それではどうぞ!
「月に行かないかって?」
「ええ。そうよ。」
蓮翔の家に紫が訪ねて来た。
要件は月に向かうか否かということだった。
「行って何するんだ?」
「観光よ。」
「・・・断る。」
「あら?それはどうしてかしら?」
「あんたのその目はうそをついている目だ。
そういう目は何度も見たからな。もう慣れてる。
何が目的だ。行って貰おうか。」
「・・・」
「少なくとも平和的な目的じゃないな。」
「・・・その根拠は?」
「扇子だよ。
いつものあんたならすぐに飛びつくし何かしら物を買ってくる。
だが、今日のあんたはそうじゃなかった。手ぶらで落ち着いていた。
話を聞いていて薄々感づいていたよ。
それに確信したのは扇子さ。あんたは口元を扇子で隠したりしていた。
その時に確信したね。裏があるな?」
「・・・」
「行って貰おうか。」
「ふふふ・・・さすが蓮翔。
ものすごい観察眼ね。」
「あんたが教えてくれたからな。
仕草、口癖をしっかり見ろってな。」
「・・・月への侵攻よ。」
紫は淡々と話し始めた。
「かつて私は月に攻め込んだわ。
だけど月の軍事力、それだけじゃなった月の賢者には勝てなかったわ。
だけどあれから年月が経ったわ。
あなたにも協力してほしいの。」
「・・・断る。」
「あら?なぜかしら?
あなた暴れるのは好きなはずでしょ?」
「確かに好きだね。
だがよぉ・・・侵攻っていうクソみてぇなことのために力付けたんじゃねぇんだわ。」
「・・・」
「それを教えたのはあんただろ?」
「・・・」
「喧嘩に明け暮れてた俺に教えてくれたろうが!
そんなあんたがそうしてどうする・・・
俺が好きだったあんたはそんなクソ野郎じゃなかった・・・
・・・俺は参加しねぇよ。
驪駒とルーミア、ぬえに為にもならんし、嫌われちまうしな・・・
帰れ。」
「蓮翔くん・・・「帰れ!」!?」
「あんたが死んだら笑ってやるよ。でけぇ声でな!」
そのまま外に出て行った。
「駄目ね・・・まぁ咲夜ちゃんだけでもかなりの戦力よ。
先にレミリア・スカーレットを誘っておいてよかったわ。」
そしてスキマに入っていた。
〈守谷神社〉
紫はスキマで守谷神社に移動して同じ内容を早苗に持ち掛けた。
だが、
「お断り申し上げます。」
「咲夜ちゃんも行くのよ?なぜ断るのかしら?」
「私は現人神として崇め奉られました・・・
ですがれんくんやさくちゃんに出会って私は変われました。
れんくんが行かないのは理由があるし、さくちゃんが行くのにもちろん理由があります。
私はさくちゃんが侵攻に興味がないのと信じています。
それに・・・
私達は侵攻という悪事に手を汚すために強くなったわけじゃありません!」
「・・・」
立ち上がり、
「お引き取りください!
何を言われようと侵略に協力する意思はありませんから!」
「・・・わかったわ。」
スキマを開き紫は帰って行った。
「早苗。」
神奈子が入ってきた。
「よく言い切れたな。よくやったな。」
「はい・・・」
「今日はもう休め。遊んで来な。」
「はい。」
「蓮翔とデートして来な。」
「!はい!」パァァァ
「よし!行って来い!」
「はい!行って参ります!」
外に飛び出して行った。
「早苗は元気だね~!」
「嫌なことがあったら楽しいことで忘れないとな。」
「だよね~!」
「しょうがないわ・・・
あの二人抜きでやるしかないわ。」
紫は月への侵攻の準備をしていた。
これだけは言わせてください。
儚月抄のセリフとかさっぱりわかりません。
東方ファンの皆さん申し訳ありません!
次回もお楽しみに!