真・恋姫†夢想 正義の後継者   作:シバヤ

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13話

 

オレと星が仕官してから早数ヶ月、様々なことが起きていた

まずは賊が暴れ回っているからと救助の要請が来たからそれをみんなが討伐しに

なんとこれが初めてじゃなく陳留の隣の郡、さらにその隣にともうかなり要請が届いていたらしい

苑州の各地から届いたということもあり、華琳の行動範囲は苑州のほぼ全域まで達そうとしていた

どの時代でも頼り切っている上の人っているもんだな

それから華琳が季衣、一刀を連れて陳登という人の元に視察に行ったりしたことだ

あまり詳しく聞いてないが田畑について関わっているということは聞いたな

野菜が美味くなり収穫量も増える。それはすぐという訳には行かないが確実に分かっていくことだろう

作り手としても非常に楽しみだ

もちろんそれを狙って賊がくる。それを守るのもオレ達だ

 

 

その間オレが何をしてたかって?

そりゃいろいろさ、まず街の警備

一刀はよく華琳と共に外に出ることがある

それを補佐するためにその間の警備や見回りをオレがやっている

おかげで街のみんなとは仲良くなって、八百屋とか買い物するおっちゃんとかには常連として覚えてもらった

他には────

 

「それじゃあよろしく頼むよ、星」

「鍛錬ならいつでも御相手いたしますよ」

 

オレは星に鍛えてもらっていた

あの戦いはオレが如何にこの世界では弱者として見えてしまうかわかってしまうものだった

けれど、ここには強者が数多くいる

星は多分桂花か同等に付き合いがあると思っているからこうして鍛錬の相手に付き合ってもらっているんだ

 

「正騎殿に足りないのはまず経験です。いくら魔術で戦えたとしてもそれは正騎殿の世界での話。命のやり取りとなる戦では新兵同様といっても変わりありません。私は本気で戦いますので自分より強者との戦いにまず慣れてくだされ」

「あ、あぁ!わかった!」

「では参ります!」

 

そう言うやいなやオレの前まで来て、槍で突いてきた

星の動きはある程度まで捉えられるそれは躱し、干将莫耶で斬り掛かる……が、それもまた相手にとって同じこと

オレの動きは星にとっても見えることだ

違うとしたら実力の差、初めは良かったとして後々から防戦一方になってしまう

 

「はっ!せぇい!」

「くっ!」

 

星の攻撃は素早い

攻撃を弾いたと思ったらすぐさまに槍が飛んでくるようにオレは攻撃が全くできていなかった

──一瞬だけ隙が見えた、多分オレに攻撃させるためだろうけど、オレはそこを斬掛ける

 

「らぁっ!!」

「うむ、甘いですな。正騎殿の足りない点の次ですが、攻撃が軽すぎます」

 

オレの二刀の攻撃は槍の柄で捉えられてしまう

 

「私は速さを主軸に置いていますが、それは槍故に。正騎殿は二刀流なので春蘭のように両手持ちと比べれば重さは半分になりましょうが、今はその基準にも満たしておりませぬ。私からだと例えばその双剣を素早く振り回している……そう捉えても見えます」

「なら、オレはその両方を基準値に持ってきて始めて将たちと戦えるようになるのか?」

「そうとも言えます。経験に関してはここには猛者が揃っていますのでそれぞれと戦い身に覚えさせましょう。戦い方はやはり毎日の鍛錬が欠かせませんな。魔術も毎日鍛錬していらっしゃるので同じように日課にしてみてはいかがでしょう」

「ああ、そうしてみる。ありがとう星、おかげで今何をやるべきかわかった」

「お力になれたようで何より」

 

魔術の鍛錬は毎日やってきたから、日課をコツコツやるのは苦手じゃない

これからは一歩づつ、確実に強くなれるようにしよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………華琳さまが州牧に?」

 

遠征から秋蘭たちが戻ってきて朝議でこの話になった

 

「ええ。苑州の正式な州牧にならないか、とね」

「「「おめでとうございます、華琳さま!」」」

「「「…………」」」

 

春蘭、華侖、季衣は喜んでいるが他のみんなは何とも言えない微妙な顔をしている

 

「……それは、一体誰からの申し出ですか?とても苑州の現州牧が華琳さまに申し出るとは思えせんが……」

「陳珪よ」

「……やはりですか」

 

オレ、星、季衣以外のみんなはわかったような感じでいる

きっとオレたちがここに来る前にその人と何かあったんだろう

 

「一刀、オレはその人のことあんまり知らないがなんかヤバい人なのか?」

「そうだな、考えが読めないというか裏があるというか……とにかく、華琳ですら警戒してるんだ。娘の陳登はいい子なんだけどな」

 

なるほどな……

どうやら朝廷とも繋がりがありそうだし、なかなかに危なそうな人なわけだ

豫州の沛国の相と他の州の人が州牧を決めれるんだからそうだろうし、この世界の政事の闇だな……

だが華琳は州牧になることを受けるようだ

 

「正騎、あなたは何か意見は?」

「オレは何も無いよ。受けようが受けないだろうが、華琳が選んだ道を支えるだけだ」

 

と、だけ答えておいた

オレは王じゃなくそれを支える一人だ

かのアーサー王に仕えてた円卓の騎士のように

どの道を進んでもそれに付き添い、支えるだけさ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、なんだかんだで今日は街の視察に

メンバーはオレ、一刀、華琳、春蘭、秋蘭、華侖、栄華だ

 

「華琳さまぁ……なんでこれらを連れていくのに、私はお留守番なんですかぁ……?」

「これらはないだろ、これらは。あと指差すな」

「物扱いはやめろよ。オレも一刀も人間だぞ」

 

馬鹿呼ばわりはもういつもの事なんだけど今までで初めてだぞ人扱いされなかったの

なんか居候してたの時よりも毒舌になってないか?

それとも栄華っていう同じ男嫌いの仲間がいたからさらにパワーアップしたのか?

 

「……一刀には、非常時の判断はまだ出来ないでしょう。正騎はまだ動けると思うけどまだ人を動かせるほどの力はないと思うわ。それとも、補佐で二人を残した方が良い?」

「邪魔だと思った瞬間に切り捨てて良いなら」

「なんでだ!それじゃ死んじゃうだろうが!」

「別にあんたなんか死んじゃえばいいのよ」

 

この、なんてこと言いやがるんだ!

相手は桂花だから手は出したくないがここは軽くチョップかデコピンでもしてやろうか?

 

「桂花さん、私も残りますから……」

「はぁ……柳琳こそ、街に行ってきていいんだけど」

 

相変わらずオレと一刀以外には態度かなり違うな

栄華も含め男嫌いだからまぁ仕方ないと言えば仕方ないんだけど……

 

「何かあった時と判断は二人に任せるわ。一刀と正騎を切り殺されてもかなわないから、あれは連れて行く。いいわね?」

「はぁい……残念」

 

そんな可愛らしく言っても意味ないぞ

さすがに殺されちゃたまらん、まだ死ぬ訳にはいかないしな

 

「そういえば星は行かないんだな、正騎が行くから着いてくるかと思ったけど」

「星なら『街の視察に向かわれるのでしたなら、私は景色を肴に酒でも飲んでいると致しましょう』って言って1人で呑んでるらしい。意外にも酒豪でな、こっちに来てから飲んでる時が多いんだ」

 

旅の時は酒なんてなかったからな

その分もあるし好きにさせてあげよう

……ただ誘われた時はどうするか、オレ酒なんて飲んだら一瞬にして酔う体質だし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだかんだで街に到着

なんか女の子三人による旅芸人がいた

秋蘭が言うには街道の安全がなければ旅芸人などは寄ってこない

つまりオレたちの働きが認められてるということだ

 

「狭い街ではないし、時間もあまりないわ。手分けして見ていきましょうか」

「では、私は華琳さまと……」

「一刀と正騎は私に付いてきなさい」

「お、おう?」

「あぁ、わかった」

 

華琳と一刀と見て回るのか

これならなんの不安もないしちゃんと見て回れるな

 

「な、なんだと貴様ら!ずるいぞ!」

「俺が誘ったんじゃないぞ!?」

 

全くその通りだ

今さっき華琳が言ってきたのちゃんと聞いててくれ……

ともかくなんだかんだでオレと華琳と一刀、春蘭と栄華、秋蘭と華侖という組み合わせで回ることになったんだ

確かにこの組み合わせなら、いやこの組み合わせじゃないと視察にならないんじゃないか?

秋蘭と栄華の組み合わせなら春蘭と華侖という何をするか分からないコンビになってしまうし

さて、オレたちが回るのは街の中央部、大通りとそこに並ぶ市場がメインだ

 

「なあ、華琳」

「何?」

「大通りは見て回らなくていいのか?」

 

一刀が華琳に聞いたけどオレもそう思った

なぜなら大通りじゃなく、小さな店や住宅がひしめき合う裏通りに入ったんだから

 

「大通りは後でいいのよ。大きな所の意見は、黙っていても集まるのだから」

「なるほどな、確かにあんなに賑やかなところだ、通るだけでも少なからずの情報が集まりそうだ」

 

裏通りよりも大通りの方が人がいるし何かと耳に入る

そういう分だとこの方が効率がいいのか

それに今回華琳が視察に来たのは街の空気を知り、ちゃんと住んでる人達のことを知るためでもあった

報告書とかだと全部を知ることが出来ないからか

そして露店の前の人だかりである光景があった

 

「はい、寄ってらっしゃい見てらっしゃーい!」

 

余り無いスペースに竹カゴがずらりと並べられてる

 

「……何だこれ?」

「カゴ屋のよう……だけれど?」

「見た感じ……そうだな」

「いや、カゴじゃなくて……こっち」

 

竹カゴが並んでるんだ、カゴ屋だろう

でも一刀は違うものに興味を示していた

これは……木製の箱?

でも中に歯車がごちゃごちゃ突っ込んである

というかこの時代に歯車なんてあるのか?

 

「おぉ、そこのお三方、なんともお目が高い!こいつはウチが開発した、全自動カゴ編み装置や!」

「全自動……」

「カゴ編み装置……?」

「へぇ……ん?」

 

あれ、これなんか見た感じ構造がおかしくないか?

このままだとどういう風にかはわからないけどたぶん壊れると思う

 

「せや!この絡繰の底にこう、竹を細ぅ切った材料をぐるーっと一周突っ込んでやな……そこの兄さん、こっちの取っ手を持って!」

 

「お、おう……?」

 

やべ、一刀言われるままにしちゃおうとしてる

止めないと

 

「ちょっと待て一刀、すまないがこの絡繰よく見せて貰ってもいいか?」

「ええよ。もしかして兄さん、絡繰に興味があったりするん?」

「あぁ。ちょっとガラクタ弄りが好きでね。……同調、開始(トレース・オン)

 

────基本骨子、解明

────構成材質、解明

うん、だいたいわかった

 

「ここの歯車とここの歯車、それからここの動力の伝達が甘いし強度が弱すぎる。たぶん竹のしなりに耐えられなくなって木っ端微塵……とまではいかないけど爆発するな」

「正騎、あなたこの仕組みがわかるの?」

「まぁな、昔からよくガラクタ弄ってることがあったからこういうのには詳しいんだ」

 

と言っても魔術の鍛錬のためにやってたんだけど

投影するときのイメージで設計図を浮かべるためにまずガラクタで練習してたし

 

 

「この装置が使えないというならここに並んでいるカゴは、どうやって作ったのかしら?」

「ああ、村のみんなの手作りや」

「「……」」

 

一刀も華琳も黙ってしまった

まぁこんな絡繰あってそれでは作りませんでしたってなりゃ言葉も出ないもんだ

設計図もわかったし、あと少しパーツがあればどうにかなるか

 

「歯車だがまだ余ってたりしないか?」

「予備の分ならまだ少しってとこやけど……兄さん何するん?」

「構造がわかったしせっかくなら底と枠もこれで作れるようにして、組み立てるだけでカゴができるようにしようと思うんだがどうだ?」

「ホンマ!?なんなら兄さんに任せとくわ!」

 

予備の歯車を受け取る……求めていたパーツそのものだ

この歯車を中にある歯車の隙間に通るようにして、側面の部分以外を作る挿入口を作って……あとは竹が各部分絡み合わないように少しだけ感覚を調整して、最後にちょっとしたオマケで強度を強くしてあげて……っと

 

「これで出来た。せっかくだし一刀、ハンドル回してみてくれないか?」

「さっき爆発とか言ってなかったか……?」

「あれはハンドルを回し続けてこの機械が壊れた時の話。今はそんな事ないからやってみてくれ」

「正騎がそう言うなら……」

 

竹の薄板をセットし、一刀がハンドルを回していくと竹の薄板が中に吸い込まれ、装置の上からゆっくりと出てくる

次に別部分に側面部分よりも厚い竹をセットし、ハンドルを回してもらう

上手く調整した部分で側面とは違う部分でパーツが編まれて、竹の枠部分が完成

そのまま同じように別部分に底の部分を作ってもらい

 

「出来た部品を組み合わせて……これで竹かごの完成だ」

「ホンマに完成しおった!お兄さん師匠と呼んでええか!?」

「それはやめてくれ、オレだってまだ未熟者でまだまだなんだからな」

 

久しぶりに機械を弄ることが出来て楽しかった

この世界でもこういうのがあるのか

それにしても竹カゴかぁ、使えるかも

 

「せっかくだしこれひとつ買うよ」

「まいど!兄さん色々とありがとな〜」

 

代金を渡してカゴをひとつ購入

帰ったらいろいろと試してみようか

 

 

 

 

 

 

 

 

集合場所に到着したけど一番最初にたどり着いたのはオレたちだった

まぁその後すぐに残りの二組も合流したんだけど

 

「どうしてみんな揃いも揃って竹カゴを抱えているのかしら」

 

なんと華琳が言ったようにみんな竹カゴを持っていたんだ

秋蘭はカゴの底が抜けていたかららしい、性格上気になったんだろう

華侖は季衣と香風にお土産で

春蘭と栄華は……大量の服を入れるために

 

「で、どうして衛宮もそんなカゴを背負っているのだ?」

「オレは強化の魔術の鍛錬のためにだよ。より耐久出来るようにしたりいろいろ試してみたいからな」

 

強化の魔術は基礎のうちのひとつ

でも物を強化するのはなかなか難しく何回も練習を重ねないといけない

だから何度でも魔術を使えれる物がちょうど欲しかったんだ

城にあるものを勝手に使う訳にはいかないし、かといって投影を強化するのは慣れている

こっちの世界で出来たものをやらないと意味が無いからな

ということで……これで視察は終わり

栄華はなんか声が震えて返事してたけどなにがあったんだろう……

華琳に報告書を書くように言われ戻ろうとした時、声をかけられた

 

「そこのお若いの……」

 

布を被った……お婆さんか?

でも表情が全く見えない、もしかしたら男の人かもしれない

 

「何ですの?占い師?」

「華琳さまは占いなどお信じにならん、慎め!」

「……二人とも、控えなさい」

 

春蘭と栄華を止めたってことは話を聞くつもりなのか?

 

「強い相が見えるの……。稀に見たことの無い、強い強い相じゃ」

 

その占い師は話を続けたけど華琳に対して乱世の奸雄と言ってきたんだ

でも華琳はその言葉を聞いても気に入ったとか言って謝礼を出すように言ったんだ

そして──

 

「それから、そこのお主たち……」

「……俺ぇ?」

「……オレもか?」

 

一刀と同時に言ったけどオレに対してもなにか言うようだ

 

「お主は……、大局の示すまま、流れに従い、逆らわぬようになされ。さもなくば、待ち受けるのは破滅と離別……。くれぐれも、用心なされよ?」

「あ、ああ………」

「それからお主は……、魔を行使するのに無茶をなさるれな。限界を超えてなお使い続けるとならば、暴走した己が心象の無限の剣に刺殺されるであろう……。己を鍛えて、見つめなされ。」

「なっ……!?」

 

今己が心象の無限の剣と言っただって!?

無限の剣──それは父さん、衛宮士郎が使える固有結界、無限の剣製(アンリミテッド・ブレイドワークス)のことを示しているに違いない

本来なら固有結界の大魔術は魔術刻印を受け継いでも引き継げないだろう

けれどオレは何故かその断片を受け継いでいる。心象風景はまだ固定できてないし不安定だ。父さんと同じように詠唱をしてみたけれど何も起きなかったことだってある

けれどそのおかげでこの投影魔術が使える

この無限の剣製を知ってるのは使用者の父さんと母さん、それに断片を持つオレだけだ

この占い師が知るはずないのに……

 

「──さん」

 

それに刺殺される

つまり自分の力によって死ぬということなのか?

それはいったい──

 

「衛宮さん!いつまでそうなさってるのですか!」

「あれ、栄華?」

「全く、わたくしが一言声をかけなければいつまで立ちっぱなしになってたおつもりですか」

 

そうか、考え事をしてたオレに声をかけてくれたんだ

 

「ありがとう、栄華」

「わたくしはお姉様に言われたから声をかけただけですわ!全く、どうして最近は男に関わることが多いのかしら」

 

たとえ言われて行動したとしてもちゃんと声をかけてくれたんだ、少し嬉しいな

その後帰り道で華侖が乱世の奸雄について聞いててその話をしてたら一刀が春蘭に締められた

あ、これ意識失ってるやつだ!

 

 

 

 

 

 

 

「一回連絡取るべきか。魔力の充電はしてあるからあとは流すのをイメージして……」

『あら、正騎。連絡くれるなんてなにか用かしら?』

 

良かった、すぐ繋がった。というよりすぐ手元に置いてて反応できるかのようだ

とりあえずオレのここの近況を

華琳、曹操の元で働くことになったことを伝えないと

 

『今の状況はわかったわ。それに時代的にまだ黄巾の乱の前のようね』

「うん、まだ黄巾党は見かけてないんだ」

『ならこれからあなたは戦に出ることになるわ。けどあなたには魔術がある。本当なら秘匿するべき物だけれどその世界では魔術なんてないから使っても大丈夫でしょう』

 

確かに妖術なんてのはあるかもしれないけど魔術なんて言葉はこの世界で聞いたことがない

それにオレは異能を使いし者としているから魔術を使っても問題は無いだろう

それとあのことを聞かないと

 

「今日、占い師に無限の剣製(アンリミテッド・ブレイドワークス)のことを言われたんだ……、そして暴走したらそれによって刺殺されるって」

『固有結界のことを知ってるって!?いえ、その事より後者のことは本当よ、士郎も夢だったらしいけど飲み込まれる夢を見たらしいわ』

 

聞いたことがあるけど聖杯戦争の時の父さんは未熟だったはず

それなら今とは違うか

 

『言われたことはなんであれちゃんと魔術の鍛錬はやっておくこと!士郎だってそうやってきたんだから!』

「うん、わかってるよ。それじゃそろそろ切るね、またなにか伝えることが出来たら連絡するから」

 

未だにオレは自分のことがわからない部分が多すぎる

だから少しずつでいいんだ

成長していけばいつかきっとわかるはず──

 

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