温泉会はバッサリカット、男の入浴シーンなんって需要ないだろ。若葉と千景の頂上決戦に士郎がいたぐらいです。
そして、コロナから✦完全復活✦!
✕月✕日
温泉から半月か·····男一人ってのは肩身が狭いな。もう一人ぐらいいてもいいと思うんだけどな。まぁ、あの広い風呂を一人で独占するってのも悪くなかった。蟹も美味かったし、機会があればもう一度行ってみたいぜ。にしても今日の戦闘は数が多かったな。若葉はバーサーカーって事が分かった事が今日の一番の収穫だな。一人でも戦える強さをしているが、それでもまだまだ一騎当千の強さじゃないし、精神も何かに縋っているように見える。復讐とかか?まぁ、これから変わるならいいんだけどな。
「·····多すぎる。」
「そうだね。マップを見る限り、今までの十倍·····?ううん、もっといるかも·····。」
「今回は·····どう見ても千以上はいる····。」
「こりゃあ·····集合体恐怖症の人は注意が必要だな。」
うじゃうじゃいて、正直言って····気色悪いな。
「大丈夫!タマたちだって場数を踏んできたんだ!どうってことはないっ!」
「タマっち先輩、無理はしすぎないでね。」
経験を積んで、倒しやすくはなっているが····相手がいつも通り挑んでくるとは限らない。戦場ではいつも予想外が起きる。
「ここは時間をかけてでも安全策を取っていく···それでいいか、若葉?」
「―――――」
「若葉······?」
何か考えてるのか?
「私が先陣を切ろう。はぁっ―――!」
「おまっ、話を――――」
「待ってください、若葉さ――」
「········アイツ」
ナニかに駆り立てられてんのか?どうしてあんなに死に急ぐ必要があんだか····
「私たちも若葉ちゃんと連携して、迎え撃とう!」
「だ、だけど····乃木さん、完全に取り囲まれてしまったわ····!」
「ッ!」
アイツ、なに考えてやがる·····!仲間を危険に晒す気か!
「どういうことだよっ!バーテックスのやつら、タマたちの方へ来ないぞ!」
「まさか·····バーテックスは、まず若葉さんを集中して潰す気です···!」
「若葉ちゃん·····!」
「すぅー――――――若葉ーーっ!!戻って来い!」
「「!」」
まだ、取囲みが甘い今なら脱出できる可能性がある。·····だが、ありゃあ完全に聞こえてないな····あぁ、仕方ねぇ。
「乃木さん···反応しないわ····。」
「―――――」
ちょっと危険だが、俺が行って連れ戻してくるしかないな······。
「なら、助けに行かないと!」
「待って······!バーテックスの一部が神樹の方へ向かっていくわ····!」
「だったら、タマたちが二手に別れて――」
「ダメだ。」
「!····なんでだよっ!」
「今、分かれると若葉みたいになるぞ」
「そうだよ、タマっち先輩、今回は敵の数が桁違いなんだから!」
「うっ·····確かに、若葉抜きの今だと、戦力を二つに別けたら、きっと負ける····。」
「神樹が倒されでもしたら····四国が滅ぶわ。乃木さんより神樹の防衛を優先しないと····。」
「――――――」
それは正しい。馬鹿して突っ込んで行った一人より、知らない大多数の人達······まぁ、俺は前者を取るんですけどね。
「俺が若葉を連れ戻して来る!お前たちは神樹を守っていてくれ!」
「でも···それだと···」
「そうだぞっ!一人で分かれたら危険ってさき自分で言ってたろ!」
「そうです。ここはバーテックスを片付けてから···」
「その間に若葉が死んだらどうする?」
「っ―――!」
「つーことで行ってくる。俺に任せろ!」
「······わかった!神樹は私たちで絶対に守ってみせるから!」
「おう!」
ここは最短であの馬鹿のとこまで行って、救出····なんだ、簡単な事じゃないか。さっさと帰って、お説教しねぇとな
「――邪魔だ」
こちらに来る、星屑を少ない動作で斬り伏せていく。少しでも最高スピードを維持する時間を伸ばしていく。
「見えた。」
うーん、あれはピンチだな。今にもボロを出して殺られそうな雰囲気だ、よく耐えれたもんだ。
「―――しゃらくせえ!」
大剣を取り出し、全てを引き出し振るう。振るった先の数十匹がぶっ飛んだ。
「若葉!」
「―――士郎!?」
若葉を肩に担ぎ、飛翔してあの場を去る。
「説教したい所だが時間がねぇ。とりあえず若葉はアイツらと合流しろ。」
「わかった!わかったから降ろしてくれ!」
「今から投げるから、着地は自分でしてくれ」
「えっ、今なんて―――」
「おらぁっ!」
「――うぁぁぁぁぁ!」
「よし!いい感じに送れたな。」
俺も後を追わないといけないが····そんな簡単にいくわけないな。
「さて····押し通るか」
ゴリ押しで通るしかないみたいだな。
「お前らにこの刃は勿体ねぇよ。だから、存分と味わって逝けよ」
「幸い··武器の貯蔵は――――充分だッ!」
進行方向にいるヤツだけ斬っていく、後ろから迫ってきているヤツもいるが、このスピードで前進し続ければ追いつかれることはない。
「おーい、戻って来たぞー!」
「おぉー!士―――って後ろのやつらはどうしたっ!?」
「うわぁ···大量だね!」
「ヤバいと思うのだけれど·····?」
「士郎は凄いな·····」
「悪い意味でですよね?」
絶賛、俺は大量の星屑共に追われている。前だけ倒してたら、後ろが凄い事になってた。ハハッ、皆とならきっとこの危機も乗り越えられるよ!
「コレ倒すの手伝ってくれー!」
「···行くぞっ!」
「そうだね!」
「えぇ····!」
「タマが来たからには、もう安心しタマえ!」
「タマっち先輩、油断しないでくださいね。」
俺も数を減らそうとしたが、なかなか減らない····これもう害虫駆除となんら変わりないな。
「やっと終わった···」
「流石に疲れたわね·····」
「もう腕が上がらん····」
「そうですね····」
「みんな、お疲れ様!」
「·······」
流石にあの量が来ると進化体と戦った時とおんなじぐらい疲れるな。
「さて·····いろいろ言いたい事があるが、まずは···どうして一人で突っ込んだりしたんだ。若葉?」
「それは······」
「なにをそんなに急いでんだ?」
「········」
「今回は無事に終われたが、次はこう上手くはいかないぞ」
「あぁ······」
「戦場はいつどこで誰が死ぬかわかったもんじゃない。常に冷静にして頭を回すんだ。」
「·······」
このままじゃ会話が成立しないな····もしかして、自分でもなんでそうしたのか分かってないのか?
「黙りこくってもなにもわからないぞ」
「·········」
「·········」
·····気まずい。こうやって人を怒るのは初だから、こっからどうするかわからねぇな。
「·····私は―――」
「!」
「ヤツらに必ず報いを受けさせる····!」
「報い··か」
「あの日····大勢の罪なき人々を殺戮したヤツらに―――!」
「それで、周りが見えなくなってんなら····そんな思想は捨てろ」
「なに·····っ!」
「死んでしまった人達のために怒る事は決して間違ってない·····むしろ、正しいと思っている。」
「それなら――」
「でもな、若葉。もし、それで若葉が死んじまったら俺は絶対に泣く。俺だけじゃない、ひなただって泣くだろうよ。」
「っ!」
「お前は一回、過去じゃなくて今に目を向けたほうがいい」
「わかった······。」
これで変わってくれるんならいいんだが。言いたい事は言えたし、いいだろう。
「この話はここで終わり!····腹が減ったし、飯食いに行こうぜ!」
「おっ、やっと終わったか!」
「若葉さん、あんまり気負いすぎないようにしてくださいね。」
「すまない、心配をかけた」
「これから、一緒に頑張って行こうね!」
「あぁ!」
「貴方は、こういう事をしないタイプに見えたわ····」
「んっ······こういうのは言えるうちに言わないといけないからな······手遅れになる前に····」
「·······?」
きっと、お互いに後悔する事になる······。
「まっ、食堂にさっさと行こうぜ。」
補足
・千景は友奈が傷ついてないので怒ってないです。
・士郎が少し荒々しくなっているのは設定変えたとかじゃないです。
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天の神打倒RTA[御影、⬛⬛、シャルル]
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のわゆの後日談[西暦勇者、知らん奴]
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誰かとの√[シャルル、誰か]
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