恋姫対戦の司馬懿ちゃんもいいですね
この外史とは違う存在なので全体が違いますがどの司馬懿でも好きです
51話
魔術は使える、そこは問題ない
ただ連続としては使えないし、何とか干将・莫耶を2回まで出せるか矢を少ない数だが投影するかぐらいに抑えなければ内側から悶えるほどの激痛が走る
それに左側は感覚が鈍ってるのは今も続いているし、だんだんと重くも感じる
普段使ってない回路を使った反動だけどこれはいつまで続くものか……
原因がわかっても治し方が分からないんじゃあどうしようもない
「体調はよろしいのですか?」
「大丈夫だよ。それに袁紹達との戦いのための軍議だからな、話は聞かないと」
……本当は大丈夫とは言い難い
けど、理央の前は普段通りに振る舞わなければ
それに袁紹達との戦……つまり官渡の戦いが起きようとしている
これからそのための軍議だ
今のオレだと前衛としては戦えないが、弓による援護ならできる
左半身のズレも計算に入れて矢を放てば外すことはないだろう
「……敵軍が集結している?」
「はい。どうも袁紹と袁術の両軍が、官渡に兵を集めているようなのです」
「徐州の制圧は予定通りに進んでいますけれど、沿岸部はまだ完全ではありませんから……。袁術たちには、そこと海路を利用された形ですわ」
南北から別々に攻めてくる予想だったが、どうやら集結しているらしい
それでは数が倍になるが、指揮系統が整ってないから人が増えるだけ
つまり連携が取れないから足を引っ張り合うことだ
黄巾党や連合のときを思い出す
「こちらとしては、二面作戦を取らなくて良い分、随分と楽になったわね」
華琳の言う通りだ
連携が取れない大軍なんてただの集まりに過ぎない
その分こちらは桂花を始め、風、稟、それに理央と優秀な軍師が揃っているから数だけの相手には負けることは無いだろう
けれども一つだけ問題がある
「ただ、警戒すべきは……」
「……孫策の一党ですか」
孫策の一党、つまりのちの呉
優秀な将がもう揃っているはず
小覇王と呼ばれていた孫策、美周郎と呼ばれ孫策を支え続けた周瑜
他にも孫堅から仕えていた黄蓋に孫策の時代で名がある猛将の太史慈、この世界はオレの知ってる歴史と時間の流れが違うから甘寧や周泰辺りも既に孫呉の元に集っている可能性もある
「そういうことよ。袁術の主力には春蘭、あなたに当たってもらうわ。第二陣の全権を任せるから、孫策が出てきたらあなたの判断で行動なさい」
「季衣、流琉は春蘭の補佐に回って」
「御意!」「はいっ!」「わかりました!」
春蘭に季衣、流琉となると戦力は十分だろうな
となると次は袁紹側か
「袁紹に相対する第一陣は、そうね……栄華」
「わたくしですの?」
「行軍中は輜重隊を任せるけれど、戦闘の間は指揮を取りなさい。官渡なら、あれが出せるでしょう」
「……はい。かしこまりましたわ」
官渡ならあれが出せる?
多分真桜が作ってたあれのことかな
霞が張り切ってるからか、第一陣は霞が指揮をとり栄華は補佐に
他にも凪、沙和、真桜の三人も
第三陣の秋蘭と香風が敵部隊との直接戦闘か
星は呼ばれていないけど、1番オレと連携が取れるから多分オレの補佐……いや、オレを守るために護衛で付けてくれるんだろう
今のオレに、何か出来ることはあるのか……?
元から戦えない一刀と違って戦えるのにその戦える力が出せない今のオレに……
「官渡という立地からも、相手の指揮権は袁術ではなく袁紹にあるでしょう。桂花は袁紹の軍師の考え方を予測して、基本戦術を立てなさい」
「でしたら、一つ策がありまして……将を何人か回していただきたいのですが」
「構わないわ。誰がいいの?」
「はい。柳琳と華侖、それから香風と正騎、正騎の護衛として星を入れてこの五名を」
今オレが呼ばれたのか?
桂花の策だからきっと大きな決定打になるものだろうから失敗する訳にはいかないな……
それにやっぱり星が護衛に
桂花の事だから今のオレに前に出させないようにしてくれたんだよな
「……結構な戦力だな」
「それだけ重要な作戦なのよ。代わりに、成功すれば相手に致命傷を与えれるわ」
「なら任せるわ。五人とも良いわね?」
「わかったっす!」「わかりました!」「はーい」「あぁ」「お任せを」
華侖に柳琳、香風か
香風は確か星と一緒に旅をしていたってこともあるし、華侖は柳琳から聞くのが早いだろう
このメンツと戦うのはあまり無かったからな
連携が上手く取れるようにしておかなければ
「他の皆も戦の準備を整えなさい。相手はどうしようもない馬鹿だけれど、それでも河北四州と江南を治める袁一族よ。慢心していると、足を掬われるわよ。これより我らは、大陸の全てを手に入れる!皆、その初めの一歩を勝利で飾りなさい。いいわね!」
「まさっちー!よろしくっすー!」
「まーくんと戦えるの、久しぶり」
「こっちこそよろしくな」
確かにこの2人は春蘭と秋蘭の方に行ったりでオレと近くで戦うことはそれこそ黄巾党との戦いぶりぐらいだ
「よろしくお願いしますね。……その、体調は大丈夫なんですか?」
「大丈夫……とは言えないけど前に出れないぐらいだから心配しないで欲しい。オレはみんなの後ろから援護をしていくから」
「心配するな柳琳。そのために私が護衛なのだからな」
星なら関羽さんや張飛レベルとなら1体1で互角に、呂布相手なら勝てないはず
だけど他が相手なら遅れを取ることなんてない
オレのパートナーはそれぐらい強いからな
「そうですね、星さんが傍にいるのなら大丈夫そうですね」
「うむ。勝手に前に出るようなら手荒な事をしてでも本陣に連れて帰るのみ。その時には柳琳からも一言貰えれば助かるな」
「さすがのオレでも状況はわかってるって……。でももし柳琳から見てオレが危なそうな行動をしたら遠慮なく言って欲しいな」
「分かりました。そうさせていただきますね」
「五人とも、集まっているわね。あなたたちの行動を説明しに来たわ」
「此度は少数精鋭、さらに迅速に策を為さねばなりません。わたしからは地形、道筋などの詳細をお伝え致します」
と桂花、それに理央がこちらにきた
桂花の考えで集められたんだからな
それにしても一体どんな策を考えたんだろう
どんな策でも、オレは彼女達の期待に応えられるようにしなければ