ONE PIECEーゴーダ.タケシ聖と天竜海賊団ー   作:逆波長

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第二話

ライブは終わった。

 

地獄のアンコール三十六回も、

俺達、天竜人大合唱も、

物販で売れ残ったタオル7777枚を

全員で共同購入させられたことも

大した問題ではなかった。

 

今、オペラハウス隣に併設された病院は

戦場と化している。

 

本来であれば、天竜人一人に対し、

病院の医師全員が診察にあたるものだ。

 

少なくともゴーダタケシ聖が生まれる前は

そうであった。

 

ゴーダタケシ聖 ファーストライブ

〜俺達、天竜人〜

 

このライブが開催されるまで、

天竜人の肌に触れること、診察を許されることは

ごく少数に限られ、それは名誉なことであった。

 

ましてや、オペラハウスの横に病院が建設されるなど、

誰も考えはしなかった。

 

「覇気を使える方はこれで全員なの?!」

 

医療機器での蘇生は既に限界を迎え、

残された手段は覇気による強制蘇生。

 

ライブ中、警護(監視)に当たったCP0職員全員が

Aパート、サビ、Bパート中に何回も行い、

海賊宣言の後には回数を数えることすらやめた。

 

病院に天竜人を運び終えたCP0職員達は

玄関で倒れ、海軍が治療に当たっている。

 

その状況下で院内に集められた

海軍中将他覇気を使える者総出で、

強制蘇生を行っていた。

 

 

 

もし、ここにチョッパーがいたら

医療の限界を感じただろう。

 

一人の天竜人の心電図は今まさに最後の瞬間を

迎えようとするその瞬間、

 

英雄は現れた。

 

彼は救護にあたる海軍達を

医師達を元気づけるために

何より、ライブ中ゴーダタケシ聖への愛を叫び続け、

倒れたファン達のために

院内で歌い始めた。

 

 

曲名「圧倒的感謝、歌うぜ一万回!!」 

 

ゴーダタケシ聖は正拳突きのポージングを繰り返しながら、

歌い始めた。

 

瞬間、心電図の針は限界を振り切り、

天竜人は復活

意識をなくした天竜人とCP0職員達が

一人また一人と立ち上がり、

ゴーダタケシ聖のもとへ集う。

意識はなく、舌を垂らし、白目の状態で

足取りは重い。

だが、一人また一人とゴーダタケシ聖が行う 

正拳突きを行いながら、

彼らはゴーダタケシ聖の前に揃った。

 

ゴーダタケシ聖への感謝(強制)は

天竜人達の体に刻みつけられている

 

それから十二時間。

 

ゴーダタケシ聖は正拳突き一万回を行い、

天竜人はなんでかわからないが、

復活した。

 

CP0職員達は己の覇気、能力が一段階上がった

ことに驚いていた。

 

医師、医療従事者の皆は

改めて天竜人のすごさを知った。

 

 

 

同時刻、海軍本部は荒れ狂っていた。

センゴクはゴーダタケシ聖の海賊団宣言に

対応する術は何かないかと真剣に考えていた。

ガープは煎餅を食べていた。

赤犬はブチギレていた。

黄猿は辞表を受け取ってもらえなかった。

青キジは空をみつめていた。

 

 

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