エデン条約終了·······メッチャ良かった。fgo6.5章読んだ時並の満足感·······最高だぜ、ブルアカ!
光が視界を奪ったかと思えば、次瞼を上げれば樹海と化した世界。非日常のような出来事ではあるがこれまでにも何度も、というかこれが日常なため動揺はない。なんなら余裕すらある。
「·········御影がいないな」
「あっ······」
シャルルの指摘に若葉が樹海化寸前の記憶を思い出す。
後寸前で起こすことの出来なかった。それが樹海へと飛ばされていない理由として最有力だ。
「眠っている人は除外されるみたいですね」
「流石に神樹様も睡眠中の人を戦場に出すような鬼ではない、ってことね」
杏、千景が推測しながら着実に戦闘準備を万全にしている。
一人抜けてしまったという事実は変わらないが、新メンバーである雪花と棗がいる。なんとか御影の穴は埋まるだろう。
「こうゆう感じね········最新鋭の勇者システムは一味違うね。棗さんはどう?」
「馴れが必要だな」
「まっ、そこは追々合わせるとして、やっぱ目先から」
「そうするとしよう」
棗はヌンチャク、雪花は槍を手に構える。手に馴染ませるようにして柄を握り、力の入り具合を調整していく。明らか武人のそれである。
準備万端、となった所で勇者部とは違う座標に出た村正が合流した。
「ん?なんだか見慣れない奴ら、が········げぇ」
視界に映った真っ白な勇者服。思わず二度見をしてしまい気づくのが遅れたのか間を空け、露骨に口をへの字に変える。そんな村正に対し、雪花は気味が悪い程ニコニコとしながら近づいていく。
「久しぶり、⬛⬛。どうどう、振られてもう一生会うことがないと思ってた娘と再開するのは?」
悪態をつかれたお返しとばかりに村正へと詰め寄り、ニヤけ顔で現し世であった出来事を掘り返す。控えめに言って悪魔の所業である。
「フラれた·······?」
「つまりつまり〜、村正さんが告白を雪花先輩にぃ〜♪」
振られた、という言葉に反応するそういった事に興味深々な勇者部一同。特に園子はネタが降ってきたといった感じに凄い勢いでペンを走らせる。
「ふーん、へぇ·······」
「し、白鳥さん?」
園子の推測を聞いたのか歌野から絶対零度に近しい圧が発せられる。これには側にいた若葉も冷や汗ダラダラだ。
「誤解招く言い方すんな。死ぬぞ、俺が」
「こっちでも最弱なんだ」
「そりゃあな。じゃなきゃ、とっくの昔に退去してる」
もし、この世界において彼が最強になっていたのなら勇者······そして英雄達を惨殺しているだろう。まぁ、そんな美味い話などなく敗北を期したが。
「それで········アンタの名前は?俺は千子 村正だ」
元より名前を知っていた秋原 雪花を視界の外へと弾き出し、真っ白な勇者へと問いかける。ついでに自己紹介も済ませておく。
「沖縄から来た古波蔵 棗だ。よろしく頼む」
「·······ほんとに中学生か?」
「?」
「いや·······なんでもねぇ」
佇まいが中学生のそれではない。完成している、それが村正が一目見た古波蔵 棗の印象だった。全く隙がない。
「頼もしい限りだ。········北海道じゃなくて沖縄に行くべきだったか?まっ、行く方法ねぇけど」
「私としてはたった一人で諏訪から北海道まで来たのにびっくりだけどね。ほんとに最弱?」
「おう。紛うことなき最弱だ、―――ぜッ!!」
会話の途中ではあるが抜き身刀を握り締め、雪花の背後から迫る星屑へと振るう。全てを引き出した一撃ではあったものの消滅することはなくよろけるのみだ。
「そッ!」
よろめいた星屑へ一突き。
神秘の籠もっていない村正が振るった刀ではなく、カムイ直々に託された槍はいとも容易く星屑を潰す。
武器の神秘性――それこそが村正を最弱へと落とす一因となっていそうではあるが、同じ武器を振るう御影は最強だ。故に武器ではなく彼の身体能力こそが原因であろう。
「手抜いてんな?」
「こんな人数いるんだから私一人手抜いても大丈夫でしょ」
「そうだろうな。だが、もしもの時は―――」
「はいはい。もしもの時は全力でやりますよー」
間の抜けたような声で相槌を打ちながら確実に迫りくる星屑を殲滅していく。二人の連携がただ殺すことのみに特化したもののためか手際良く星屑を対処している。二日三日共に戦った者達とは思えない連携の精度だ。
「··········」
「すっ、すごい·······歌野さんに近づいた星屑が物凄い勢いで消えてる·······」
感嘆したように樹が呟く。
何故かはわからないが鬼気迫る勢いで鞭を振るう歌野。近づこうとする星屑共は間合いに入った瞬間破裂していく。
その光景に目を丸くしている樹ではあるが、その樹も片手間に星屑共を文字通り蹂躙している。死神ワイヤーは伊達ではない。
その後恙無く星屑を殲滅した。
星屑を殲滅したことにより勇者部は強制的に部室へと送り返された。それは別の場所にいた村正も例外ではない。
「んじゃ、俺は戻る」
「あっ、ちょ、村正!?」
霊体化していく村正を引き留めようと歌野が叫ぶが逃げるようにその場を去っていった。そんな普段では有り得ない光景を見てか水都が歌野へと問いかける。
「どうしたの、うたのん?」
「みーちゃ······!?い、いやぁ、なんでも······」
「村正さんが浮気したんだよね」
「園子ちゃん!?」
「詳しく!」
小園子が爆弾をそっと水都に手渡す。そしてそれに食いつく中園子。目をシイタケにしながら小園子に詰め寄る。その手にはペンが握られている。
「村正さんが?それは·······ないかなぁ」
歌野をチラリ。見られた本人は気づきはしなかったが、やりとりを眺めていた他の者達はその視線の意味を何となく察した。
その後も園子sを中心にてんやわんやが続いた。
「すまん、寝過ごした」
「問題ない」
「すいません、招集した手前寝てしまって······」
「いいって、いいって。誰も眠気には勝てないんだから」
ガヤガヤしている諏訪組+園子sを背景に御影がシャルルに、ひなたが風へと頭を下げる。そんな二人をさくっと許し、新メンバーへと向き直る。
「お前らが沖縄、北海道から来た勇者か?」
「ああ。古波蔵 棗だ。よろしく頼む」
「秋原 雪花だよ。よろしくね」
「俺は御影 士郎だ。よろしくな」
樹海化中に情報だけは耳にしたのかスムーズに自己紹介をする。同様にひなたも丁寧な所作で挨拶をしていく。
「声も顔も同じ·······世界ってのは広いね」
「そうだな」
「そんなレベルの話じゃないでしょ」
ただ似ている、というだけとし流そうとするがそれはあまりにも楽観的すぎると花凜のツッコミが入る。まぁ、初見は誰しもそう思う。
「それよりも、何故寝不足だったのだ?」
ずっと置いていた疑問を眠っていたひなたと御影に投げかける。
「ストレートに行ったなぁ」
「男性勇者ってのはデリカシーがないのかしら?」
「でも、気になるよね」
これでもし、そういった話が出るのであればシャルルは即座に神樹館を部室の外へと投げるだろう。飴ちゃんと共に。
「いやな、説教を受けちまって······」
「「「「あー」」」」
その言葉に西暦組だけでなく、ガヤガヤ組+新メンバー以外の部員が納得したかのように反応する。
「すいません、つい血が昇って······」
「今回に限っちゃ俺が全面的に悪いしな。心配させたのも事実だし·······」
バツが悪そうに口を尖らせながら、視線を横へと逸らす。
「なんかやっちゃったの?」
今日来た雪花と棗はなんの話をしているのか点でわからず、近くにいた結城へと問いかける。棗もそれに同伴するように耳を傾ける。
「私はあんまり詳しくないけど··········昨日、士郎先輩が学校行かないで遊園地行ってたんだ」
「うわぁ·········不良?」
「それは、良くないと思う」
「面目ない······」
新メンバーによる攻撃で項垂れる。
少し可哀想に思いながら、シャルルは傍観する。彼が自分が悪いと思うのなら手助けは出来ない。
「しかも誘拐犯と遊んできたんだよな」
「待って待って、一気にわからなくなった。え、誘拐されたの?」
「·········?」
タマの一言によって謎が出来てしまった。これには二人共混乱してしまう。全く意味がわからない。
「誘拐されて誘拐犯と遊園地行ってきた」
「それで········遊んだと?」
「おう」
「·······凄いな」
「神経図太すぎない?」
世界中探しても誘拐犯と遊園地で遊ぶのはこの者だけだろう。まぁ、少し特殊な状況ではあったがそれでもだ。
まぁ、そんなこんやで今日の勇者部の活動は終わり、各々帰宅したのだった。ちなみに雪花と棗はひなたに案内されて寄宿舎へと向かった。
最近投稿遅くて申し訳ない。リアルがゴタゴタ&インフルB&ブルアカ楽しぃー!などなどで書く時間がなく·······←だいたい自分のせい
絶対にゆゆゆいは終わらせるのでご安心を。まだまだネタはあるので。
多分バレンタイン会は遅れて投稿すると思います。
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