気持ちのいいバカ(偽物)をブチ込んでみた   作:王勇を示す者

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 if√の御影は生存するかなー、って思ってたんですけどそのまま逝きましたね。勝利=生存なら生きてたんですが·········彼は休みたかったみたいです。



花結いのきらめき【8】

 

 

 

 

 土曜日の午前中。俺達はひなたの時と同様に神樹館組と御影 士郎の歓迎会をしていた。まぁ、ただ騒ぎたいという理由があってのものだが。

 

「なんか昨日、大赦の役員がサイン貰いに来たんだが、この時代どうなってんだ?」

 

「········やってやれ」

 

「いやぁ、俺がするってのもあれだからな········また今度って断っといた」

 

 大赦は暇なのだろうか·······そして、断わんな。だから、銀達と友奈がしょぼんってしてたのか。

 

「今度、とは?」

 

「西暦勇者達が来てからな」

 

 西暦勇者········死者は御影 士郎のみ。目の前にいる御影はこの結末を知らない。少し·······複雑な心境だ。

 

「ずっと気になってたんだが·········」

 

「どうかしたか?」

 

 なんだ、そんな改まって。凄く大事な話かと思い、心構える。

 

「シャルはなんで園子と銀と同棲してんだ?」

 

 毎度園子が仕掛けている盗聴器を襟から外し、握り潰す。毎朝抱きつくと同時にすっと付けるから十日目以降からは放置している。

 

「········成り行きだ。そう言うお前もひなたと同棲のようなものをしているだろう」

 

「同棲·····う〜ん。あれは同棲というより·····介護されてる感じがするな。」

 

 おおっと、ひなたがお菓子で噎せた。どんだけアンタは過保護なんだ········。

 

「やはり片腕は不便か?」

 

「まぁ、不便だわな。慣れはしたが、左腕があれば······って思う時もある。極力考えないようにしてるが······時折浮かんじまう」

 

「そうか······」

 

 彼の決断は正しかった。誰がなんと言おうとその勇敢さは讃えられるべきものだ。それは胸を張って言えるよ。

 

「まっ、これは俺がヘマした結果だ。弱音ばっか吐けねぇよ」

 

 ヘマ、か········そうだな。彼がそう言うのならば、彼のヘマなのだろう。今はそういうことにしておこう。

 

「士郎さん、こちらに美味しいぼた餅がありますよ」

 

「ん、あぁすぐ行く」

 

 めっちゃいい笑顔だな········いや、俺が考えることじゃないな。

 最初は変な巡り合わせだと思ったが、いい出会いになった。たまには神樹のゴタゴタに巻き込まれるのもいいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれから一週間。勇者部としての活動やバーテックス駆除などしていたらあっという間に過ぎていた。今日も今日とていつも通り、と思ったのだが······

 

「皆さんの活躍の〜♪おかげで〜♪新しい援軍の勇者達を呼べるんです〜♪」

 

「········どうなってんの、あれ?」

 

「朝からこんな調子だから安心してくれ」

 

 明らかに上機嫌だな。怖くなる程に········御影も若干いつもより距離感が遠い。

 

「········もしかして、ひなたさんの時代からですか?」

 

「そうなんです!須美ちゃん鋭い!今日は西暦時代の勇者達が来るんですっ!」

 

 おっ、ついに御影とひなた以外の援軍が来るのか。これは心強い。だが、なんだか御影の顔が少し暗いような気がする。

 

「わーやったぁ。未来の自分だけじゃなくて、ご先祖さまにまで会えるちゃうよ〜♪」

 

「ドキドキしちゃうね〜♪」

 

「ね〜♪」

 

 園子は順応が早すぎるな。普通なら自分と会うなんて混乱しそうなもんだが······まぁ、園子は普通じゃないから当然か。

 

「ねぇねぇ、ひなちゃん。西暦の勇者の人たちってどんな人だったの?」

 

「ふふっ。西暦の勇者達はシャイな人だったり、賑やかな人だったりと様々な人がいますよ。」

 

 御影は賑やかな部類に入るんだろうな。この感じからして

 

「勇者部が大所帯になっていくわねぇ」

 

「嬉しい悲鳴ってやつですよ、風先輩」

 

「最後はどれだけの人数になるんだろ········」

 

 今の時点で勇者部は総勢十三人。これにこれから俺が知っている人数なら四人追加されることになる。運動部のような人数になってしまうな。

 

 ―――樹海化アラームが鳴り響く

 

「今回もこのパターンか」

 

 霊基を換装し、ジュワユーズを握る。前回では待つことしかできなかったが、今回はその分全力で挑むとしよう。

 

「これ、アタシ達の時みたいになってるんじゃ······」

 

「剣がぴゅんぴゅん?」

 

「多分·······」

 

 剣がぴゅんぴゅん·······本当に衛宮 士郎でもいるのか?それかギルガメッシュ。それだと最悪全滅の可能性が見えてくるが·······その時はジュワユーズを放とう。

 

「皆さん、若葉ちゃん達をお願いします。」

 

「俺は樹海化した瞬間全力で走る。お前らも全力で追いかけて来てくれ」

 

「ならば、追い越そう。」

 

 御影の全速力なら俺の魔力ブーストした全速力でなんとか追いつけれる筈だ。ここは最速で向かわなければいけない。

 

「ひなた、この完成型勇者に任せなさい。アンタは朗報を待ってればいいわ」

 

「夏凜さん········はい、わかりました。園子さんと一緒に待ってます」

 

「みんな、気をつけてね〜」

 

 この人数の勇者なら余程のことがない限り、負けることはない。だが、戦場でなにが起こるかは予想出来ない。故に慢心など一ミリもない。

 

 ―――花弁が舞う

 

 

 

 

 

 

 





 過保護過ぎでしょ、ひなたさん········。

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