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では本編どうぞ
いまオレ達は都に向かっている。ただ直接都って訳じゃない
けど結構距離があるな
「正騎さま、大丈夫ですか?確かお生まれの国では馬に乗られなかったのですよね?」
「大丈夫だよ、ありがとう。多少は乗れるけどずっとは無理かな。今の長時間の移動でも少しだけ尻が痛いし」
「もうすぐで着きますのであと少しだけ我慢なさってくださいね」
やっぱり理央もこの国の生まれだよな
ちゃんと馬を乗りこなしてるし
戦でも乗るんだからこっちもちゃんと練習しないと
「それでも正騎殿は十分馬に乗れております。後は回数さえ重ねればその痛みもなくなるかと」
「ちゃんと指導して貰えたしな。馬術も武術も星やみんなのおかげだよ」
「今の正騎殿ならそこらの将兵ぐらいなら問題なく戦えるかと。けれど私や春蘭のような強者になると守り手ならば何とかなりますが攻め手に入ると恐らく……」
「その間だけでわかった。とりあえず身を守ることを優先するよ」
馬にはアーサー王の加護か、今ではある程度乗れる
まだこの世界の馬鞍に慣れてないからちょっと尻が痛くなるが、星の言う通り数をこなせば気にならなくなると思う
剣は春蘭や星、他にも華侖や香風に季衣と色んな相手と戦ったから防衛術は磨き上げてきた
攻め手は……まだ少ないが鶴翼三連や
問題はオレのような未熟な魔術師だといくら元々の技が強くても呂布や張遼相手にどこまで通じるかだな
前を見ると一刀が流琉と話して鼻の下伸びてるしそこを華琳に指摘されてる
そう言えばオレも流琉からは正兄様って言われたんだっけ
こだわりはないから好きなようにしてあげるけどな
「華琳さま!袁紹の陣地が見えました!他の旗も多く見えます!」
ようやくご到着か……覚悟は決めてる
しっかりしないと
「私は麗羽の所に行ってくるわ。春蘭、秋蘭、燈……それから一刀と正騎は、私に付いてきなさい」
「はっ!」「了解です」
「……俺たちも?凪たちの指揮は?」
「栄華に任せておけば良いでしょう。良い機会だし、他の将の顔も見ておくといいわ」
そういうことならオレは華琳に付いていったほうがいいかな
となると……
「星は栄華を、理央は桂花を手伝ってあげて。桂花の事は理央なら邪魔にならずに力になれると思うから」
「承知しました」
「わかりました。では行ってきますね」
「おーっほっほっほ!おーっほっほっほ!」
「な、何だ……!?」
「何だよこの声……」
「久しぶりに聞いたわね。その耳障りな笑い声……麗羽」
「華琳さん、よく来てくださいましたわ」
「………」
なんていうか、ルヴィアさんに似てる……気がする
この髪型とかなんというか
「さーて。これで主要な諸侯は揃ったようですわね。華琳さんがびりっけつですわよ、びりっけつ」
やっぱり外見と名門生まれってところだけかな
でも名門出身だし理央みたいな優秀な人かもしれないのか
「……はいはい」
なんか慣れてるって感じかな
秋蘭は呆れて春蘭が何もしないんだから
さて、今回来た諸侯は数多い
まずは公孫賛に糜竺と麋芳
公孫瓚はうーん、特に何も思いつかない。見た感じ普通だからか?
糜竺と麋芳はなんか……子供っぽかったな
そして劉備と諸葛亮
なんだろう、劉備さんからはオレと似たような気が……いや勘違いだろう
諸葛亮は理央と真逆なイメージかな
背丈は同じくらいで髪はショートで白色、服も白いイメージがある
理央とは髪色が似てるが、それ以外は白黒とショートとロングで真逆だな
オレが司馬懿である理央と会ってるんだ
劉備さんが諸葛亮と合っていても不思議じゃない
そして涼州の馬超と馬鉄
あの錦馬超か、馬騰さんがいなくても強いんだろう
袁術……はワガママな子ってイメージだな
それよりも孫策さんだよ
一言も発しなかったけど、ヤバい人って直感が働いた
呂布の時にはわからなかったが、あの時より成長してるおかげか今この人の強さは何となくだけどわかるようにはなっている
「次。びりっけつの華琳さん、お願いいたしますわ」
「……典軍校尉の曹操よ。こちらは我が軍の夏侯惇、夏侯淵、陳珪……それから、北郷一刀と衛宮正騎」
一刀の名前が呼ばれたところからざわつき始めた?
「あーら。その貧相なのが、天からの遣いとかいう輩ですの?どこの下男かと思いましたわ」
むっ、天の御遣いっていうのが胡散臭いのはまだわかるけど悪いように言われてさすがのオレでもムカつくな
というか華琳、いつの間に噂を広めやがったな
自分の領内だけだと思ってたが……まあそれでオレに何かある訳じゃないからいいんだが
なんか袁紹が挨拶したけどみんな知ってるからと扱いが悪かったのはまぁ置いておくか
それから現状と目的の確認
都で暴徒を働いてる董卓の討伐が目的だ
途中袁紹さんと袁術が驚いていたけど……董卓さんは相国の位に着いていたのか
相国って確か春秋・戦国時代の呂不韋がなってた位だよな
そんだけ上の地位についてりゃ驚くのもわかる
次は移動方法
これは何かで順番を決めて行軍するという
戦闘になれば配置を変えるからこれでいくと
進路は街道を通る
そこには汜水関と虎牢関ある
今の情報だと汜水関には華雄、虎牢関には呂布と張遼がいる
最後の難問が虎牢関ってことになるのか……
そして袁紹さんが大切な議題があると言ったらそれが
「この連合を誰がとりまとめ、仕切るかですわ!」
最初に思ったことは訂正しよう
この人は見た目だけがルヴィアさんだ
ルヴィアさんは庶民には冷たく当たってた貴族だけど庶民あっての自分たちと理解してたから庶民をとても大切に、愛していた
それに魔術、知略、武術といろいろな才能が優秀でよく母さんと喧嘩してたっけ
オレもロンドンに行ってた時には何故かルヴィアさんには世話になったし、宝石魔法の練習ができてたのはルヴィアさんのおかげ
オレが父さん似だからなのかもしれないけど……
そのルヴィアさんから才能、人格の長所、器を抜いて短所をさらに増加したのが袁紹だ
というか似てるだけでルヴィアさんと比べるのは失礼だったな
華琳があなたがやればというとなんか嬉しそうにして引き受けたけどあれって自分がやりたいってアピールしてただけだよな
「汜水関は公孫賛と劉備ですか……」
「ええ。連合の初戦、我々で引き受けた方が良かったかしら?」
「いえ、汜水関の将は華雄一人です。それほど強い相手ではありませんし、無駄な力を使うこともないでしょう。戦力は、次の虎牢関まで温存させておくべきかと」
やっぱりあの二人がいるからか
たぶん誰でもそう考えるだろう
「それは確定情報なのか?桂花」
「さっき戻ってきた斥候の情報だから、今のところの最新情報ね」
「ならその情報、あとで公孫賛と劉備の所にも送ってやりなさい」
「……よろしいので?」
「公孫賛は小物だけど、麗羽と違って借りを借りと理解できる輩よ。あの小さい二人と、劉備というのはよく分からないけれど……公孫賛と陶謙が信用する人物のようだし、戦いぶりは汜水関で分かるでしょう」
「承知いたしました」
そうか、まだ劉備さんとはここで初対面だったっけ
それじゃ相手がどういう人物かわかってないのか
「お話中、失礼します。華琳さま、報告が……」
「何?また麗羽が無理難題を言い出したの?」
「いえ、そうではなくて……袁術どのが先行して勝手に軍を動かしたようです」
一体何を考えてるんだ?
連携なんてもうないしそれに勝手に攻めるなんてどういう考えしてるんだか
「先鋒は誰だ?」
「先鋒は孫の旗。おそらく孫策どのかと……」
あの人なら大丈夫だろうけど、軍の被害があるだろう
功を焦って人の命を無闇に動かすなんて……
「桂花。この戦の結果も、一緒に公孫賛に送ってやりなさい。共有して損のない情報は遠慮なくね」
劉備さん……か
劉玄徳。仁徳が高く、三国志の平和主義者の代表のような人……兄弟である関羽と張飛が殺された時は怒りに呉に攻め入ったが、大切な人を奪われたんだからそうなるのもわかる気はする
そんなこの世界の劉備か……
見た目からして戦いも全然できなさそうな、でも優しそうな女の子というのはわかった
もし三国志通りの平和を理想に見ているなら……1回話をしてみたいな