気持ちのいいバカ(偽物)をブチ込んでみた   作:王勇を示す者

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 次回あたりに一話完結のif√あげると思うので覚悟しといてください。灯火√よりはまだマシだと思いますが、それでも結構くるものがありましたね。



花結いのきらめき【7】

 

 

 

 

 ジュワユーズを構え、近づいてきているマシュマロ共を観察する。数は数百程度、その中にバーテックスが二体。天秤座と水瓶座のラインナップとなっている。

 

「星屑は俺が蹴散らそう」

 

「蹴散らす、ってアンタあの量をどうやって一人でやんのよ」

 

 十二勇士の霊体化を解き、俺中心に横にきちっと整列する。矛先はもちろんマシュマロへ。

 五大元素を矛先へと収束していく。大気を震わす程の轟音を響かせながら圧縮する。

 

「薙ぎ払え――ッ!」

 

 凄まじい爆風と共にマシュマロを蹴散らしていく。数秒もすれば先程までいた奴らは一匹残らず消滅している。

 

「さて、次を―――」

 

 口を開けたまま唖然としている皆を一旦置いておき、バーテックスへと視線を移す。すると、誰かが途轍もないスピードで走っているのが見えた。考えるまでもなく御影だろう。

 

「勇士達よ、彼の援·····護····を·····?」

 

 御影から視線を動かすことなく、十二勇士達へ指示を出していると何処からともなく草薙剣を取り出す。次の瞬間にはバーテックスは崩れ去っていた。

 

「あれが草薙剣か·······ジュワユーズ以上の代物だな」

 

 認めたくはないがジュワユーズ以上だ。それ程の神秘があれには詰まっている。

 まぁ、これで終わりだしさっさと部室に·········第二ウェーブがあんのか。とりあえず御影を下がらせるか。

 

「風、御影の端末に連絡を」

 

「―――」

 

 おおっと、まだ意識飛んでんのか。顔近くで手ブンブンすれば流石に気づくだろ。

 

「········風?」

 

「―――····はっ。えっ、な、なに?」

 

「御影の端末に連絡を。下がれ、と指示してやってくれ」

 

「わ、わかったわ」

 

 無事風先輩を戻らせることに成功した。これで御影を引かせることが出来る。その間に全員意識復活させるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれから数分程で全員の意識を戻す&御影を下がらせることが出来た。

 

「よっ、と」

 

 草薙剣を消し、近場の根に着地する。

 ジュワユーズと同じ現れ方·······映像では体内から出していたが········自由自在ってことか。

 

「いやぁ、派手だな。ジュワユーズってのは」

 

「疑似宝具のようなものだ。真の一撃は予想を遥かに超えていくぞ」

 

「ほへぇ、それは楽しみだな。いつか見てみてぇもんだ」

 

 一度きり、この世界じゃどうなんだろ。代償なしって言ってたし·······打ってもよさそうだよな。まっ、打つ場面はしっかり選ばないと

 

「お話中悪いんですが、さっきの技は―――」

 

「アタシにも出来ますか!!?」

 

 俺への質問を小銀によって遮られる須美。ちょっとむってなってる。久し振りに見たが、やっぱリスみたいだな。

 

「何事もチャレンジだ。それ」

 

「お、おぉ〜!!」

 

 ジュワユーズを小銀に手渡す。十二勇者の統制は俺がするとして、ジュワユーズからビーム放てるかは小銀次第。

 

「構えろ。矛先は穿つべき敵へ」

 

「こうですか!」

 

「あぁ。そして力を圧縮するイメージで」

 

 十二勇士の矛先へ五大元素を先程同様収束していく。十二色の色彩ってのは見ていて絶景だな。

 

「ぐぬぬぬ·······っ!」

 

「ふむ······」

 

 この場合溜めるのは神力か?神樹から勇者へ渡されるものとしてはそのような物だろう。だが、扱ったことがない俺にはイメージが出来ない。

 

 ここは俺が手を添えてジュワユーズに五大元素を収束するか。それしか方法はない。

 

「放て」

 

「―――ッ、いっっけぇ!!」

 

 流石に俺ではない手が混ざると威力は下がるか·······いや、俺の集中力の問題か。ちょっと圧縮に淀みがあったな。

 

 第二陣のマシュマロの数は先程の倍ではあったが、今の一撃で同じ数ぐらいにはなったな。

 

「できた········できた!」

 

「やったね、ミノさん♪」

 

「凄いわね·······」

 

 ふぅ、喜んでもらえて良かった良かった。にしても、十二勇士が俺の時よりやる気に満ちてたことにツッコミたいが········まぁ、不問にしとくか。

 

「ちょいちょい、最後アンタがやったでしょ」

 

「風、夢は壊さないでおくのが最善だぞ」

 

「それはそうだけども······」

 

 はしゃいでいる神樹館組に聞こえないように小声で喋る。

 風先輩の言いたいことはわかる。だが、そんぐらいの線引は彼女達でも出来るだろう。

 

「甘やかし過ぎないようにな、シャル」

 

「わかっている」

 

 銀に釘を刺されてしまった·········グスン。

 

「東郷先輩、あれって······」

 

「えぇ·······自分自身への嫉妬ね」

 

 さて、気を取り直して第二波に備えるか。と言っても残りの数は先程と同じ程度なんだがな。

 

「御影、あの量をどう思う?」

 

「あー、そうだな······三振り、ってところか?」

 

「·······なるほど。試しにやってみせてくれ」

 

「いいぜ」

 

 消した時と同じように草薙剣を握る。俺のジュワユーズと同じ原理のようだ。

 次の瞬間には飛翔し、マシュマロへと接近していた。

 

「ふっ!はっ!せいっ!」

 

「·········」

 

 一振りするたびに途轍もない斬撃によって剣に触れてすらないマシュマロが消滅していく。

 マジかぁ········あの斬撃をあの体で出すとか意味がわからんな。ほとんど遠距離攻撃みたいなもんだ。

 

「四国の大英雄、というのは間違いないな。人間か怪しいが········」

 

「アンタもでしょ」

 

「シャルくんも凄いよ?」

 

 あれなら天の神の八割を消失させたってのも頷ける。あれで左腕があったら········考えるのはよそう。

 

 ―――花弁が舞う

 

 

 

 

 

 

 





 ちなみに一番有名な御影 士郎の本は伊予島 杏っていう人が著者の小説です。三巻構成で凄い文字数なんだとか

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  • シャルルマーニュ
  • 御影 士郎
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  • 犬吠埼 樹
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  • 乃木 若葉
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