真・恋姫†夢想 正義の後継者   作:シバヤ

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リメイク作品であまり文章力が内にも関わらずお気に入り登録してくださった方ありがとうございます
創作意欲になりますので、これからもよろしくお願いします


10話

陳留から離れ、ここ数日は野宿や近くの村で一晩泊めてもらったりして過ごしていた

何か手伝いをしたり、それか対価を支払うことで材料や一晩過ごせる宿を提供してくれたりと生活に息詰まってるわけじゃなくまだ他人を受け入れられることが出来るほどだ

曹操さんの領域内はやはり街だろうが村だろうが暮らしやすそうな雰囲気を感じられた

だが……今いる周辺の自然からは力が感じられない

 

「趙雲さん、ここらはもしかして曹操さんの領域内から出ているんですか?」

「そうですな、先日ぐらい歩いた山が確か境目の辺りだったはずです」

「そうか……ちょうど山という境目があるから雰囲気の違いがハッキリと感じられたんですね」

「曹操殿の政事が優れているのは陳留に少し滞在しただけでもわかりましたからな。税は安く、治安は良い。まさに理想な領主と言ったところですがあのような者が少ない今、この漢という国は腐敗してきているのです」

 

ここまで酷いことになっているのか

この時代の歴史については一通り頭に入れてあるが確かに黄巾の乱、反董卓連合と漢は崩壊の道を進んで行った

この世界を知りつつ手を貸せる事はしてきたが……今のままでは一瞬の出来事にしかならない

平和な世界を作りたいのならばこの国に住む人のことを考えられる優秀な人が上に立たないといけない

かと言ってオレはそんな力はないし、正義の味方として助けられるのはこの手が届く人まで

だが、こんな世の中を見てしまっては黙ってはいられないな

何かやれることを考えなきゃ

 

「あれは──衛宮殿、向こうを!」

「戦闘が起きて……女の子が1人で集団と戦ってる!?ここからなら……趙雲さん!この距離ならオレは弓で狙え撃てます!」

「矢で撃たれるとは思えまい、怯んだ所を私が一掃致します!」

 

そう言って趙雲さんはものすごいスピードで駆け抜ける

オレは矢と弓を投影し、身体強化で視力を上げ狙いを定める

これぐらいなら、矢を外すことなどないだろう

魔力で生産した矢を束ね複数人に当たるよう、けれども女の子には当たらないように矢を放つ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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衛宮殿が弓を構える前に走り出す

衛宮殿の弓の腕は確かどころか外したのを見たことがない、故に邪魔にはならず確実に狙って欲しい所を射抜いてくれるという信頼しかない

 

「背を任せて戦う相手がいるのは良いものだな」

 

稟と風は戦えなかったし、香風は背を任せると言うより隣でお互い合わせていたというのが合っているであろう

まさかあの日、良い匂いを辿って偶然会ったお方に背を任せるとは

初めて会った時は面白い力を持っているし、料理が美味かったから少し付き合うのもいいだろうぐらいのはずだったが、時には弓、時には双剣で戦い私の援護を的確に行え、そして何より人々を助けたいという気持ちを強く感じられた

このような御仁に会えたのは奇跡だな

 

「ぐわっ!?」

「なっなんだ!?」

 

衛宮殿の矢が命中し、驚き戸惑う野盗共

これならば蹴散らすのは容易いこと

 

「せぇぇやぁぁぁぁ!!!!」

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「そこの者大丈夫か!助太刀致す!」

「えっ、あっ!はい!」

「ここからはこの趙子龍もお相手致そう。ああ、先に言っておく、私は一人ではないぞ」

 

言い終わるやいなや、また数人から悲鳴が起きる

見えない矢からの攻撃に怯えたか、すぐさま野盗共は撤退をしていった

むう、これでは出番があって無いようなものだ

安全を確認し、衛宮殿に頷き無事終わったことを知らせる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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趙雲さんからのサインで終わったことを確認し、2人の所まで駆け寄る

良かった、何事もなさそう何だけど……この子バカでっかい鉄球持ってるんだが……

助けはいらなかった……いや、あの状況を見たら誰であれ手を貸すべきだから間違ってないはず、うん

 

「2人とも助かったよありがとう!それに兄ちゃんすっごいね!あんな遠くから離れていてもあいつらに矢を当てれるなんて!」

「弓と目には自信があってな。それよりオレたちは旅の者でここらには来たばっかりなんだけどああいう連中が普段から襲ってくるのか?」

「うん、あいつらはここら辺に根ずいてる奴らなんだ。ボク1人でも倒せれるんだけど村から離れちゃったら村のみんなが危ないからこうやって守ることしか出来なくて……」

 

なるほどな、この子が村を守ってるから被害は出てないんだろうがもしこの子が盗賊の拠点を潰しに行ってる間に襲われでもしたら村は大変なことになってしまうだろう

守る数と攻める数の差が開けると起きてしまう厄介な問題だな

なら、オレたちが何とかすればこの子も戦わずに済むし村の人達にも平穏が訪れる

後は趙雲さんの確認して了承を得られれば……

 

「趙雲さん」

「考えることはわかっております。急ぎの旅でもあるまい、ここは我らが力となりましょう」

「ありがとうございます。その問題オレたちが何とかしてみせるよ」

「本当!?でもあいつら何度倒しても来るからきっと数が多いだろうし、それに関係ない兄ちゃん達を巻き込む訳には……」

「困ってる人は放っておいてはいけない、昔からそう決めてるんだ。それにあんな奴ら何人になって来ても負けないぐらいの強さはあるぞ」

「私なんて実力の少しも出せてませんからな」

 

確かに最初に攻撃した後あいつらはオレの矢で逃げていったし、趙雲さんは戦ってるとは言えない感じだったよな

 

「それなら……2人の力を貸して!ボクは村のみんなを守りたいんだ!」

「ああ、任せておけ。オレは衛宮正騎、よろしくな」

「私は趙雲だ、そのまま名で呼んでくれ」

「ボクは許褚!!よろしくね、正兄ちゃんと趙雲!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は村に案内されて許褚の家に泊まらせてもらうことに

まずはあいつらの拠点を見つけなきゃならない、といっても方法はあるから問題ないな

この世界にも自然体のマナが存在している

しかも魔術師はいないから一切の影響もない綺麗なものだ

そこに自分の魔力でもあればどんな所にいようが探ったりしやすい

投影した矢で攻撃すれば追跡もできるし、後は敵の数を把握するだけだがこればっかりは2~3日は欲しいところだな

っと、考え込んでるうちに料理の完成だ

趙雲さんは明日からまた戦うことになるし、許褚は今まで頑張ってきただろうから少しでもいい思いをして欲しいように、後はオレが作りたかったからだ

 

「お待たせ。さ、食べようか」

「いただきまーす!」

 

豪勢なものは出来ないから、ある限りのもので作り合わせたものだ

素材は陳留周辺のものと比べると質は落ちている……行商人は来るようだが、この時代冷蔵庫なんて便利なものはないから日持ちするもの以外は運べないだろうし新鮮なものなんてそれこそ自分たちで作った田畑の物とかになるだろう

ただ焼き加減、調味料などは完璧に仕上げたから上手くできたはず

 

「何これ!こんなに美味しいの食べたの初めて!!」

「口にあって何よりだよ」

「いいな〜、趙雲は毎日こんなに美味しいもの食べてるんでしょ」

「うむ、一人旅の時は空腹をしのげればある程度は適当に済ませてたが衛宮殿と旅を始めてからは食事が毎日楽しみになってだな」

 

そう言って貰えてオレも嬉しい

料理人が本職って訳じゃないけど家の料理作る人はプロの料理人レベルだったからな

さて、ご飯も食べ終わり作戦会議の時間だ

とりあえずさっきオレが考えた意見を言っておこう

 

「────という方法を思いついたのですがどうでしょうか?」

「ふむ。あれぐらいの数で攻められても確かに私たち2人で十分ですし、拠点を探す手間が無くなるのはありがたいことです」

「えーっと、その……まじゅつ?っていうわかんないけど正兄ちゃんの不思議な力で何とかなるってこと?」

「そういう事だ。流石に1回だけだと痕跡が薄いから2回ほどは襲撃を受けなければならない、そこだけはわかってくれ」

「2人が手伝ってくれるからばばっと倒しちゃえばきっとあいつらもすぐ逃げるはずだろうから大丈夫!頑張ろうね!」

 

オレの提案を実行することに

あんまり戦いたくないが……力ない人が苦しむのを助けるのも、盗賊には悪いけど悪を懲らしめるのも正義の味方のやるべき事だと思う

あまり期間は伸ばしたくは無いから物事が速く進めばいいんだけどな





星って魏のメンツからだとどんな接し方してるか分からないので結構自分の解釈で書いています。魏と蜀の革命やってから結構間空いてるのもあるので……
もし星はこんなんだよっていうのありましたら是非指南して頂けると助かります
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