつしかいねぇ。」
「治外法権の場所って訳ねぇ・・・」
「な、なぁあんた強えのか?」
「は?」
「当たり前だろ!あたしに勝つ男だぞ!」
「頼む・・・畜生界を救ってくれ・・・」
オオカミ霊が弱々しく頼む。
「はぁ?あんたらちょっと虫が良すぎやしねぇかい?
あんたらは「姐さん。」な、なんだよ?」
「話を聞こうか。
何があった?」
「・・・畜生界にはあんたと同じように人間霊がいる。
そいつらは俺達にとっては奴隷だったんだ。
もちろん奴隷には死んでもらっては困るから霊長園を造って押し込めたんだ。
だが人間霊達はあの忌々しい埴安神を呼び出したんだ。」
「埴安神って?」
「偶像を創る神だ。
偶像には俺達じゃ歯が立たなかったんだ。
それからだ奴らが変わったのが・・・」
「大体わかった。
つまり、その埴安神ってやつが現れてから畜生界が変わった。
そして今では埴安神の奴らに支配されたって事か?」
「ああ、そうだ。
だから頼む。
俺たちの畜生界を助けてくれ・・・!」
弱々しく土下座して頼む。
「わかった。」
「蓮翔・・・」
「だが、俺がすることに口出すなよ。」
「な、何をするつもりだ!」
「それは今は言えない。」
「・・・」
「あ、ちょっと待ってて。」
「え?」
テレポートを使って寺子屋に向かった。
「あの~すみません。」
「あ!パパ!」
「ルーミア・・・」
「蓮翔どうしたんだ?まだ授業中だが・・・」
「実は頼み事を受けまして相当お迎え遅れます。」
「パパ!私も!「ダメだ。」なんでなのだ!」
「今回のパパのお仕事はな。命がけの仕事だ。
お前を巻き込めない。
大丈夫だ。ちゃんと帰って来る。
しっかり待っているんだぞ。」
「わかったのだ。」
「それじゃあルーミア頼みます。」
「ああ。任せておけ!」
「それじゃ!」
またテレポートを使って河原に向かった。
「またルーミアか?」
「うん。さて行くか。
案内頼むよ。」
「ああ。任せてくれ。」
動物霊と共に畜生界に向かう蓮翔達であった。
実は神霊廟と鬼形獣で悩んだんですよ。
結果鬼形獣にしました。
さぁどうなるか。
次回もお楽しみに!