真・恋姫†夢想 正義の後継者   作:シバヤ

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コミケに参加してきて、創作意欲が湧いてきたのであえて非表示にしてたリメイク作品を公開することにしました。日付が数年前になっているのはメモで書いて溜め込むと他のメモが分からなくなるので非表示で載っけていました
リメイク前と異なる部分はありますが話の進行は似てる感じになるつもりです(リメイク前は非公開にしてます)

何事もなければまた少しづつやっていきたいなと思っていますのでよろしくお願いします


8話

朝の少し冷えた風と、日が昇り始め少し明るくなったのを感じ目が覚めた

時計がないからわからないけど、今だいたい5~6時ぐらいか……?

 

「趙雲さんは……まだ寝てるか。なら早く起きたし、これからどうするか、必要な物とかの確認でもしておこう」

 

旅の目的としては世界を見ることと、助けられる人がいれば可能な限り助けていくこと

これは大丈夫だな

次に食料は道中で食べれる野草を見つけたり、狩りをすればいい

最重要としてはやっぱり水か……まだ残りがあるとはいえ、無くなったら何もできな──

 

「あれ、ちょっと待て。残りの水ってどれぐらいだ……?」

 

水筒やら、水を入れてる物を確認した……

ああ、オレはうっかりをしてしまった

 

「スープ作ったからそこそこ無くなってるんじゃないか……!」

 

そう、昨日の夜スープ作ったから水の減りが早かった

オレは何をしてるんだ……

これも母さんのうっかりがちゃんと引き継がれてしまったことか……

 

「おはようございます衛宮殿、何やら深刻な顔をしておられますがどうなされましたか?」

「あぁ、おはようございます趙雲さん。そうだ、趙雲さんも旅をしている最中でしたよね。この辺りでどこか川とかあったりしませんでしたか?」

「川ならばちょうどここから近くにありました。昨日は空腹を凌ぐためにそこの水を飲んでおりましてな」

「そうですか!それは助かる……じゃあまずはそこに行って水を補給してから、旅に出ましょうか」

「ええ。では参りましょう」

 

荷物を背負い、忘れ物はないかちゃんとチェックして出発する。ここでもうっかり何か忘れたなんてことがあったら怖いから……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「昨日は夜という事もありお聞きしていませんでしたが、衛宮殿はどのような目的で旅を?」

「この世界に来て聞きはしたけど実際にどうなってるか自分の目で見てみたいと思ったから……ですかね。それから行先で困ってる人がいたら助けられるようにっていうのもあります」

「人助けですか?」

「はい。オレは父さんのような正義の味方を目指しているんです。でも世界中の人を助けることなんて出来ない、だから手の伸ばせる範囲でもいいからそうしたいと思ってるんです」

 

と、こんなふうに昨日は話せてなかったけどお互いの事話しつつ歩いていた

趙雲さんも少し前まで別の人と旅をしていたが別れ、オレと出会ったということだ

 

「衛宮殿、あそこに流れてる川です」

 

と、数時間歩いたところでようやく目的地に着いた

魚も泳いでるのが見える、どうやら綺麗な川のようだな

それもこの時代には電気も流れてないし排気ガスとか環境に悪影響を及ぼすものがないんだ、自然の中にある物は現代よりも綺麗なものだろう

そういえば電気がないんじゃ、夜は星や月明かり頼みになるってことか。それじゃあ暗くなると魚もいるか判別もしにくくなるから気が付かなかった可能性もあるのか

 

「これで水は確保出来ましたし、ここの魚で腹ごしらえもしておきましょうか」

「そうですな、起きてから食べず飲まずで来ましたからここらで一息つきましょうか」

 

竿を作る道具がないから、弓とそれなりに細い矢を投影

弓で仕留めていった方が手づかみや釣りよりも効率がいい

 

「おや、衛宮殿は弓も使えるのですか?」

「ええ、むしろ俺は弓の方が扱えるんです。近接じゃあ人よりは動けても趙雲さんみたいな方には手も足も出ないですからね」

 

腕前を披露することも含め、川の魚を何匹か矢で射抜いた

大丈夫だろうけど、取り尽くすと自然体を壊すことになるしそこそこ腹が膨らむぐらいで十分だ

さて、海の大きい魚とはいかないから刺身は無理として、ここは定番で串焼きと行くか

ちょうどいい休憩場所だし、そろそろ次の目的地も決めておいた方がいいかな

 

「趙雲さん、近くに街とかはありますか?」

「そうですな、数日はかかりますが陳留が近いかと。他には陳留よりは遠くなりますが洛陽、許昌辺りかと」

「陳留……確か曹孟徳が治めてる街ですよね」

「そのあたりは知っておられるのですな」

「と言っても実際に行ったことないからそれぐらいしか分からないのですけどね」

 

でもあの曹孟徳が治めてる街だ

きっとこの時代だと治安もトップクラスにいいはずだろう

オレの方が早く出たからまだだろうけど、いずれ荀彧も士官するだろうしな

このまま陳留に着けばすぐに荀彧に会いそうになる気がするけど……城内に行くのが目的じゃないから会えないか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今夜も野宿だ

さすがに早々に村や町とかは見つからないのはわかってたから仕方がない事だ

ご飯も食べ、明日に備えて後は寝るだけ……の前に魔術の鍛錬しないと

 

「──投影、開始(トレース・オン)

 

スイッチを入れ、魔力を流すと

 

〈ピロン♪ピロン♪〉

 

端末から音がした

母さんからの連絡か何かかな?

 

「おや?何やら変な音が?」

「あー、これについては後で説明します。ちょっとだけ趙雲さんにとって不思議なことかもしれませんが」

 

と一言言っておいた

これは後でどう説明するか……そこは後の自分に任せよう

 

『もしもし正騎?』

「どうしたの?何か分かったことでもあった?」

『いえ、その事はまだよ。やっぱりあなたの事が少し心配で、母親として気になっちゃうの。外国なら心配せずいられるけどもさすがに過去ってなると事情が違うからね』

「そっか。オレは大丈夫、元気にしているから」

『それでそっちは今どんな感じなのかしら?』

 

オレはここ数日の詳細を話した

荀彧の家でお世話になり、この世界が黄巾の乱の前の時間帯ということを知ったり、今は偶然であった趙雲さんと一緒にいること

 

『正騎、今さっき数日って言ったわよね?』

「うん、それで旅の準備やこの世界の常識を教えて貰ったりしたんだけど」

『私が前に電話したのはほんの数時間前でこっちはまだ夜中よ』

「それってつまりこっちとそっちの時間の流れが違うってこと?」

『そういうことになるわね。魔術による転移みたいなものだからもしかしたら過去ではなく並行世界に飛ばされたのかも……。それにしても荀彧に趙雲ねぇ。聖杯戦争でもないのに英雄と2人にも出会えてるなんて相当すごい出来事ね』

「それはオレも思ってる」

『せっかくだから趙雲に挨拶させてもらえないかしら?1日だけとは言え一緒にいたし、場合によっては当分一緒にいるんでしょ?』

「わかった。ちょっと説明するから待ってて」

 

端末を保留モードに切り替える

というかこの端末スピーカーモードとかあるしもう普通に携帯電話だよな

使い慣れてるからオレとしてはありがたい

 

「趙雲さん、少しいいですか?」

「構いませぬが……先程は一体何を?何やらその箱に話しかけてたように見えますが」

「これはオレの世界の道具で遠く離れた人と話すことが出来るんです。今母さんと電話しててそれで挨拶をしたいって」

「衛宮殿の母君ですか。私も食事でお世話になってる身ですし挨拶をしておきたい所でした」

 

趙雲さんから了承を得たし、保留モードを解除しスピーカーモードに切り替えた

 

「待たせてごめん、今スピーカーモードだから話しても大丈夫だよ」

『そう、ありがと。それじゃあ……初めまして、正騎の母です。息子がお世話になっています』

「いえいえ、こちらこそ衛宮殿には助けられております。優秀なご子息ですな」

『そう言って貰えて親として嬉しい限りです。もしまだ一緒にいるなら息子のことよろしくお願いしますね』

「承知致しました。衛宮殿といれば旅の途中でも美味しいものが食べられますしな」

『料理は得意なので是非任せて上げてください。さて、端末の魔力も無くなるからそろそろ切るわ。何かわかったらこっちからかけるけどもし何かあったらそっちからかけてきなさい。履歴には残るって士郎が言ってたからかけ直せるけどいつかけれるかはわからないけれどね』

 

さすが父さん、携帯のように履歴が残るようにして母さんにも分かるようにしてくれたのか

まぁさすがになにか変化起きたら父さんに知らせるだろう

 

「わかった。端末に魔力を補充する方法は宝石魔術や解析する時みたいに魔力を流せばいいんだよね?」

『ええ。空の状態で通話するとその度に魔力を消費してしまうから常に端末に魔力を貯めておくようにしておきなさい。それじゃあね』

 

そう言って通話は切れてしまった

向こうも向こうで色々やってくれてるようだし、邪魔してしまうのも悪いからこちらからは本当にかけるべきにだけにしておこう

 

「遠い距離でも話せるなんて、なかなかに面妖な物をお持ちですな」

「これはちょっと特別なもので、オレでもどういう原理で動いてるのかわからないものなんです。今回の件で役に立っていますけどね」

「それはそうと衛宮殿、1つお聞きしたいのですがメンマは作れますか?」

「メンマ……ですか?」

 

メンマってあのラーメンによく入ってるメンマか?

この世界特有の食べ物……でもこの世界の料理も荀家で教わった時ある程度は同じものって事が分かったからメンマっていったらあのメンマしかないだろう

 

「材料と時間、あと作る時に必要となる場所さえあれば作れますけど」

「ほう!では衛宮殿に付いていく理由がまたもや出来ました。その時が楽しみで仕方ありませんな」

 

どれだけメンマ好きなんだこの人……

かと言ってメンマを作るってなると数日は欲しいし、1からってなると1月以上は必要だから……きっと趙雲さんとの旅は終わらなそうだ

でもこの人の武術を身近で感じ取れるわけだし、生き残る術を増やせれるってのはこちらとしてもありがたいか





リメイク前との違いで、前話から趙雲こと星と一緒にいます
この世界で正義の味方と言えばやっぱり華蝶仮面ですからね
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