真・恋姫†夢想 正義の後継者   作:シバヤ

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2話

 

「逃げてんじゃねぇ!さっさと捕まりやがれ!」

「こっち来るんじゃないわよ!」

 

こっちの進言は聞かないわめちゃくちゃやるわでさっさと袁紹のところから出て行ってやったけどまさかこんな男どもに追いかけまわられるなんて!最悪だわ!

捕まったら男どもはケダモノだからきっとおぞましいことが待ってるはず……背筋がゾッとした!

曹操さまに仕える前にこんな所で……

 

「きゃっ!」

 

うそっ!?こんな所で躓くなんて!?

 

「へっへっへっ、追いかけっこはおしまいだなぁ嬢ちゃん」

「アニキ!さっさとやっちまおうぜ!」

「つ、疲れてもう待ちきれないんだな」

 

男どもの汚らしい視線がこっちを見てる!

どうしてこんなことに……!

 

 

 

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

上から声が聞こえて……

えっ、なんか空から落ちてくるだけど!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一応熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)は展開して地面にぶつかる対策はしてるけど落ちた場所に野生の動物とかいたりして襲われたら危ないもんな

 

投影、開始(トレース・オン)

 

念には念をで夫婦剣の干将・莫耶を投影して腰に干将・莫耶を装備してっと

ってもう地面が見えるじゃないか!

盾があるとはいえ落ちる速度も合わさってなかなか怖いぞこれ!

 

「うわぁぁぁぁ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さすが英雄アイアスの盾……、まさかかすり傷どころか傷1つもつかないなんて……」

 

地面に落ちて体に異常はなく、辺りを見渡してみると

オッサンとチビとデブの3人組にそいつらから逃げてるように見える猫耳フードを被った女の子が1人いた

 

「な、なんだ!?空から人が降ってきた!?」

 

オッサンがそう言うけど目の前でそうなっちゃったから仕方ないか

それにしてもいきなり人に出会えるなんて運が良かった

状況が読み込めてしまうが……とりあえず声をかけてみるか

 

 

「あのーすみません、ここは一体……」

「チッ、まぁいい。見たところこいつ珍しい服を着てるしついでに身ぐるみ剥がして殺っちまうか!」

「……いまついでと言ったか?」

 

というとこいつらはこの女の子を襲おうとしてたわけと

目の前で女の子が襲われそうになってるんだ、見過ごす訳にはいかない

 

「へっ、そう言ったがそれがどうした!殺るぞお前ら!」

「ヘイアニキ!」

「や、やるんだな!」

 

見たところ武装は3人ともナイフ1本といったところか

ならすぐに終わると思うけど一応この子を安全な場所に逃がしたいしなぁ

 

「そこの女の子!オレがアイツらを相手にするからその隙に逃げるんだ!」

「うるさいわね!話しかけるんじゃないわよ!それにあんたが空から落ちてきた驚きで腰が抜けちゃったのよ!」

 

まぁ確かに、いきなり空から人が落ちてきてビックリしない方がむりだもんな

 

「それじゃあ仕方ない、アイツらはオレより後ろに通さないから安心して」

 

そう言って腰から干将・莫耶を取り出す

この夫婦剣はオレが2回目に投影してそこからよく作る馴染みの剣だ

魔力消費量をかなり抑えられるしなかなか使いやすく父さんもこれでかの英雄王と戦ったらしい

 

「まとめて相手してやるよ」

 

相手を見るとこっちにまっすぐ向かってくるがなにも考えずに突っ込んでくるように見えるな

これなら母さんと戦った方が何百倍も辛い

オレはまず向かってくるオッサンを避けてその背後から干将を峰打ちして、そのまますかさず流れるようにチビの背後に回り込み次は莫耶で峰打ち

オッサンとチビは1発で気絶して、その光景に唖然としているデブに向かって

 

「その倒れてる2人を連れてくなら見逃すけど?」

 

そう言うとデブはさっさと2人を抱えて

 

「に、逃げるんだなー!」

 

と体型に似合わない速さで逃げていった

うん、あの速さには魔術を使わないと追いつけないかも

と、それよりも

 

「大丈夫か?怪我とかはないか?」

「だから男が私に話しかけるんじゃないわよ!孕んじゃうんでしょ!」

「なんでだ!」

 

喋っただけで孕むなんて聞いたことないぞ!というかそんなの魔術どころか魔法ですら無理だろ!

でもそんなキツイこと言いながら立ち上がってるしなんともないのがわかった

 

 

「まぁとりあえず大丈夫そうだな、良かった。それでいくつか聞きたいんだけどいいかな?」

「……助けられた形になったわけだし本当は男となんか話したくないけど少しだけなら答えてあげるわ」

 

うーん、やっぱりこの子はどうやら男性を嫌ってるようだな。

でもまずは情報を集めないといけないわけだし

 

「えーっと、今は何年でここはどこか教えて貰えるか?」

「やっぱりあんた、この国の人間じゃないってことね」

「まぁ簡単に言えばそうかな」

 

空から人が落ちるのが流行らない限りそりゃ別の国とかの人に思われるもんね

でもスカイダイビングですらパラシュート使うし、魔術だとしても人に見えないところでやるから相当先の未来じゃなきゃ流行らなそうだな

 

「ここは豫州潁川郡、国は漢よ」

「…………へ?今漢って言った?」

「そうよ、あんた耳おかしいんじゃないの?」

 

国が漢だって!?

確か父さんや母さんから聞いた話だと三国志の時代の国だよな……

そして代表的な英霊は諸葛孔明に呂奉先

ということは、魔法によって過去にタイムスリップしちゃったのか!!

 

 

「あー、うん。今ので少しだけ分かったよ。あ、そう言えば名前言ってなかったっけ、オレは衛宮正騎」

「男の名前なんてどうだっていいわよ、けど今回は不本意だけど助けられたことになるし名乗ってあげるわ。──荀彧(・・)よ」

「…………え?」

 

今荀彧って言った!?

確か曹操の元で軍師として活躍してた人の名前で王佐の才とか呼ばれてたすごい人だったよな

それがこの目の前にいる女の子!?

……いや待てよ、確か父さんと母さんが戦った聖杯戦争でセイバーとして出てきたのはアーサー王だったけど女の子って言ってたよな。

ならそれと同じで荀彧は女の子だったというのも納得いくけど

 

「人の名前聞いて反応もなしなんてなによ、これだから男は」

「あっ、いやごめんちょっとな」

 

だけど本当に昔の英雄が女の子ばっかりということがあるんだろうか?

ここは少し確認してみるか

 

「えっと、荀彧さんは曹操さんのところに仕えてたりもしくは仕えようとするの考えてたりする?」

「ちょ、ちょっと!なんでその事を!

……空から落ちてきてこの国の人間じゃない、うそ、まさかこいつが?」

 

なんかオレのこと違う意味で知ってそうだけど……

落ちてきた先がまさか三国志の時代

それに初めてあった人が荀彧と王佐の才と呼ばれた有名な軍師の1人だけどまさかの女の子

この先どうなるかわからないし上手くやっていけるかな

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