気持ちのいいバカ(偽物)をブチ込んでみた   作:王勇を示す者

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 マジでヤバイ········全然構想が纏まんない。今回のスランプは深めみたいです。伊予島の誕生日までに治ってくれるといいんですが·········。



花結いのきらめき【17】

 

 

 

 

 あの後、朝食を摂り、毎度の如く問題事に巻き込まれながらなんとか部室に辿り着くことが出来た。

 

「おっはよ〜!」

 

「おはようっす!」

 

「失礼する」

 

 園子、銀、俺の順で部室へと入室する。どうやら、風先輩と御影以外は揃っているようだ。確か、風先輩は生徒会に呼び出されてたような気がする。

 

「御影はどうした?」

 

「士郎さんなら剣道部からの依頼に行きましたよ。10:30に終わると言ってました」

 

 剣道部········大丈夫か?手加減ミスって相手に大怪我とかなったら、ローランに腹切らせることになっちゃうけど。

 

「それでは、お姉ちゃんの代わりに私が司会しますね」

 

「ここに風先輩いたら、前みたいに叫んでたんだろうなぁ」

 

「あ〜、めっちゃわかる」

 

 小銀と銀が以前の風先輩を思い出しながら、そう呟く。

 まぁ、風先輩は樹LOVEだからな。一に樹、二に樹、三に樹、四にうどん。って感じか?

 

「っと、その前にひなたさんから連絡があるみたいです」

 

 配るために用意していた紙を一度置き、ひなたへと繋げる。当の本人は来ましたかと言わんばかりに胸を張る。

 

「実は神樹様からの神託でまた新たに勇者が来るようです」

 

「新戦力は大歓迎なんだけど·······今回も樹海化中に合流するパターンじゃない?」

 

「ということは奴も来るのか········今度こそ報いを······っ!」

 

 いつ来ようが大丈夫なように準備しとく必要があるな。てか、ここにいない御影と風先輩には伝えてるんだろうか。

 

「ひなた、この事は御影と―――」

 

 ―――樹海化アラームが鳴り響く

 

「きた······」

 

「気を引き締めていこう!」

 

 さて、どうすべきか········多分、この王様たる霊基なら何も思わず首を断つことが出来る。だがしかし、その行為は·······ここからは現場で判断しよう。

 

「ヒナたん、ヒナたん。私は〜?」

 

「園子さんはまだ待機です」

 

「しょぼーん·······」

 

 あれは本当にしょぼーんってしてる時のだな。俺も最初は出れなかったからな、その気持ちよくわかる。だが、俺も最後の切り札ポジションになりたかった·······だって、カッコイイじゃん?

 

「まぁまぁ、園子の分もアタシがやってくるからさ」

 

「安心して、そのっち。シャルル君が変なことしたら、私が即座に撃ち抜くから」

 

「そうだよ、そのちゃん。もしもの時は東郷さんが·······え?」

 

「待て。どうして、俺が撃ち抜かれることになっている?」

 

 おおっと、これは新手の死刑宣告か?避ける手段がない一撃で俺を捉えてやがる········ヤバいな、本当に。

 

 ―――花弁が舞う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 業、縁、定め、―――本来では視ることすら出来ない運命を見定めるその目が大っ嫌いだ。今すぐにでもこの刀で断ち切りたかった。

 

「はっ。その手段じゃ、誰にもなれねぇぞ。鏡写しが関の山ってもんだ」

 

 俺を見下すかのように笑い、頼んでもないのに限界値を定める。どうしてこうもコイツは―――

 

「まぁいい。好きにやれよ·······どうせ、同じ結末になるだろしな」

 

 もう興味がないと言わんばかりに背を向け、この場を離れようとする。

 

「だが、これだけは忘れるな。お前は勇者と英雄を相手取るんだからな」

 

 そう言い切ると同時に姿を消す。残されたのは俺一人。託すものは最初からいない。

 

「はぁ········」

 

 なら、ちょっとぐらい吐き出していいな。

 

「妬ましい、呪わしい·······見てて吐き気がする」

 

 ········だからこそ、アイツらと共に歩めたんだろうな。今の俺にはそんな資格はないだろう。だが、その程度で止まれない。終わりにする。

 

「勇者も英雄も関係ない、等しく殺す」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 樹海を翔ける。

 

 手札は揃った。賭けるべきモノも定まった。故に殺せる。

 

 技量、実力、人数·······そのどれも下回っているとしても必ず抜け道はある。そこを突けば誰であろうと勝利は確実だ。

 

「―――」

 

「っ! これはちょっち不味いかも······」

 

 犬吠埼 風、勇者部部長。扱う武器は大きさ自由の大剣。力勝負となれば、俺に勝ち目はない。そもそも勇者である以上身体能力でも負けている。

 

 俺を確認したと同時に大剣で身を隠し、護りの体勢へと移る。

 

「視界は大事だぞ」

 

「きゃっ!」

 

 側面へと回り、左手に握りしめている刀の全てを引き出す。本来なら、ここで終了だが勇者には精霊の護りがある。二撃目が必要だ。

 

 二刀目の切っ先をその首へと―――

 

「まずはひと――、糸······っ!?」

 

 糸により刀が微塵切りにされたかと思えば、次の瞬間には目の前から網のような物が迫る。それを横に飛ぶことで回避する。

 

「大丈夫、お姉ちゃん?」

 

「助かったわ。さっすが、私の樹!」

 

 犬吠埼 樹、扱う武器は変幻自在の糸。糸と侮れば、それが死際となる。俺の体など豆腐のように斬れるだろう。

 

 まぁ、いい。やり方はある。どちらか片方を殺せば、自然にもう片方も殺せる。再度、右手に刀を出現させる。

 

 ―――刹那、光が満ちる。

 

「我が勇士の剣達よ――ッ!」

 

 疑似勇士円陣と五大元素の収束発散を合わせた絶技。所謂シャルルマーニュのEXTRAアタック。攻守において完璧と思われるが、一点のみ弱点がある。

 

 近づけば近づくほど攻撃は当たらない。つまり、ここで俺がすべき行動はシャルルマーニュに全力で近づくことだ。

 

「砂糖たっぷりとはこのことだな、シャルルマーニュ?」

 

 後は奴の霊核を砕くのみ。その体勢からの防御など不可能だ。確実に獲った。

 

「········フッ」

 

 何故この場で笑みを········まさか!?

 

「ちょろい!」

 

「ッ――、余計な手間を·····っ!」

 

 三好 夏凜による投擲、この次に来るのは爆発。であれば、全て折らなければ······!

 

「させないっ!」

 

 鷲尾 須美の正確無比な矢が左腕を貫く。貫かれた際の衝撃的により、軌道が振れ爆破物の処理は出来なかった。

 

「·········」

 

 次に遥か先からの銃弾により、右手の甲を貫く。刀を落すことはなかったが、数秒のラグが生じる。当然、そんな状態では防御は不可能·········立場が逆転したな。

 

「いいだろう······その色彩を受けてやろう」

 

 視界が様々な色彩によって埋め尽くされた。

 

 

 

 

 

 





 攻撃をずらされることはあるけど決して武器を落とさないコイツ········本当に人間ですか?

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  • シャルルマーニュ
  • 御影 士郎
  • ⬛⬛ ⬛⬛
  • 結城 友奈
  • 東郷 美森
  • 犬吠埼 風
  • 犬吠埼 樹
  • にぼっ······三好夏凜
  • 乃木 若葉
  • 上里 ひなた
  • 高嶋 友奈
  • 郡 千景
  • 土居 球子
  • 伊予島 杏
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  • 乃木 園子
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