それではどうぞ。
「え~!お兄様いないの~!?」
「あ、ああ・・・」
フランは蓮翔の元に飛んで行ったがいなかった。
「蓮翔なら今永遠亭に・・・」
「ありがとう!」バビューン!
「速!」
聞いてすぐに飛び上がった。
「どうしたんだ?」
「パパ~!」
「どうした?」
「遊んで~!」
「お前怪我大丈夫なのか?」
「大丈夫なのだ~!」
「かなり傷が治っているわ。
このまま完治すれば晴れて退院よ。」
「そうですか!そりゃあよかった!」
「もう少し居てもいいのよ?」
「・・・すみません。俺達には自分達の家があるので・・・」
「・・・いいのよ。こちらもごめんなさいね。」
永琳は蓮翔を撫で始めた。
「でもね。私はあなたにいてほしいのよ。
だったらせめて二人で遊びに来て。」
「わかりました。」
「む~!」
「ルーミア。そうやってすぐにむくれないの。」
「だって~!」
「フフフ♪可愛いわね♪」
「まったく・・・」
すると空から、
「お兄様~!」
「うん?」
「お兄様~!」
「フラン!?」
「お兄様!大変大変!大変だよー!」
「ど、どうした?」
「咲夜がボコボコにされてる!」
「お前な・・・あいつがそう簡単にやられるわけないだろ?」
「それが!咲夜のお父様が来たの!」
「は?あいつのお父ちゃんが?嘘だろ!?」
「本当なの!」
「とにかくやべぇんだな!
わかった!」
「どうしたの?蓮翔くん?」
「ちょっくら行って来る!
永琳さん!ベット開けといて!」
「わ、わかったわ。」
「フラン!行くぞ!」
「うん!」
テレポートで二人でワープした。
「私も行きたかったのだ~!」
「着いたって美鈴!?」
「れ、蓮翔さん・・・」
「じっとしてろ。」
リカバリーで回復させた。
「あ、ありがとうございます!」
「礼には及ばねぇよ。」
コネクトを使い、
「よいしょ!」
「うひゃあ!」
早苗を引っ張り出した。
「れ、れんくん!?」
「黙って聞け。
咲夜の父ちゃんが暴れているらしい。」
「え!?さくちゃんのお父さんが!?
でも消息不明になったんじゃ!?」
「何でかは知らん。
でも助けに行くぞ。
本人はキレ散らかすだろうけど。」
「泣くんじゃない?」
「ありえそうだな。」
ズドーン!
「れんくん!」
「とにかく急ぐぞ!」
「あ!待ってよ~!」
「足速!」
「うぅ・・・」
「パ、パチェ・・・」
パチュリーが加勢に来たが手も足も出ずに倒れてしまった。
「さて咲夜。」
「な、何よ・・・」
変身を解いて人間態に戻った。
「こっちに来い。」
「嫌よ・・・もう・・・決めたのよ・・・
私はお嬢様の元で仕えるって・・・
あいつらともう一度生きていくって・・・
だから・・・うっ・・・」
膝をついてしまった。
「咲夜!」
「悪く思わないでくれ咲夜。」
咲夜を掴み取ろうとすると誰かに腕を掴まれた。
「往生際が悪いぜ。咲夜の親父さん。」
「君は・・・」
「れ、蓮翔・・・」
蓮翔だった。
さらに、
「とぉ!」
「ぐわ!」
ドロップキックを喰らってしまった。
「だ、誰だ?」
「早苗・・・あんたまで・・・」
「さくちゃん!」
「ったく・・・大丈夫か?」
「え、ええ・・・」
「さて・・・」
「さくちゃんを私達から離そうとするなんて・・・」
二人がベルトを装着しようとすると、
咲夜が二人の肩を掴んだ。
「待ちなさいよ・・・」
「咲夜?」
「私がやる・・・」
「でもさくちゃん・・・そんな怪我じゃ・・・」
「わかってる。
でも・・・誰にだってやらなきゃいけない時がある・・・
でしょ?蓮翔。」
「咲夜・・・」
「お父様・・・私はあなたに感謝しているわ・・・
でも・・・不自由な事が多かった・・・
そんな私に光をくれたのがお母様・・・そしてあの二人だったわ。
お母様はいつも私に「信じていれば明るい未来は来る」って言われたわ。」
懐中時計を見つめた。
「私はお母様の思いを受け継いで前に進む!
あいつらだけじゃない・・・紅魔館の皆の為にも!」
すると懐中時計が光り始めた。
「な、何?」
〈咲夜の部屋〉
ビキ・・・ビキキ・・・ビキビキ・・・
バキャーン!
『さぁ!行くわよ!』
ドゴーン!
『さぁ!ついに復活よ!』
壁から白いキバットが現れた。
「だ、誰!?」
「あらまぁ咲夜!こんな大きくなって!」
「ま、まさか・・・
「お母様!?」
「「「「「「えええええええええええええええええ!?」」」」」」
「た、確かそういえば・・・」
「あの人がテンション高い時ってこうなるのを思い出した・・・」
「お前・・・何故・・・」
『死んでも死に切れなくてね~こうなっちゃった!』
「お母様・・・」
『さぁ咲夜!私に噛まれて変身よ!』
「は、はい!」
美夜を手に取り、
『ガブリ!』
噛まれてエネルギーを注入させると文様が浮かび上がった。
前に突き出して、
「変身!」
出現したキバックルにセットして変身した。
その姿は高貴な着付けで腰には白銀の剣、美夜の形見の懐中時計を装備した姿に変身した。
『この姿こそ咲夜の新しい力!タイムフォームよ!』
姿は伝説の吸血鬼ハンター。
装備の剣は月と十六夜のシルバーブレードです。
次回もお楽しみに!