気持ちのいいバカ(偽物)をブチ込んでみた   作:王勇を示す者

162 / 209

 今日は誰かさんの誕生日!とういう訳で番外編として上げます。本編に関係ないとは言い切れませんが···まぁ流して貰っても構いません。




髪飾り【閑話】

 

 

 

 

 12月31日大晦日····本来なら新年に向けて準備をする日(だらける日)なのだが·····ここに一人、農作業をしている者がいる。

 

「よいしょ、よいしょ···」

 

「よっ歌野」  

 

「あれ···⬛⬛じゃない、大掃除するとか言ってなかったっけ?」

 

「こっちはもう終わったぞ。これで新年への準備は完了だ。」

 

「それはベリーグットね。」

 

「えーっと······ここら辺耕せば良いのか?」

 

「そうね。でもここら辺はだいぶ放置してた場所だからハードよ」

 

 ここ数日、雨が降ってないためか土が硬そうだ。

 

「俺を舐めてもらっちゃあ困るな。最初の頃からレベルアップしたのを見せてやるぜ!」

 

 

 

 

 

 

「ふぅ〜·····畑耕した後のお茶は別格だなぁ〜」

 

「⬛⬛もだいぶレベルアップしたわね〜···最初は鍬の耕すとこ逆だったもんね」

 

「ぐっ!·····畑耕すとか人生初だったんだからしょうがないだろ」

 

「一人でやってた時に急に近づいて来て、黙ってクールに耕し始めたと思ったら、逆だったもんね〜」

 

「もう止めてくれ···!その攻撃が一番効く···!」

 

 ずぅーっと一人でやっていて、いつ倒れるか気が気じゃなかったよ。····俺がいてもいなくても結果は変わらなかっただろうけどな。それに水都もいるしな

 

「さて、俺はもう戻るぞ」

 

「あら、もう戻っちゃうの?」

 

「あぁ、年越し蕎麦を作り始めないといけないからな」

 

「⬛⬛の手打ち!?」

 

「もちろん」

 

「よっほほい!元気が漲ってくる〜!」

 

「あまり無理すんなよ」

 

「オフコース!」

 

 そこまで喜んでくれるのは嬉しいんだが····怪我はしないでほしいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

「準備は順調かぁ〜?」

 

「あっ····⬛⬛さん。」

 

「戻ったぞ。」

 

「まずは手を洗って下さい。」

 

「はい·····すみません。」

 

 農作業をしたせいか手には土がついている。前、壁に手を置いて土をつけてしまい、怒られてしまった。····怖かった······。

 

「で、どうだ?」

 

「飾り付けは順調なんですけど·····ケーキが····」

 

「失敗したのか?」

 

「クリーム塗る所までは出来たんですけど·····飾り付けが上手く出来なくて····」

 

「後で一緒にしてやるから待っといてくれ」

 

「わかりました····。」

 

「俺は今から蕎麦を作るから、水都は続けて作業しておいてくれ。」

 

「任せて下さい。」

 

 さて、前作った蕎麦より上手いのを作らないとな。気合入れていくぜ!

 

 

 

 

 

 

 

「ただいまー!」

 

 ・・・・・

 

「あれ?·····誰もいないのー?」

 

「みーちゃ――――」

 

 パァン!パァン!

 

「「お誕生日おめでとう!」」

 

「わわっ!」

 

「どうだ、驚いたろ」

 

「すっ、凄いサプライズね。」

 

「ケーキもあるよ♪」

 

「やったぁー!早速みんなで食べましょ」

 

 喜んで貰って何よりだ。一番頑張ってんだから、誰よりも幸せになってもらいたいもんだ。

 

「っとその前に·····ほら、プレゼントだ」

 

「!····あ、開けていい?」

 

「おう」

 

「これは·····ワンピース?」

 

 俺お手性の水色のシンプルなワンピースだ。

 

「歌野、こういった服持ってなかったろ。だから、その服着て一日ぐらい遊んできてもいいんだぜ?」

 

「全てが終わったら、一緒に遊びましょ!」

 

「······あぁ、そうだな。」

 

 農作業の事なのか······それとも·····

 

「うたのん····私のも受け取って貰える?」

 

「うん!みーちゃんはいつでも大歓迎だよ」

 

「はいうたのん、お誕生日おめでとう」

 

「開けていいよね?」

 

「うん·····」

  

「金糸梅の髪飾り····綺麗····」

 

「それ、私が用意し――――」

 

「········」

 

 言うなよ〜言うなよ〜······!(念を送る)

 

「?····どうしたの?」

 

「な、なんでもないよ···」

 

 ふぅ〜、アイツが渡す事に意味があるからな。まぁ、クリスマスプレゼント用意するより疲れた·····。

 

「ケーキ切るぞー」

 

「あっ、ちょっと待ってー!」

 

「主役が行ってないですよー」

 

「みーちゃん、ありがとね♪」

 

 

 

 

 

 

 

「よしっ、切ったぞ····ほい、ほいっと」

 

 切ったケーキを皿に盛り付けていく。

 

「あれ、⬛⬛の小さくない?」

 

「そうですね。私のより小さいですね。」

 

「今日の主役はどーんっと食えー!水都の手作りだからな。」

 

「それじゃあ遠慮なく····んっ〜〜〜美味しい!」

 

「良かったな······」

 

 この日のためにサトウキビをなんとかして育てて、鶏を飼育し、イチゴを育てた。くぅ~、全てはこの日のためってな。

 

 

 

 

 

 

 

「よしっ、それじゃあ蕎麦湯がいてくるな」

 

「あっ、手伝います。」

 

「私もいる?」

 

「歌野は休んどいていいぞ」

 

「大丈夫だよ、うたのん」

 

「はーい······」

 

 毎日、そんぐらい落ち着いていたらいいんだけどな。

 

「水都、水を沸かしておいてくれ」

 

「わかりました。」

 

 その間に俺は蕎麦を等間隔に切るか。

 

「······」

 

 トントンとリズムよく切っていく。人数は三人だが、一人何杯も食べるヤツがいるから多めに作っている。

 

「沸きました。」

 

「離れてろ、お湯が跳ねるからな」

 

「はい」

 

「後は俺が見とくから水都も休んどいていいぞ」

 

「·····あの」

 

「どうした?」

 

「髪飾り·····私が渡しちゃってよかったんですか?」

 

「言ったろ、水都が渡す事に意味があるんだよ。」

 

「でも····」

 

「いいから、いいから」

 

「·····はい。」

 

 さて、そろそろだな。

 

 

 

 

 

 

 

「ほら出来たぞ」

 

「おぉ〜美味しそう!」

 

「うたのん、熱いからね」

 

「――――!」

 

 温感がないのか一気に食べていく。舌火傷しないのか心配だな。

 

「う〜ん、デリシャス!」

 

「作りがいがあるもんだ」

 

「前より美味しいです!」

 

「良し······!」

 

 

 

 

「ふぅーお腹一杯·····」

 

「よく五杯も食えるもんだ····」

 

「うたのんは凄いね·····」

 

 ほとんど食いやがった·····俺も二杯食ったが、五杯は意味分からんな。

 

「さて、じゃあ俺は部屋に戻るな。」

 

「えぇー、年明けまでトークしようよぉ〜」

 

「まぁ、それもありだな」

 

「ダメだようたのん、夜ふかしは肌に悪いんだから」

 

「うぅ〜····わかった、寝るよ。」

 

「フフ····じゃあ俺は戻るからな。」

 

「⬛⬛」

 

「んっ?」

 

「今日は楽しかったね」

 

「おう、来年もしような」

 

「約束ね」

 

「おう、水都も」

 

「来年もこの三人でやりましょう」

 

「約束だ――――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちっ、今回はしつこいな·····!」

 

「前よりハードね····!」

 

「気合入れて行くぞ!」

 

「えぇ!」

 

 刀を手に取り出し、バーテックスを倒していく。一瞬でも気を抜けば即死、感覚を研ぎ澄ます。そして五秒後の生存を勝ち取るんだ····!

 

「ッ!―――歌野!」

 

「えっ――――」

 

 歌野が一匹倒し損ねた。マズイマズイマズイ――!!

 

「おらぁっ!」

 

「助かったわ!」

 

「気を抜くなよ」

 

「ノープロブレム、次はないわ」

 

「なら良いんだが·····」

 

 肝を冷やしたぞ·····一人でも負傷すれば前線は崩壊する。

 

「なんだあのデカいの·····?」

 

「·····親玉?」

 

「ヤバいな····」

 

 他のバーテックスとは違うな。分かるのは絶対ヤバいということだけ·····どう戦ったもんか

 

「アレさえ倒せば後は楽勝ってことね!」

 

「·····そうだな。アレ倒して蕎麦食いに行こうぜ」

 

「⬛⬛の奢りね」

 

「·····しょうがねぇなー···何杯でも奢ってやるよ」

 

「その言葉、覚えたからね!」

 

「遠慮してくれよ·····」

 

 軽口を叩きながら、バーテックスを殲滅していく。ついにデカいのが動き出した。火の玉が飛んでくる。当たれば即死だろう。

 

「―――回避!!」

 

「····ここで回避したら諏訪に人達が危険だわ。アレはココで止める。」

 

「あぁ、言葉を間違えた。····歌野、離れてろ」

 

「!···⬛⬛はどうするの!?」

 

「アレは俺が斬る」

 

「⬛⬛には何か策があるの!?」

 

「フッ―――奥の手はねぇのかって?阿呆。ンなモンあるに決まってんだろ。」

 

 一度はこのセリフ言ってみたかったんだよなあー! 

 

「来い―――――草薙剣」

 

「!―――待ってそれじゃあ、⬛⬛が!」

 

「アイツは俺が倒す。後のヤツらは歌野、頼んだぞ。」

 

「待って!待って!まだやりたい事が―――!」

 

「―――あぁぁあぁああ!」

 

 火の玉をみじん切りにして火の粉程度にする。そしてあのデカ物まで一直線に走る。途中の雑魚どもは無視だ。アイツさえ倒せば、後は歌野がやってくれる。俺の頼れる相棒が―――――

 

「さっ、一緒に逝こうぜ―――怪物」

 

 一刀両断――――真っ二つにして更に溢れてくるバーテックスを斬り刻んでいく。再生はさせない、此処で全て殺す。一ミリたりとも残さない。

 

「ふぅ、これで仕事納めだ。」

 

 心残りは沢山ある。数えれない程に·····あぁでも一番の心残りは――

 

 

「今年は祝ってやれなかったなぁ―――――」

 

 ―――そこで俺の意識は落ちた。

 

 

 

 

 

 

 





 補足
・⬛⬛はまだ死んでません。
・歌野のキャラが違う!と思われかもしれませんが、そこは見逃して下さい。
・⬛⬛がいることで、天の神が本気出して、レオ·バーテックスを投入しました。

 あっ、ちなみに「白鳥歌野は勇者である」は書きません。理由は資料がないからです。アニメ化したら書くかもしれません。

人気投票をしようっ!←バカに付き合って下さい。お願いしますっ!

  • シャルルマーニュ
  • 御影 士郎
  • ⬛⬛ ⬛⬛
  • 結城 友奈
  • 東郷 美森
  • 犬吠埼 風
  • 犬吠埼 樹
  • にぼっ······三好夏凜
  • 乃木 若葉
  • 上里 ひなた
  • 高嶋 友奈
  • 郡 千景
  • 土居 球子
  • 伊予島 杏
  • 白鳥 歌野
  • 藤森 水都
  • 乃木 園子
  • 三ノ輪 銀
  • その他(北野とか柚葉とか)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。