くそぅ、花結いの方全然進まなねぇ······。今、5000字ですけど、これ、毎日チマチマやってこれだからね。何日あったと思ってん。泣きそう。
にぼっしー誕生日おめでとう!煮干しそのまま食べて見たけど、ちょっと·······って味だったよ!
肉を殴打した音が辺りに轟く。
このような轟音を鳴らせるのは現代において一人のみ。幻想の騎士の名を語る者だけだ。
「··········」
何かが爆発したかのように燃え盛る住宅街で、ただ一人無傷で佇んでいる。先程までは彼以外にも数名いたが、既に鎮圧し終わったようだ。
今現在判明している死者は二名。それ以外は大小怪我はしているものの命に別条はないとのこと。
謀反を起こした者をシャルルが片付けている、というのが現在進行中である。
「········」
―――12.7mmの弾丸が頭部に命中
が、脳味噌を散らすどころか貫通することも出来ず、地面に落ちる。当たっただけに過ぎない。
「ッ、化け物が······!」
何故、鉛の塊ごときで英雄の命が取れると思ったのか甚だ疑問ではある。
狙撃手は愚かにも再度引き金に―――
「うぎぃ········、〜〜〜っ゛゛!?」
背中を強打しての痛みはわかる。だが、腹に伝わる激痛はなんだ?いや、そもそもなんで俺は後ろに転がってる?
その答えが目の前にいる。
「シャルル、マーニュ······っ」
「·········」
言葉はない。澄んだ水のような瞳が見つめてくる。それだけで、自身の結末を容易に想像できた。
「まっ、待ってくれ!!俺にはこど――――」
頭部が砕け、頭蓋の中身が飛び散った。後れて血が噴水のごとく噴出し、命令を失くした体が倒れる。
その光景を成した男は、何の起伏もなく呟いた。
「恨んでくれ」
時刻22:00、大赦内の執務室にて社畜ことシャルルがキーボードを絶え間なく打っていた。睡眠が必要ない肉体をフルに利用している。
そんな所に一人の訪問者が。
断りを入れず、ズカズカとシャルルのデスクへと歩いていく。尚、シャルルは気づいていない様子。
「まだ休んでなかったの?」
怒気を含ませたその言葉に思わず顔を上げる。
目を見開いた先には、中学からの付き合いである三好夏凜が立っていた。それも青筋を立てて。
「あとちょい、あとちょいだから!」
「それ、何回目?」
「ぐぬ、ぐぬぬぬ········っ!」
必死の抵抗は受け付けられず、再度圧迫がかかる。
「何回目?」
「三十、一回目です········」
「三十四でしょ」
驚きの三十四徹。これにはこき使われてる三好 春信も天を仰ぐ程。ちな、春信の方は最大十徹したことがあるらしい。
「はぁ、よくそんな無茶を·······」
「無理無茶無謀は俺の特権!」
「うるさい」
「いでっ」
人の気も知らない朴念仁に鉄拳を落とす。
痛みなどない筈の一撃だが、お約束なので頭を押さえる。が、それも一瞬で止め、先程のようにキーボードを打ち始めてしまった。
「いや、だから寝なさいよ」
「すまんが無理だ。これだけは早急にやらなくちゃいけない」
おふざけムードから一転、シリアスムードへ。こういう時、大抵彼は世のため人のためを考えて行動している。それを止めるのは非常に心苦しいが·······
「それでアンタが倒れたらどうすんの?」
「大丈夫だ。言ったろ、無理無茶無謀は俺の特権てな」
寝ずに活動を続けれる肉体、そして擦り切れない精神力。正しく、無理無茶無謀に適した人物だ。
例え、周りが倒れるような業務でも彼なら何ら屁でもない顔でやってのける。それなら、彼がやって負担を減らす方がいいだろう。
「アンタ、気づいてないの?」
「··········?なにがだ?」
夏凜の問いに自身の肉体を鑑みるが、何処にも不具合らしき場所はない。不祥事も起こしていない。少しばかり考えたが全く心当たりがない。
「周りから人、離れていってるでしょ」
「まぁ、········そうだな」
それは事実だ。
どれだけ彼が人当たりが良く、善意を振りまこうが、記憶にバッチリ刻まれているのだ。
彼がその気になれば、すぐ自分は殺される、と。
何が地雷なのか全くわからない者からしてみれば、シャルルは特級の危険物なのだ。できれば、近づきたいない程に。
「やり方、どうにかなんないの?無力化して生け捕りとか」
「それで一人犠牲になった」
「でもアレは例外中の例外でしょ」
「命を賭けた戦いってのは例外ありきだ。俺みたいな存在含めてな」
例外中の例外。確かにアレは例外だった。
誰が自身の体内に爆弾を内臓すると思うか。普通想像できない。
結果、運搬中に自殺。運転手が巻き込まれ死亡。
情報だけ知っている者達からしたら、どういうこっちゃという話であるが、当事者からしたらたまったもんじゃない。イカれた奴のせいで無実な人が死んだのだから。
「それに、陰口だって叩かれて·······」
「気にしないからへーき、へーき」
「私達が気にすんのよ、ったく」
その言葉にシャルルの動きが止まる。
彼一人の問題であれば、どうでもいい。だが、それが誰かの―――特に友人達にも影響があると言うのなら、解決しなければならない。
「ん〜〜〜···········」
「どうしたのよ、柄にもなく唸って」
どうすべきか思考する。
原因は俺。おそらく俺が気に食わない連中の仕業だろう。そして、俺への恐怖がそれを後押ししている。
負のループになってんな。どうしたもんか·······あ、そうだ。
「よしっ!」
「なんか決まった?」
人間らしさを見せつけるにはどうするか。答えは単純、楽しそうにすることだ。てことで―――
「どっか遊び行くか、夏凜!!」
「はっ?」
ということで来ました遊園地。
急な休み申請だったが、すんなり受け入れられた。何なら安心したような顔までされてしまった。ちなみに夏凜が抜けた穴は春信が埋めることになっている。
「はい、チーズ!」
「ち、チーズ······?」
そんな古めかしい台詞と共にパシャリ。
ヘンテコな眼鏡をかけようが隠せない顔の良さのお陰もあってか絵面だけはいい。
移動し、ジェットコースターへ。もちろんヘンテコ眼鏡は外して搭乗している。
ガタン、とロックが外され徐々に急斜面を上がり、遂には―――
「いやっふぅぅ!!!」
「っ、っ···、っ·····!?」
急降下からのぐねぐね道からの一回転。
速度的には勇者として樹海を駆けていた時よりは随分と遅いが、自身と走るのとは別だ。
悲鳴を上げるのは嫌なのか、歯を噛み締めながらただ終わるのを待つ。
数分後、乗車を終えたシャルルと夏凜を一息つこうとベンチに腰かけていた。
「はぁ〜」
「怖かったか?」
「ぜ、全然だけど······?」
そう言った額には若干の汗が滲んでいる。
「ちょっと、水買ってくる·········」
「一人で大丈夫か?」
「いけるわよ!」
子ども扱いされたとでも思ったのか、シャルルの言葉に勢いよく返し、近場の自動販売機へと歩いていった。
実際は子ども扱いの真反対の意味で使ったのだが、夏凜がそれを知る由もなく。
一人、待っていると先程まで夏凜が座っていた場所にとある女性が座った。
「アンタも遊びにか?」
どうやら、シャルルの知り合いだったようだ。
「はい、可愛い従姉妹と遊びにきました。そちらは?」
「俺は息抜きだな」
「そうですか」
そんなたわいない事を話しながら、それぞれ連れの様子を眺める。
夏凜はあと少しで自動販売機に到着する。可愛い従兄弟の方は年相応にマスコットキャラから風船を貰って嬉しそうだ。
「近頃、とある噂が話題になっているようですね」
「噂?なんだ、樹がかわいくて歌も上手で最強ってか?」
「それもありますが」
隠居しているアンタまで届いてれば、それは最強だなと思いつつ耳を傾ける。
「窮地に陥った人々の前に、突如として隻腕の少年が現れ、救済を齎した。
そういった話です」
「それって········」
「十中八九御影 士郎、その人だと私は思います」
彼女の言葉は推測ではなく、断定のように思えた。
いやしかし、御影 士郎が現れたとなると、それは誰かに召喚されたということだ。抑止力からの派遣では断じてない。あれはそもそも起きる前に潰す装置だ。窮地に至るまで放置するのは考えられない。
なら、可能性としては一つ。
「アンタが喚んだのか?」
「いいえ。あれ以降、うんともすんとも言いません」
やっぱ、マスター権と召喚陣がなきゃ喚ばれないか。前回のアレは世界の危機ということで特例だったのだろう。
「で。それでアンタは俺に何をして欲しいんだ?」
俺にその話をしに来ただけではないのだろう。いや、遊園地に来たついで、という可能性も捨てきれないが。
「とある派閥を潰してください」
「派閥·······どんな?」
「救世主を神格化し、崇めているようです」
神格化········神として崇めているのか。
確かに、危機的状況に都合良く現れその状況を覆す存在となれば、理解できない物として人外だと判断するのはよくあることか。
妥当と言えば妥当だな。
「潰す必要あるか?」
「いずれ、この団体は手に負えない程までに強大なものとなります。そうなる前に処理しなければなりません」
「··········個人的感情含んでないか?」
「いいえ、これは予防なんです。
正義を掲げて悪事に染まる人々を。悪を掲げて殺さなければいけないんです」
納得できる部分はあるにはある。だが、考え過ぎだと俺は思う。
必ずしも、他者を踏み躙るような行動に出るという訳ではないのだ。ただ自分達の中でその救世主を崇めればいいのだ。簡単な話なんだよ。
「悪いがその頼みは聞けない」
「そうですか」
そう言い、別れの挨拶もなしに立ち去った。本当に要件はそれだけだったようだ。
遅れて俺も立ち上がり、自販機前で水分補給をして一休みしてる夏凜の元へと行く。
「いい飲みっぷりだな」
一気飲みして、空となったペットボトルをゴミ箱へと入れた夏凜に声をかけた。
「いいでしょ、喉カラカラだったんだから」
「なにも悪いとは言ってないんだが·········」
「それで、どうしたの?」
ベンチで休憩していた俺が来たのが、余程不思議だったのか首を傾げながら聞いてくる夏凜に対し、理由を即座に作り出す。
「ほら、もうこんな時間だし次が最後かな〜、ってな」
「なに言ってんの。あと二、三個は行くわよ。ほら早く」
その後、三個と言わず五個ほど周った。
時刻は6時を過ぎ、日が傾き始めた頃。最後とし、夏凜とシャルルはお決まりの観覧車に乗車していた。
「久しぶりだな、こうやって1日中遊び尽くすのは」
「アンタはそうでしょうね。こっちは暇あればアレ行こうだの、コレ食べに行こうだの溜まったもんじゃないわ」
「嬉しいくせにぃ〜」
「まぁ、そりゃ嬉しいけど······」
今思えば、高校じゃ勉強や鎮圧だので禄に全員で集まれなかった。チャットに上がる写真見ながら、いいなぁ、って思いつつシバイてたな。
「これからもアイツらのこと宜しくな」
「言われなくとも。てか、それ言う前にアンタは自分の事でしょ」
「いやぁ、耳が痛い」
「三十四徹とかほんと止めなさいよね。この前とか、園子が無理に付き合って十七徹目で二日ダウンしたんだから」
「本当に無理はして欲しくないんだがなぁ········」
「特大ブーメラン飛んでるわよ」
その話は知っている。
現時点での天皇のような存在である園子が倒れれば、ニュース一面それだけである。当時、俺は全てをスッポ抜かして駆けつけたが、ただの疲労ということで二日間寝て完全復活を成し遂げていた。
その間の護衛は俺がしたため、何ら問題は起きなかった。
「まぁ、今後もこき使ってくれ。休養が必要ない体ってのはこういう時に使うもんだからな」
「···········はぁ。どうせ、アンタに何言っても聞かないんでしょうね」
「よくお分かりで」
変えるつもりはない。
これは有効な手段だ。園子の仕事も軽くなるし、元壁外の世界の整備もしやすくなる。至れり尽くせりだ。
「でも、息抜きは絶対にすること。いい?」
「イエッサー!」
今日の息抜きでわかった事としては、根を詰めすぎるのは良くない。仕事の進み具合も遅くなるしな。
「まっ、暇だったら付き合ってあげるから、気軽に声かけなさい」
「おう。またどっか行こうな」
次は何処行こうかな〜。
やっぱ、夏だし知り合い全員で海とか行くか?まだ手がついてない壁外の海とかなら貸し切り状態でいけるしな。
いやぁ、楽しみだ。
(夏凜との新婚生活)ないです。
まぁ、ということでシャルルの分岐はこれまでかな?イチャイチャしたの園子ぐらいじゃね?やばくね?
それには理由がありまして。ただ単純に、そういう事してるシャルルマーニュを書きたくない。なんか似合わん。デレデレしないというか、なんというか·········
あっ、次は若葉√上げます。
人気投票をしようっ!←バカに付き合って下さい。お願いしますっ!
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シャルルマーニュ
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御影 士郎
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⬛⬛ ⬛⬛
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結城 友奈
-
東郷 美森
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犬吠埼 風
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犬吠埼 樹
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にぼっ······三好夏凜
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乃木 若葉
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上里 ひなた
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高嶋 友奈
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郡 千景
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土居 球子
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伊予島 杏
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白鳥 歌野
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藤森 水都
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乃木 園子
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三ノ輪 銀
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その他(北野とか柚葉とか)