実はゆゆゆい未プレイなんだよな、俺。しようと思った頃にはサ終が決まっており、遊べたのはわすゆ組参入まで·········くそっ、もっと早くに出会ってれば········ぐすん。
迫りくる星屑を一刀のもと消滅させる。
強く、より強く。次第に威力を増し、たった一振りで何十匹が死滅する。
そして担い手に応えるべく飛び交う剣達も瞬きの間に数百と潰し、閃光のように樹海を駆けていく。
そんな状況だと言うのに一向に晴れることはない星屑の雨。どうやら造阪神は御影がいない今を好機と見たのだろう。大正解だよ、こんちきしょう。
「どっ、せぇぇぇい!!」
大地を揺らす程の一撃が一本の大剣から生み出される。やはり、女子力を込めた一撃は計り知れない破壊力を秘めているな。
「なんだかっ、今日、多いね!」
「だ、なっ!」
拳で破裂させ、波が打っているような剣でたたっ斬る。処理スピードはシャルルに劣るもののあまり星屑が寄ってこないため危険はない。
「シャルル先輩に群がって行きますね」
「どうやら、シャルル君を一点集中で潰すようね」
「それだったらシャルルマーニュさんの援護に切り替えた方がいいかな?」
「大丈夫です。シャルル君が負けることはないので」
シャルル一目散に群がっていく星屑。遠目から戦場を見ている者達からしたら一目同然だ。明らかにシャルルマーニュを潰しに来ている。
だが、だがだ。その程度の物量でシャルルは打ち取れない。もし、打ち取りたいと言うのなら獅子座二、三体は用意することだな。
「シャルルー、生きてっかー!」
何の装飾もない刀の二刀流を巧みに振るい、シャルルが戦っている星屑の中心地に到着したのは御影かと思わせて村正。
「無論だとも」
血肉を貪ろうとする星屑を薙ぎ払いながら短く返す。どうやら、軽口を叩き合う程の余裕はないようだ。
「それじゃあ問題ねぇな。俺は戻る」
「ああ」
ただ生存を確認しに来ただけなのか、確認したのちシャルルに背を向け進んでいく。もちろん背中からの奇襲も防ぎながら。
(死ぬことは100%ない。それは断言出来る。
だが、この状況が続けば誰かが怪我を可能性も出てくる。それを視野に入れるならジュワユーズを放つべきだが、そんな隙はない。
まぁ、一先ず―――)
星屑を仕留めていく最中に頭をフル回転し、この状況を冷静に見定める。が、そもそも思考する暇もあまりなく早計に現状を打開する可能性を秘めている選択肢を取る。
ジュワユーズへ五大元素を収束。
自身の体を支えるためジュワユーズを根へと刺す。当然、そんな大きな隙を人殺しを第一に掲げている生物が見逃す訳がなく一斉にシャルルへとその牙を向ける。
「―――我が栄光の輝きを!!」
シャルルを中心に半径100mが輝きに満ちる。
やったことは単純明快。ただジュワユーズに収束した五大元素を開放しただけだ。その破壊力は絶大であり、周囲にいた星屑は塵と化した。
ぽっかり空いた空間目掛けて飛翔。星屑の包囲網を抜ける。そして、そのまま後衛組の側に着地。
「東郷、いけるか?」
「任せて」
そんな短い言葉で通じ合い、すぐさま各自行動に移る。
変わらずシャルル狙いの星屑が何十か寄ってくるも東郷の正確無比な射撃により悉くを撃ち落とされる。
「幻想の色彩、幻想の物語
されど―――」
「! 全員、てったぁーい!!!!」
シャルルから溢れ出る眩きに気づいたのか、風先輩が戦闘中の者へと叫ぶ。それにより全員がその場を離脱し始める。
「我が剣、我が勇士は君臨する!
即ち―――」
―――シャルルの下。樹海の根からぬるりと得体の知れない物体が這い出てくる。
そんな光景を最も近くにいた須美が目撃した。
「シャル先ぱ 」
そう呼びかける時点には全容を現し、宝具発動間近のシャルルを妨害すべく体当たりを仕掛ける。
それよりも速く、一人の勇者が翔ける。
「やらせねぇよ?」
「士郎くん!?」
這い出てきたもの、魚座を冠するバーテックスに上下に別れんばかりの斬撃を加え、続けざまに強烈な蹴りでシャルルから離す。
「
加算されたジュワユーズ、そして本来のジュワユーズから圧倒的な破壊力を有した五大元素がレーザーのように星屑の大群にへと放たれる。
以前のシャルルごと突っ込むタイプではなく、今回は放射タイプのようだ。
「また潜りやがったか······」
どうやら、先程の連撃では仕留めきれず根への潜航を許してしまったようだ。
魚座がいることは全員視認している。どこからどう仕掛てくるのかわからない現状、ただ自身の真下を警戒するほかない。
「ん〜。シャル先輩、そこ」
本来槍である自身の武器を傘状にすることで身を固めている園子が何の変哲もない根を指差す。その指は移動しているものを指しているかのように常に動いている。
そんな意味不明な行動ではあるが、園子に全幅の信頼を寄せているシャルルはそこ目掛けて走り―――
「―――エリュプシオン!」
ジュワユーズを棍棒へと持ち替え、纏わせた地の元素と共に根を抉る。二撃目はなく、ジュワユーズへと戻す。
手負いだったのかその一撃で仕留め、撃破特有の現象が起こる。
「よしっ。ナイス園子!」
「いぇ〜い♪」
先程まで黙々と星屑を瞬殺していた者かと思わせる程の明るさで園子へとグッジョブを送る。それに応えるかのうようにピースを返す。
「御影もな!」
「おう。ギリ間に合ったみたいだな」
園子同様御影へもグッジョブを送る。二重人格かと思われそうな変貌ぶりである。
と、問題はそこではなく。
「今まで何処にいたんだ、士郎!?というか怪我は!?」
怒鳴るかのように御影へと詰め寄る若葉。そして力一杯御影の肩を掴み、ぐわんぐわんさせ怒涛の質問攻めをし始めた。
「ちょっ、わか、」
勇者システムによる筋力増強をフルに使用した掴みを受けている御影は最早喋るどころではない。徐々に顔が青白くなっていき、意識が落ちかけている。
「わぁー!若葉ちゃん!士郎くんが死んじゃう!」
「落ち着けって!士郎、殺す気か!?」
取り乱している若葉の腕を高嶋とタマが力づくで外し、中途半端な羽交い締めをし一旦落ち着かせる。その間に千景が御影へと近づき、顔の前で手を振る。
「········ご臨終ね」
「―――生きてるわいっ!」
「ほっ······」
「なんだアイツら、急にうるさくなったな」
「仲良しだなっ!」
若葉から開放されツッコミと共に復活。その姿に杏がほっと息を落とす。
そんなてんやわんやを遠目で眺めていた村正とシャルルがほっこり。だが、それとは裏腹に御影が戻ってきたのを喜んでいいのかという葛藤もあるが········。
「すまない、取り乱した·······」
「マジで死ぬかと思った·······」
落ち着いたのか羽交い締めを外された若葉はぺこりと御影へ謝罪を入れる。そんな謝罪を手であしらいながら、肩を回す。
「それで士郎くんは今まで何処にいたの?」
「あー······ちょっと、遊園地にな」
「遊園地ぃ?まさかタマ達が必死こいて勉強してる間、士郎は遊園地で遊んでたのか?」
まさかの居場所にタマのジトーっとした目線が御影へ刺さる。だがしかし、遊んでいたのは事実であり弁明出来ない。
「まぁ、そうなるな」
「はぁ·······呆れた」
「いや、これにはいたたまれない事情があってな······」
「事情?なにか事故に出くわしたんですか?」
遊んでいたのは事実、だがそこに至る経緯を聞けば納得してくれる筈。しかし、それ以前に一つの問題がある。
「誘拐?されてな」
「誰にだ?」
怒気を含んだような声で御影へと問いかける若葉。きっと樹海化が解けた後誘拐した者を斬りに行くだろう。
「·········名前なんだっけな」
ひなたというのは理解している。だが、ひなただと答えると要らぬ誤解を招く可能性がある。そう考えると偽名を言うのもありだが、それではいつか嘘だとわかる。
「えっ。じゃあ士郎くんは名前も知らない人と遊園地で遊んできたの?」
「·········そうなるな」
「アハハハ!よく不審者と遊べたな!タマだったらタマんないぞ!」
タマの爆笑にむっとしたのか少し眉間に皺を寄せる。これではアイツの名誉がなくなってしまう、そう思ったのか口を開く。
「不審者、そんなもんじゃなかったさ」
「じゃあなによ?」
「そうだな·········優しい人、だったよ」
千景の問いに今まで見たことなかったような穏やかな声でそう返した。
口元は笑っているのかニヤけているのかわからないような表情をしていた。
fgoでボックスイベントが始まったんで投稿ペース落ちるかもです!
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シャルルマーニュ
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御影 士郎
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⬛⬛ ⬛⬛
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結城 友奈
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東郷 美森
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犬吠埼 風
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犬吠埼 樹
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にぼっ······三好夏凜
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乃木 若葉
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上里 ひなた
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高嶋 友奈
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郡 千景
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土居 球子
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伊予島 杏
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白鳥 歌野
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藤森 水都
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乃木 園子
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三ノ輪 銀
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その他(北野とか柚葉とか)