「昨日は二重で疲れた……」
黄巾党の残党を殲滅し、理央を引き取ることになった。それまではいつもの戦いでの疲れなんだけどその後がまた疲れた
華琳に報告したあと桂花にずっと質問攻めにされて、事の経緯を一通り話したら
『はぁ……あんたの性格上わかったけど、やっぱりあんたも北郷と似たようになってきたわね』
ってとりあえず納得してもらったけど嫌味?も言われた
それから今日は理央に街を案内するのが仕事
『今日は疲れているでしょうし、明日この子に色々教えてあげなさい』
と華琳に言われたからな
「おはよう……ございます……」
「おはよう。よく眠れたか?」
「はい。疲れがあったのと寝心地のいい寝台、それに正騎さまが添い寝してくださったおかけで安心して眠れました」
昨日の急にということでこの子の部屋はまだ用意ができなかった
それに昨日の事がフラッシュバックして辛い目にあったら可哀想だからオレの部屋に連れてきて一緒に寝てあげた
ちゃんと眠れたのならよかった
「それじゃあ支度……と言っても着替えるぐらいか。終わったら厨房でご飯食べてから街に行こう」
理央の服はだいぶ汚れてたから、今日買いに行くということで今日だけ寝間着と私服を桂花の服を着させてもらっている
それでもちょっとだけ大きいかな
「コンビニとかありゃ便利だったけど……この世界にあるわけないし、でも健康はちゃんと考えたいからオレが作るのがいいよな……」
「こんびに……ですか?」
「オレが住んでたところには24時間、一日中開いてる店があってな。食べ物とか簡単な日用品ならそこで買うことが出来たんだよ」
「一日中……ですか?正騎さまの故郷は資源が豊富だったり、資金が尽きないほどあったのでしょうか?」
「そういう事じゃなくてな、オレはまぁ遥か未来から来たんだけど、その未来のありふれたものなんだよ」
電気ができるのもこの世界から千年以上先だからなぁ
エジソンやニコラ・テスラとかどっちかっていうとまだ近年台の人達だし
「なるほど、天の御使いというのはそれらを隠すための言葉なのですね……あれ?ということは……正騎さまいつかいなくなって……うぅ……」
「正義の味方を名乗ってるのに、朝から女の子を泣かせるなんてなかなか酷い趣味してるわね」
「華琳!?いや、違うんだ!そうなっちゃってるけど違うんだ!!」
「けれど私も気になるわね。一刀と違ってあなたはこちらに来る方法がわかっていたのでしょう?ならいずれ迎えが来るはずだけれどその時あなたはどうするのかしら?」
今頃も母さんと父さんが探してくれてるんだろう
もしかしたらそれが見つかるのが今日とかなのかもしれない
それでもオレは……
「オレはここに留まると思う。向こうにも未練がないわけじゃないけど、こっちの方がそれ以上にたくさん貰ってるから」
「だそうよ?良かったわね理央」
「正騎さまぁ〜〜」
「よしよし、悪かったな変な話になっちゃって。今から朝食なんだけど華琳も食べるか?」
「そうね。頂いていくわ」
さて、厨房についたら調理台の上に木箱が
貂蝉に頼んでた仕入れ分が届いたのか
「卵、レタス、おっハムもあるじゃん。言ってみるもんだな」
『ある程度のものは大体揃えられるわよぉん♡』
「うおっ!?いきなり頭に語りかけてくるな!」
本当に何者なんだアイツ……
まあでも助かってるからあえて全部スルーしているがさすがに頭に直接語りかけてくるのはスルーできなかった
「ま、正騎さま。先ほど何か頭に直接声が聞こえましたが」
「気にしないでくれ。ちょっと特殊で変わったヤツと知り合いなんだ」
「あなたの交友関係が気になるわね……」
「そ、そうなのですね。それより正騎さまがお作りになられるのですか?」
「あぁ。オレは料理が好きでよく作ってるんだけどオレの手料理でいいか?」
「はい、もちろんです。正騎さまの手料理……えへへ、楽しみです」
「正騎の手料理は美味しいわよ。私も気に入ってるし、期待してていいわ」
我が主からお墨付きとは光栄だな
さてと、楽しみにしてもらってるし朝ごはん作りますか
本来なら卵はゆで卵とかにしてペーストしたいが、時間ないため焼いてそれをパンに挟もう
理央多分1口小さそうだから、パンは小さめの数を増やすように切り分けるか
手作りのバター塗ってから食材挟んで、卵は暑すぎると他の食材に影響するから固まったらすぐ取り出し、少しだけ冷まして挟む
その後は食材を挟んだパンを切り分けてっと
料理の間にお湯を沸かし、ポットで作った紅茶をカップに入れ、切り分けたサンドイッチをお皿に盛り付け完成
「お待たせ」
「ありがとう、頂くわ」
「美味しそう……これはどこの、なんて言う料理なのでしょうか?」
「これは未来……天の国で家庭料理のひとつでな、サンドイッチって言うんだ。そのまま手づかみで食べてくれ」
「いただきます。あむっ……ん〜〜!!」
良かった、いい笑顔だ
初めての異国の料理だけれど美味しく食べて貰えて何よりだ
「正騎はそうやって一体何人の女の子を落とそうとしてるのかしら?」
「ちょっ、何言ってるんだ!オレは女の子を捕まえるためじゃなくて幼い頃からの趣味でやってるんだって!」
「ふふっ、冗談よ。それにしても料理はもちろん、お茶の入れ方にお菓子まで作れるし私の使用人として欲しいぐらいだわ」
「そういうのは警備隊が余裕できたり、平和になってからな」
華琳の使用人ってことは執事みたいな事か
ううむ、正直何か出来そうでむしろそっちの方が合ってるんじゃないかと思えてしまった
「…………」
「ん?どうしたんだ?理央」
「いえ、主従関係と聞いたのですが想像よりもなんというか……お友達のように話されていたので不思議だなと」
「この子と一刀がおかしいのよ。他の子は敬意を示してると言うのに、ねぇ?」
「いやいや、ちゃんと敬意は示してるさ。ただオレたちの国じゃあこんな風に誰かに仕えるとかそういうのがなかったから慣れなかっただけだ。それに華琳がこの話し方でいいっていっただろ?」
「そうだったわね。あなたのあの話し方が少し違和感があって」
そう華琳は微笑みながらいう
改めて気がついた、多分オレは彼女に勝てないだろう。色んな意味で
「美味しかったわ。また忙しくなるのだから、今日は2人で思う存分羽目を外しなさい」
「あぁ、ありがとう華琳。また作る時は食べてくれ」
さて、理央は……サンドイッチを小さい口で少しずつ食べてる
食べてるその顔は凄く喜んでそうだからこっちも嬉しい
朝食を食べ終え、朝という働く人が動き始める時間
昼時と比べるとまだ人通りは少ないがそれでもこの街は他の城下町と比べ賑やかだろう
「すごいですね、活気に溢れてますよ!」
「みんな華琳のおかげだよ、華琳がみんなのことを考えてくれてるからみんなこんなに楽しそうでいられんだ」
「さすが華琳さま、噂には聞いてましたがこれほどとは思ってませんでしたよ。それでは正騎さま、ご案内お願いしますね」
「あぁ。はぐれないようにな」
とりあえずまずは大通りから
買い物をするにしてもここが一番だからな
その分事件が起きやすい場所でもあるけど
「なるほど、ここにはいろんな物が売ってるのですね」
「何か必要なものを買いに来るときはだいたいここに来るかな。お店が多いしね」
そういや何か欲しいものとかあるのかな
女の子だから身だしなみに使うものとか必要かも
こういう時は栄華がいれば楽なんだけどな
「あれ、副隊長こんな所で何しとるん?」
「その隣の子は誰なのー?」
ちょうど巡回中の二人か
昨日は話せていなかったし、紹介もしておくか
「二人ともお疲れさま。この子は司馬懿、昨日訳あってオレが引き取った子だ。これから一緒に暮らすわけだし今街を案内してるところ」
「初めまして。わたしは性を司馬、名を懿、字を仲達、真名は理央と申します。これからよろしくお願いしますね」
「ウチは李典、真名は真桜や。よろしゅうな」
「私は于禁、真名は沙和なのー。理央ちゃんよろしくねー!」
理央は礼儀正しいしいい子だからみんなと仲良くなれるよな
「そう言えば凪と一刀は?二人組で行動してるのか?」
「そうやで、副隊長が今日はいないから二組に分けたんや。2人は別区域で警邏中やで」
「それに隊長と一緒で凪ちゃんとても嬉しそうだったのー!」
一刀と一緒で凪が嬉しそうだった?
うーん、よくわからないな
でも嬉しそうならそれでいいか、あの2人だから仕事もちゃんとこなしてくれるだろうし
「あの、正騎さま?副隊長というと、どこかの隊に所属してるということですよね?」
「オレはこの街の警備隊の副隊長なんだ。この二人も警備隊の一員さ」
「なるほど、そういう事でしたか。それではわたしは治安の向上案とか考えたりした方がいいですね」
あの司馬懿の知略を警備に使えるってなるとなんかちょっと贅沢に感じるな
でもそれでもっと街の治安が良くなるんだろう
「それじゃ、オレたちはそろそろ行くから二人ともこの後もよろしくな」
「真桜さま、沙和さま、失礼致します」
「それじゃあそろそろ身支度を整えるものでも買いに行こうか」
「あの……本当に買っていただいてもいいんですか?」
「もちろん。ただオレじゃあ女の子が必要なものがわからないんだが……あれは……栄華!」
華琳とは違う金髪ロールの子をちょうど街で見かけた
彼女なら女の子が必要なものはわかるしちょうどいい
「衛宮さん?どうかなさいましたか……ってその子は?」
「わたしは性を司馬、名を懿、字を仲達、真名を理央と申します。よろしくお願いします」
「あら、とても礼儀正しいですわね。わたくしは曹洪と申します、真名は栄華ですわ。それにしてもこの子……とっても可愛らしいですわね!」
「栄華、一つ頼みがあるんだけど身だしなみに使うものとか教えてくれないかな?この子のために買ってあげたいけど男と女の子じゃいろいろと違うからさ」
「そういうことならわたくしにお任せ下さいませ!」
ありがたいんだけどめちゃくちゃ張り切ってるな
理央なんかオレの袖握ってちょっと怯えてるぞ
「では早速行きますわよ!衛宮さん!理央さん!」
「ひぅぅ……正騎さまお助けを〜……」
「はやっ!ちょ待てって!!」
理央を引っ張って走っていく栄華はとても速かった
理央のか弱い声が途中で聞こえなくなるほどで危うく見失いかけた
まず入ったのは服屋、最初の目的でもあったからな
着いたらいきなり着せ替え人形のように様々な服を渡されていた
「こちらの服も似合いそうですし、こっちのヒラヒラが着いた物は幼そうな顔立ちと合わさってより可愛くなると思いますわ!」
「お、おお。そうか」
正直オレは自分でそこまでセンスあるとは思わないからな
こう色々と服の組み合わせが思いつく栄華はすごいと思う
ただ、着るのが自分じゃないからそれはヒートアップしていってお人形になってる理央は疲れている様子
「あ、あの。どう……でしょうか?」
白い服の上に黒いケープを纏ってて、下はミニスカートとニーソックスとローファーみたいな靴
頭にはツインテールを結ぶちょっと大きめなリボン
なんかちびっ子軍師と言うよりちびっ子探偵に見えなくもないな
「似合ってる。かわいいと思うよ」
「えへへ、ありがとうございます。栄華さまも服を選んで頂きありがとうございます」
「かわいい子がかわいい服を着るのは当然のこと。わたくしはそれをしたまでのことです。さて、次は身だしなみを整えるものが必要ですわね。ではそちらに向かいましょう!」
そのあとクシや化粧道具、栄華が女の子に使うものといろいろ揃えてくれて、さっき別れたけどとても満足そうだったな
「さて、ある程度は揃えられたから後は街をぶらついてみようか」
「はい……あの、人も増えてきましたのではぐれないように手を繋いでもよろしいでしょうか……?」
「もちろんいいよ。はい」
手を差し伸べると小さい手がオレの手を握ってくる
オレと比べるととても小さい手だ
あぁ、この小さい手がオレがさし伸ばすことが出来たものなんだな
父さんからの言葉でしか聞いた事がないからそこまで分からないけど、父さんを助けた時の切嗣爺ちゃんもこんな気持ちだったのかな
「おや、正騎殿も街の散策ですか?」
「星か、オレはこの子に街を案内してるだけだよ。ちょうどよかった、星にも紹介しないとな。詳細は聞いてるかもしれないけどこの子は昨日オレが向かった先で助けた子なんだ」
「ふむ、その子が。私は趙子龍、真名は星だ」
「わたしは司馬仲達、真名は理央です。星さまのことは正騎さまからお伺ってます。とっても頼りになる相棒みたいな存在と」
「いずれは人生の相棒になる予定だがな」
「星っ!?いきなり何言ってるんだ!!」
男女で人生の相棒って、夫婦になるって事じゃないのか!?
いやまぁ星みたいな美人で頼りがいがあってオレのこと親しんでくれてる人がお嫁さんになったらそりゃ嬉しいけども
でも星は好意は持ってくれてるといっても恋愛の方じゃないだろうしな、うん
「も、もしかしておふたりはそういう関係なのでしょうか……?わ、わたしお邪魔なのでは!」
「はっはっは!先のは冗談だ。正騎殿を慕ってる者同士、少し弄ってみたいと思ってな」
「そういう冗談はやめてくれよな。こんな感じの人だけどものすごく頼れるのは確かだよ」
「そ、そうなのですね」
「それよりもまだお二人は街を散策するつもりで?私もご同行してもよろしいですかな?」
「オレは構わないけど、理央はどう?」
「大丈夫ですよ、よろしくお願いいたしますね星さま」
ということで3人で街をぶらつく
肉まんとか簡単に食べれるものを買い食いし、何か掘り出し物がないか日が沈みかけるまで適当にお店を見て回ったりした
ん?理央が何かを見つめているな
あれは……黒い羽扇か
諸葛亮が持ってそうな白い羽扇の逆色みたいだし、史実の司馬懿が持ってそうなイメージだな
やはり同じ司馬懿だから惹かれるものがあったのかな
「それが気になるのか?」
「えっ!?あっ、いやその、ちょっと目に止まっただけですので気にしないでください」
「遠慮なんかしなくてもいいんだって。それじゃあオレからの贈り物としてなら受け取ってもらえるか?」
「正騎さま……!ありがとうございます!大切にします!」
喜んでくれてるようで何よりだ
お金は……まだ全然余裕がある、というより今まで使ってなかったからちょっとしたお金持ちまである
「正騎殿、私には贈り物はないのですか?」
「星にはメンマ作ってあげたし次もあるんだからいいだろ」
「確かにそうですな。では桂花には何か差し上げたことは?」
「…………ない」
確かにオレから桂花に何かしてあげたり、何か贈り物をあげたことなんてない
とはいえオレから何かをやったところで彼女は喜ぶのか?
別にいらないわよって言われてしまったらショック受けるぞオレ
「であれば正騎さま、ここはわたしたちに贈ってくださったように贈り物をしてみてはいかがでしょうか?大丈夫です、気持ちを込めて贈り物をすればちゃんと受け取ってくれますよ」
「そうだな、あの子には1度感謝や礼の気持ちを示した方がいいよな」
──────────────
今日やることは終わったし、一通り情報をまとめて明日に備えたりしておいた方がいいわね
<コンコン>
「桂花、いるか?」
衛宮?直接部屋に尋ねてくるなんて何か用なのかしら
「何か用?」
「これを」
「……猫耳の頭巾?」
いつも私がつけてる物と色違いのもの
まさか私のために持ってきたっていうの?
「いつも付けてるのもいいけど、これも似合うんじゃないかって思って。まあちょっとした贈り物だよ」
「ま、贈り物なら貰っておくわ」
「ホントか?良かった」
「要件はそれだけかしら?」
「あ、うん。それじゃオレは行くから。また明日な」
「……あいつからの初めての贈り物」
まさか贈り物を貰えるなんて思ってもいなかったわ
あいつも少し人間らしいところが……
いや、これは理央、あいつの仕業ね
それにきっと星も関わってるはず
でもこれを機に少し学んでくれればいいのだけど
「ふふっ」
って今私無意識に笑った!?
本当に私どうしちゃったの?
──────────
「どうでしたか?」
「何とか渡せたよ、喜んでるかどうかはわかんなかったけど」
「いえ、喜んでいますよ。受け取ったのが何よりの証拠だと思います」
そうかな
でも一刀が渡したらあそこで捨てられそうと考えると結果は良かったってことになるのか
「ありがとな2人共」
「私はただ提案を、理央はひと押ししただけです。ちゃんと行動に移せたのは正騎殿の気持ちがあったからこそです」
「そうかな。ただこれからは何もしないよりはなにか出来ると思う」
「それは良い前進ですな。では私はこれで失礼します。理央よ、明日からよろしく頼むぞ」
「はい。今日は楽しかったです星さま」
そうして星と別れる
さて、明日からまた仕事が始まるんだ
部屋に戻って魔術の鍛錬をしたらゆっくり休むとしますか
「オレたちも部屋に戻ろうか」
──────────
「寝る前にちょっとだけ日課の鍛錬するから先に寝ててもいいよ」
「いえ、正騎さまと一緒に眠りたいのでわたしも起きています」
「そっか、わかった。無理しないで眠くなったら寝ていいからね。よし──
荷物入れに使っている竹カゴに触れ目をつぶり何かを呟かれます
あれはきっと正騎さまがお使いになられるまじゅつという特別な物を使うための言葉なのでしょう
今日で色んなことが分かりました
正騎さまのお仕えしてる華琳さま、彼女はものすごいお方です
政事は素晴らしく、この方が大陸を統一すれば平穏が訪れるでしょう
それに配下の方達からも尊敬されており、まさに王として相応しいお方でした
それから桂花さまと星さま……
星さまはお互い信頼されているようですし、星さまは堂々としておられたので好意は本物なのでしょう
おそらく正騎さまがただ気がついていないだけ
桂花さまは……たぶんあの方は男性が嫌いだけど正騎さまに対する気持ちの変化に戸惑っているのでしょう
頭では理解しているけどそれがなんなのかわからないと
昨日お話して何となく伝わってきました
正騎さまの為ならばわたしもお手伝い致しましょうか
「
「お疲れ様です。ではおやすみなさいませ正騎さま」
「うん、おやすみ」
正騎さまに抱きついて目を閉じます
正騎さまも背に手を回して包み込んでくれます
この方の体温を感じ、心音を聞き、存在を確かめられると安心できます
まだ朝を迎えるのは怖いのですが大丈夫、この安らぎがわたしの恐怖を安らげてくれます
目が覚めてもわたしの全てがちゃんと目の前にいますように