気持ちのいいバカ(偽物)をブチ込んでみた   作:王勇を示す者

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 投票ありがとうございますっ!期限は今の所設けてないのでご協力お願いしますっ!
 今ん所シャルルマーニュが一位。二位が銀と⬛⬛の同立·······⬛⬛が結構人気あってびっくりしてます。御影の方が高いかなーと思ってました。あ、ちなみに俺は御影に投票します。+1しといてください。



花結いのきらめき【4】

 

 

 

 

 ひなた歓迎会から一週間が経ったある日。俺達はひなたからの招集を受け、部室に集合していた。

 

「ひなたー、勇者部集合したわよ。で、話ってなにかしら?」

 

「これから戦いも激しくなってくると予想されます。新型もどんどん出てくるかと」

 

 新型·······戦闘の様子を見た感じでは魚の形容をしたバーテックスだな。厄介な固有能力はないから他と同じように対処出来ていた。

 

「そういえば新型······なんて呼ぼうかしら。新型バーテックス?新型?」

 

「もー面倒臭いから全部一括りでバーテックスでいいわ」

 

「固有能力を持ったバーテックスが出ない限り、別称は用意しなくともいいだろう」

 

「すぱっと決まったな。」

 

 すぱっと決めて次に進んだ方がいいからな。こういうのに時間は取れない。どうせ、攻めて来るなら潰すのみだ。

 

「皆さんの頑張りが早速実を結びました。神樹様の力が少し戻ったようです」

 

「おっ、てことは!」

 

「はい、援軍を呼べるようになりました。皆さんでお迎えしましょう」

 

 おぉー!遂に友奈達以外の勇者を呼べるのか!めっちゃ楽しみ。

 

「何人呼ぶんだ?」

 

「今回は人呼びたいと思います」

 

 


 

 

 あと数秒で俺は死んでしまう。そうなってしまえば、後ろで気絶している彼女等も殺されてしまうだろう。それだけは避けないといけない。

 

 それは誰でもない俺の王勇の為ではない。ただ彼女達には生きてほしい。幸せになって欲しい。そんな独りよがりなものだ。だが、それで十分命を賭けるに値する。

 

 不朽不滅。壊れずの絶世。この一時に全てを賭ける。

 

「デュランダル―――!!」

 

 体中から血を流しながら、デュランダルを掲げる。眩ゆい輝きを放ちながら世界を照らしていく。

 

「俺の全部くれてやる!だから、―――だから!奇跡を―――ッ!!」

 

 全てを賭け金にする。欲するは奇跡。この状況をひっくり返すような奇跡を―――

 

 


 

 

 

 違和感を感じた。説明は出来ないが、絶対何処かに違和感を感じるような部分がある。

 なにかを探すように周りを見渡す。

 

「どうしたの、シャル?」

 

「·········いや、なんでもない」

 

 周りにはいつもの勇者部の部室。そして、樹海へと乗り込めない園子と俺。巫女であるひなたしかいない。

 気のせいだったと切り替え、体勢を戻す。

 

「·········来ます」

 

「なにが〜?」

 

 突如としてひなたが呟く。その目はいつも皆が戻って来る場所に向いている。

 来る·······それって、まさか―――

 

「―――へぇ、これが勇者部ってやつか。······おっ、シャルルマーニュもいるじゃねぇか」

 

 時代錯誤な袴を着こなし、本来左腕が通るであろう裾を靡かせながらそこに立っている。

 

「いやぁ、俺そっくりな奴に襲われてなぁ。おかなびっくりってのはこいうこもんか。初めて経験したが、案外上手くいけるもんだ」

 

「士郎さん·······ですよね?」

 

「ン〜······その質問には答え辛いな。まっ、俺は御影 士郎ではあるぜ」

 

 御影 士郎。四国の大英雄がそこに立っている。だが、なにか様子が可笑しい。俺が会った御影はこんなにぺらぺら喋らない。

 

「はい、ややこしい話終わり。ひなた、ちょっと悪いんだけどこの子達見てくれる?」

 

 そう言い、風先輩、夏凜、銀が抱きかかえていた少女を降ろす。どうやら、この少女達が援軍である勇者であるらしい。

 

 え〜っと、どこからどう見ても神樹館に通ってた時の銀、園子、須美だな。何箇所か勇者服が赤くなっている。出血してるようだ。

 

「シャルルマーニュさんはあっち向いてくださいね」

 

「わかっている」

 

 ひなたが未だ気を失っている神樹館組の様態を確認しようとした瞬間顔を背ける。俺も傷口を確認したい気持ちはあるが、こればかりはしょうがない。この間に事情聴取をしなければ。

 

「さて、御影 士郎。事情を説明しろ」

 

「いやぁ、説明したいのは俺もなんだが·········なんというか記憶が曖昧なんだよな。気づいたら樹海にいて、後ろで気絶してるアイツらを見つけて·····俺にそっくりな奴と戦っただけというか·········」

 

「そっくりな奴、というのは?」

 

「俺の左腕があるバージョン?俺も意味がわからねぇ」

 

 御影 士郎の二人目·······どういうことだ?

 

「倒したのか?」

 

「倒し損ねちまった。ほんと、上手く逃げやがる。まぁ、何回か斬りはしたがな」

 

 御影の斬撃を受けて尚上手く立ち回れる······そんな凄い奴は記憶にないな。他の皆に聞いてみるか。

 

「東郷、わかる範囲で教えてくれ」

 

「わかる範囲、と言われても私達が着いた時には敵らしき影は見えなかったわ。」

 

「敵と勘違いされて攻撃された時は焦ったぞ」

 

「すいません、敵かと思って········つい」

 

「なんでアンタは私達六人の総攻撃受けて無傷なのよ」

 

 ふむ·······謎、か。これはまた厄介なことになった。第三勢力がいると考えて問題ないな。そして、やはりこの御影は可笑しい。

 

「検査終わりました。外傷は確認出来ませんでした」

 

「外傷なし?こんな血の跡あんのに?」

 

「返り血ってことか?」

 

 血の跡はあるのに外傷はない。銀の案の返り血ってのがありそうだが·······これは······。

 

「私にはなんとも·······」

 

「ここは一先ず病院に―――」

 

 救急車を手配しようとスマホの電源を入れようとした瞬間だった。気を失っていた園子が体を起こした。

 

「ん〜···あれ、私、なにしてたんだっけ〜?」

 

「起きましたか。園子さん、どこか痛む所はありますか?」

 

「ないよ〜。えっと〜·······どこかで会った〜?」

 

「自己紹介がまだでしたね。私は上里 ひなたです」

 

 どうやら、無事のようだ。少し記憶の混濁が見られるが、少し落ち着けば回復するだろう。

 とりあえず今は俺も自己紹介しとくか。神樹館の時の見た目じゃないからな。

 

「シャルルマーニュだ」

 

「初めまして〜、乃木さんちの園子だよ〜」

 

 初めまして―――あぁ、そういうことか。それなら合点がいくな。

 

「········あぁ、初めまして」

 

 

 

 

 





 あれ、御影ってこんなだったけな···········。もっと、こう突っつき難いというかなんというか·······結構な時間要してやっと親しくなれるレベルと思ってたけど、案外親しみやすそうだな。これなら、早めに馴染むだろ。

人気投票をしようっ!←バカに付き合って下さい。お願いしますっ!

  • シャルルマーニュ
  • 御影 士郎
  • ⬛⬛ ⬛⬛
  • 結城 友奈
  • 東郷 美森
  • 犬吠埼 風
  • 犬吠埼 樹
  • にぼっ······三好夏凜
  • 乃木 若葉
  • 上里 ひなた
  • 高嶋 友奈
  • 郡 千景
  • 土居 球子
  • 伊予島 杏
  • 白鳥 歌野
  • 藤森 水都
  • 乃木 園子
  • 三ノ輪 銀
  • その他(北野とか柚葉とか)
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