それではどうぞ。
「す、すげぇ・・・」
「かっこいい!」
「キバキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
早苗がテンションアップしていた。
「さぁ行くわよ!シルバーブレード!」
「いいだろう。ふん!」
怪獣態になった。
「はぁ!」
一瞬の内に二撃叩き込んだ。
「ぐっ!」
「たぁ!」
瞬速の速さで一撃切り込んだ。
「は、速い!?」
「す、すごい!」
「おいおいマジかよ!?」
「喰らえ!」
口から破壊光線を放ち始めた。
「キング・クリムゾン!」
すると時の速さが減速した。
「今よ!この攻撃を断ち切る!」
『シルバーバイト!』
刀身に噛み付いた。
頭上に放り投げると、二本に分裂してクロス状に修夜を斬り倒した。
「ぐあっ!」
「これが新しい私の力!」
『そうよ咲夜。あなたにピッタリでしょ?』
「はい!お母様!」
「くっ・・・」
「これでとどめよ!」
ウエイクアップフエッスル美夜が吹くと、
両足にエネルギーが溜まり、
修夜に蹴りのラッシュを叩き込んだ。
「はぁぁぁぁぁぁ!」
「ぐっ・・・ぅぅ!」
蹴りの反動で距離を取って飛び上がり、
「たぁぁぁぁ!」
空中でキックを放った。
「ぐあ!」
思いっきり蹴り飛ばして爆発した。
「ぐあああああああ!」
そして人間態に戻ったが体が光り始めた。
「お、お父様!?」
「わかってたんだ・・・怪獣態になってから・・・
こうなるってな・・・お前には私の意志を受け継いで欲しかったんだ・・・
だけど・・・お前は自由になりたかったんだな・・・
昔から厳しく育ててすまなかったな・・・」
「お父様・・・」
「あの二人みたいに自由になりたくてしょうがなかったんだな・・・
私は父親失格だな・・・」
「お父様!そんな事言わないで!」
「すまなかったな・・・」
「お父様!」
「あの三人と幸せにな・・・」
「お父様・・・」
咲夜にネックレスを渡して、
「咲夜・・・私の愛する娘よ・・・」
最期の言葉を残して光の粒子となって消えてしまった。
「お父様ぁぁぁぁぁぁ!」
膝をつき泣き始めた。
蓮翔と早苗は黙って咲夜の隣に座った。
「さくちゃん・・・」
「・・・」
早苗が慰めて蓮翔は寄りかかった。
紅魔館には咲夜の泣き声が響いた。
魔法陣が展開されて中から蓮翔と咲夜、早苗が出て来た。
「あら!おかえりなさい!」
「ただいま義母さん。」
「早苗ちゃんと咲夜ちゃんも!」
「お久しぶりです!」
「・・・」
「咲夜ちゃん?」
「あ~気にしなくていいよ。
咲夜。永琳さんの所に行って来いよ。」
「・・・ええ。」
「どうしたの?」
「・・・父親が死んだ。」
「そんな・・・」
「立ち直るの結構かかりそうだけどな。」
「大丈夫かな?」
「さぁな・・・俺にゃわからん。」
「それは人によるわ。」
「やっぱり?」
「過去を引きずる人、そうでもない人。
色々いるのよ。その影響で死んでしまう人もいるわ。」
「そんな人もいるんですね・・・」
「あいつ大丈夫かな・・・」
ふと蓮翔はガルとルーミアを見た。
「どうしたのれんくん?」
「俺が死んだらあいつら大丈夫かな?」
「今はそういうことは考えちゃ駄目よ。」ナデナデ
聖は蓮翔を撫で始めた。
「死ぬことを考えてたら楽しくもないでしょ?
蓮翔くんは面白いこととか楽しいこと考えるのが好きでしょ?」
「まぁそうだけど・・・」
「どうしたのだ~?」
「大丈夫だ。
お前はパパが好きだもんな。」
「うん!パパのこと大好きなのだ~!」
蓮翔はルーミアを撫で始めた。
(いつか俺は死んでしまうその時はこいつは・・・
いや・・・だったら死ぬまでこいつの父親として生きるか!)
「我が主・・・」
「ガル・・・お前はいつまで俺に着いてくるんだ?」
「我が身が消えるその時までございます!」
「そうか・・・」
「いつかれんくんと結婚したいな~!」
「まだ言うのかよ!」
「だって「ダメ~!」え!?」
「パパは私のなの~!」
「ルーミア・・・」
(かわいい~!)
「うちの子はあげないわ!」
「お義母さん!息子さんを「ざっけんなお前!」だって~!」
「俺今のままがいい!」
「だったられんくんと無理矢理くっついてやる~!」ムニュ!
「離れろ!」
「ダメ~!パパは私の~!」
「お前もか!」
「私の旦那から離れなさ~い!」
「オメェも来るな!」
「コーラー!やめなさーい!」
「我が主から離れろ!この愚か者共め!」
「これでよし。もう大丈夫よ。」
「ありがとう・・・」
「お父さんが亡くなったらしいわね。」
「・・・」
「私は身内の事なんてわからないわ。」
「・・・」
「まぁ死んだとしてもどうでもいいわ。
身内の事は好きじゃないからどうでもいいわ。」
「おーい!咲夜ー!」
「さくちゃーん!」
「・・・何よ?」
「大丈夫か?」
「・・・ええ。」
「今度飯行こうぜ!」
「・・・いいわよ。」
「・・・なぁ咲夜。」
「何よ・・・」
「わりぃ・・・なんて言えばいいのかわからなくてよ・・・」
「・・・」
「さくちゃん・・・もしかしたらさくちゃんのお父さんはあの人達に改造されたりしたんじゃないのかな?
私も一回実験台にされたから・・・」
「あのマッドサイエンティストか。」
「ありそうね・・・」
「あいつならやりそうだな・・・
甘い誘惑に誘われたりしてな・・・」
「お父様はそんな人じゃないわ。」
「まぁ確かに・・・」
「捕まったとか?」
「早苗そういう手口だもんな。」
「うん・・・」
「咲夜・・・」
「・・・」
「お前の親父さんはよ・・・多分あいつらに利用されたんじゃねぇか?」
「え・・・」
「だっておかしくねぇか?
この幻想郷は辺境の地だぞ?
結界も張られているのにどうやってここに入って来られるんだ?」
「確かに・・・」
「そういえば檜山達が逃げた時ワームホールを使ってたわね・・・」
「もしかして異世界の人間!?」
「いや・・・ありえるかもな・・・」
「確かにでも何でライダーの力を・・・」
「そこが問題なんだよ・・・」
しばらく頭をひねったが、
「あー!やめだやめ!」
「収拾つかないよー!」
「はぁ・・・」
「咲夜!」
「何よ・・・」
「怪我治ったら飯行くぞ!
だから今は休め!」
「そうだよさくちゃん!」
「・・・あんた達に聞きたいのだけれど・・・」
「何?」
「私はこれからどうしたらいいの?」
「お前の好きでいいんじゃねぇの?」
「は?」
「だってお前はお前じゃん。
後追いは許さねぇけど。」
「そうだよさくちゃん!だから今度三人でご飯食べに行こう?」
「まだ私は生きてていいのかしら?」
「当たり前だろ?お前の親父さんだって生きてくれって思ってたんじゃないか?」
「・・・」
「さくちゃん・・・」
「・・・」ポロポロ
「さくちゃん!?」
「な、泣いた!?」
「あれ?なんで?なんでぇ・・・」ポロポロ
「あ~えっと・・・咲夜・・・
身体貸すからよ・・・泣いていいぞ?」
「・・・いいの?」
「ほらよ。」
「う・・・うぅ・・・」
咲夜は蓮翔に抱きついて泣き始めた。
まるで子供のように泣いていた。
永遠亭に泣き声が響いた。
入院からしばらくして人里にて、
「れんくん!早く!」
「ほら早くしなさいよ!」
「わかったからちょっと待て!
じゃあ義母さん!行って来る!」
「ええ。いってらっしゃい。」
「どうかお気をつけて!」
「私も行く〜!」
「ルーミア。いい子にしてな。」
「ぶ〜!」
「今度二人で行こうな。」
「は〜い・・・」
「じゃあ行って来る!」
「ええ。」
「早く!」
「わーったから!」
「本当に幸せそうね・・・
あの子のためにも私も頑張らなきゃ。」
その日一人の少年と二人の少女の笑顔が輝いたという。
三人の成長が楽しみだ。
次回もお楽しみに!