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「……嘘、あれがあのコビーって人なの!?」
「おう!!すげー変わったろ!?」
あのあと、渦に飲まれて助かったルフィがすごい体型の女海賊を倒して少年と船出をしているところを眺めていたが、
まさかその少年があの時ファンの人達から英雄とまで呼ばれていた人だとは。
というより、この二人に接点があったのが驚きだ。
「凄いね…海軍と海賊が友達なんて」
「ああ、あいつは今でも友達だぞ!!」
普通、立場上の敵を友達なんて呼べる人間は少ないだろうが…なんだかそれもルフィらしい。
「さ、ここからあいつらがどんどん加わるんだ!!」
〜〜
「…やっぱり、悪い海軍の人もいたんだ…」
「こいつの息子はコビーの友達なんだけどな…しかしこの時のゾロ懐かしいな〜」
「…凄いね、海賊なのに二人共町の人から感謝されちゃってて」
1人目 ロロノア・ゾロ
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「…え、この人シャンクスと同じ船!?こんなやつが!?」
「おう、おれも信じたくなかったけどレイリーが言ってたからな〜」
「えぇ…これがかぁ……ちょっと信じられない」
「そうそう、これでナミが仲間になったんだ!!」
「…なんか、前会ったときと比べると表情固いね」
〜〜
「アフロだぞ」
「アフロだね」
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「…え、ヤソップの息子!?あのたまに話に出てた!?」
「そうなんだよ、いやーウソップもすげー狙撃がうまいんだ!!」
「そうだったんだ…というか、東の海いたなら会ってあげなかったの!?」
「そういやそうだな…あ、ほらメリーだ!!」
「あ、ほんとだ…ここで貰えたんだ」
3人目 ウソップ
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「……大丈夫かウタ?」
「…うん、少しずつ慣れてきたから大丈夫…」
「この時はおれもゾロも危なかったなー、しかもナミもどっか行っちまうし」
「大変だったね…それでここであのコックさんが」
「ああ、サンジの飯滅茶苦茶うめーんだぞ?」
「……へぇ……」
4人目 サンジ
〜〜
「……ルフィって、気遣い出来るのか出来ないのかよく分かんないよね」
「そうか?」
「あそこで寝たり散歩したりする?普通…まぁ、最後に結局助けてあげてるけど」
「当たり前だろ?おれの仲間だからな!!」
「…そっか…そうだよね」
2人目 ナミ
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「─それでよ、これで偉大なる航路に行ったんだ!!…ウタ、大丈夫か?」
「大丈夫…少し疲れただけだから」
そりゃ疲れもするだろう。
どれだけ無茶をしているんだこの男は。
毎度毎度死んでしまうんじゃないかとあり得ない不安にかられたこちらの身にもなってほしい。
「…この調子じゃこの先もこうなんだろうね…」
「ん〜…まぁな!!」
「…そこは否定してほしかったかなルフィ……」
〜〜
「…馬鹿だよね、やっぱりルフィ」
「でもよ、ラブーン止めるならこれしか」
「だからってメインマストへし折る!?しかもログポース?まで壊れちゃってるし!!」
「それはサンジだろ!!」
〜〜
「……やっぱり馬鹿だよね!?」
「ゾロのやつが飯が気に食わないから斬ったのかなって」
「それであんな本気の殺し合いする!?…しかもまた変なことに首突っ込んじゃって」
「懐かしいな〜、この時ビビと会って、敵だったロビンにも会ったんだ!!」
「王女に敵に…どうなってるのあんた………女の人の知り合い多いし」
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「…凄い…恐竜に…巨人だ」
「すげーだろ、いつか行きて~なエルバフ!!」
「あんな大きい人達ほんとにいるんだね…でもあの大きさの骨ならエレジアにもあったなぁ」
「へ〜、そうなのか?」
「うん、ほら、あのステージが…」
〜〜
「……綺麗だなぁ」
「すげーよなー、冬島で桜なんてよ!!」
「うん…どうやったんだろあれ」
「チョッパーの話だとあのばーさんがなんとか…なんだっけ」
「忘れたんだ……あんな長生きする人もいるんだね…」
5人目 トニートニー・チョッパー
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「あの煙の人、追いかけてきてたんだ…」
「ケムリンだな、元気にしてるかな〜あいつ」
「一応敵だよね…?……あれ、今度は誰だろ」
ケムリンと呼ばれる海兵の前に立ち塞がった男がいる。
燃えているように見えるのは能力者だろうか、背中のドクロを見る限りやはり海賊だろうか?
「ねぇルフィ、あの人………」
横を見て初めて、ルフィの表情が変わってるのに気づいた。
何か懐かしむような、寂しそうな、そんな笑顔だ。
…握られた手の力が強まるのを感じた。
「……ルフィ?」
「…ん?ああ、あいつエースって言ってな…おれの兄ちゃんなんだ」
「…え、ルフィお兄さんいたの!?」
そんなの初耳だ。フーシャ村では見たことない。
「と言っても、ウタやシャンクスのあとに盃交わしたんだけどな」
「盃?じゃあ本当の兄弟じゃないの?」
「そうだな、でもおれにとってはほんとの兄ちゃんみたいなもんだ」
「へぇ…」
ルフィのお兄さんなら、やはりルフィに似てるのだろうか。
それともしっかりしてるのだろうか。
後でまた聞いてみることにしよう、そう思った。
…その矢先、ルフィが腹を貫かれた。
「……大丈夫か?クロコダイルはもうぶっ飛ばしたぞ?」
「………ほんとに……ほんとに無茶し過ぎ……」
腹を貫かれ、砂に埋められ、干からびて、毒に苦しんで。
そんなルフィの姿を見て平気だと思うのか。
「大丈夫だって、おれちゃんと生きてるだろ?…今は生きてるのかよく分かんねェけど」
「…うん」
「ほら、ここでビビと別れちまったけど、今度はロビンが来て…そしたらすげーぞ、今度空島なんだ!!」
「…空島?」
「ああ!!」
6人目 ニコ・ロビン
ルフィは笑う。
どれだけ大変な目にあっても、ルフィは冒険を楽しんでいた。
海賊として仲間の人達との冒険を楽しんでいる。
…私の奪ったその日々の振り返りは、まだまだ続くようだ。
to be continued 『煩悶(参)』
回顧録(空島〜頂上戦争編)