真・恋姫†夢想 正義の後継者   作:シバヤ

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48話

 

外が明るいのを感じ、目を覚ました

隣を見ると

 

「すぅ……すぅ……」

 

桂花が可愛らしい寝息を立てながら寝ている

昨日オレは桂花と一夜を過ごしたんだ

隣で寝ている桂花の寝顔にに見入ってしまい、優しく髪を撫でてしまう

 

「ふわふわだな」

 

理央の髪の毛はサラサラしてるけど桂花の髪の毛はふわふわしてる

いつまでも撫でていられるくらいとても気持ちいい。なんかこれクセになりそうだ

 

「……いつまで撫でてるの?」

「ご、ごめん。それとおはよう」

「おはよう。別に怒ってるわけじゃないし、……撫でられるの気持ちいいし」

 

良かった……

それより撫でられるの気持ちいいんだ

それならもうちょっとだけ堪能させてもらおう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから桂花と二人で朝食を食べる

オレは非番だけど桂花は仕事があるらしい

少しだけだけど、二人での時間を楽しむ

 

「それじゃあ、行ってくるわね」

「あぁ、頑張ってな」

「ねぇ正騎」

「ん?ん……んちゅ……」

 

呼び止められたと思ったらいきなり!?

ちょっと驚いてしまった

 

「ん……はぁ……」

「これって……行ってきますのキスってやつだよな……」

「きす?」

「オレたちの国じゃ口づけのことをキスとも言うんだ」

 

桂花からキスされたのは初めてじゃないけど

でもいつもご褒美みたいな感じだったからな

 

「昨夜の余韻が残っちゃってて……、でも今のでもう大丈夫そうだわ。次こそ、行ってくるわね」

「行ってらっしゃい」

 

オレも余韻はあったから朝起きたらずっと撫でていたんだよね

桂花も見送ったしどうするか……

 

「朝から桂花と会っていたのね、仲が良くて何よりだわ」

「か、華琳!?いつから!」

「安心しなさい、桂花から口づけをした所なんて見てないわ」

 

バッチリ見てるじゃないか……

やっぱりドSというかなんというか……

 

「それより、朝食を作ってくれないかしら?あなたたちと同じものでいいわよ」

「わかった。なら座って待っててくれ」

 

そういうわけで、華琳にご飯を作ってあげた

我が君主はいつもながら忙しい身だから今日も手軽に食べられつつ、栄養素は確保できるものを作った

 

「ごちそうさま、美味しかったわ。それと昨夜はお楽しみだったようね」

「へぇっ!?な、なんで知って!?」

「さあ、何ででしょうね」

 

とだけ言って華琳は行ってしまった

王になるとなんでもわかっちゃうものなのか……?

 

そんなこんなで休日を満喫し、ある程度料理の研究や下ごしらえを終えたあとは暇つぶしに本を読み漁っている

 

「ん……んんっ、ふぅ、ここはちょうどいい場所だな」

 

木下に腰掛けて本を読んでいるが、ここは木陰になっているし比較的過ごしやすい

 

「おやー、正騎くんじゃないですかー」

「まーくん、何してるの?」

「あぁ、風と香風か。今日は非番だしここは過ごしやすくてな、こうして本を読んでるんだ」

 

そういや一刀が初めて時にこの二人と稟と星で旅をしていたんだっけ

ならこうして一緒にいることもあるのか

 

「確かに良さそうな場所ですねー」

「シャン、眠くなってきた……」

「それじゃあ隣においで、せっかくだし風も」

 

と、隣に誘ってあげる

こういうのんびりした日もいいだろう

オレの両隣に風と香風が座る

 

「おやすみなさーい……」

 

と、香風はオレに頭を預けるようにして寝ちゃった

 

「ではでは風もー」

 

なんて言うけど風はいつも寝たフリだから本当に寝たかわからないな

こう両隣で寝てる子がいると、つい眠くなっちゃうな

今日は非番なんだし、寝ちゃっても問題はないか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近お仕事頑張ってましたからね

まさか午後にやるお仕事を午前に終わらせるまで量が減っていたとは

午後は空きになってしまいましたし、正騎さまにでも会いに行きましょう

 

「おや、ちょうどいるじゃないですか」

 

木の下で寝ている正騎さま

その両隣に風さまとシャンちゃんもご一緒に眠っていらっしゃいます

 

「風さまー、シャンちゃーん」

 

これは完全に寝ていますね

では風さまには少し失礼して、ちょっとだけ動かしてっと

 

「えへへ、正騎さまのお隣ー」

「おやおや、寝ているのを確認したのはそういうことでしたかー」

「はぅあ!」

「静かにしないと起きちゃいますよー?」

 

はっ!そうでした!

恐る恐る隣を見て確認しますが、正騎さまは気持ちよさそうにお休みになられてます

良かったー……

 

「嬢ちゃんは本当にこの兄ちゃんのことが好きなんだな」

「宝譿さままで……その通りですが……」

 

隠すことではありませんし、けれど言うことでも……

 

「正騎くんなら気持ちを受け入れてくれると思うのですけどねー」

「わかってはいるのですが……怖いのです」

「随分と乙女ですねー、気持ちはわかりますよー」

 

わたしは怖がってる……

わたしの全てであり、この世で一番慕ってるお方との関係が崩れるのが……

正騎さまはお気持ちに応えてくださるとは思いますが、絶対なんてものはない

だから怖さが上回ってそれが出来ない……

 

「気持ちは言わないとわからないですからねー、それに辛くなったら風が相手してあげますからー」

「風さま……ありがとうございます」

「けれど今は一緒にお昼寝しちゃいましょー、正騎くんの隣にいれば、怖いのもなくなるかもですよー」

「そう、ですね。ではわたしもご一緒しちゃいます」

 

気持ちは深まるけど、怖いのもどんどん増していってしまいます

けれど今はこのお方のお隣で、一時の休息を取るとしましょう……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長い時間眠ってたらしい

外も明るい昼間から、少し暗くなってきていた

 

「あれ?理央もいつの間にか来ていたんだ」

 

いつの間にか風との間に入ってきていたのか

それにしても、みんなまだ寝てるしそろそろ起こしてあげるか

 

「三人とも、そろそろ起きよっか」

「んー…………おはよー…………」

「おおっ!?もうだいぶ暗くなってきてますねー」

「おはようございますぅ……」

 

みんなまだ寝ぼけてるかな

いや、風だけ目覚めてる様子だ

 

「お腹すいたしご飯にしよっか、食べていくだろ?」

「朝食では食べてますが夕食で頂くのは初めてですねー」

「まーくんの晩ご飯、久しぶり」

「もちろんです。正騎さまの料理はいつも楽しみです」

 

さて、この子達を連れてご飯を作りに行きますか

今日は久しぶりにゆっくりした一日だった

たまにこういう日を送るのも悪くないな

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