気持ちのいいバカ(偽物)をブチ込んでみた   作:王勇を示す者

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 士郎の体は衛宮士郎の体ではないので投影(ズル)はできません。つまり、固有結界の展開も不可能。疑似都牟刈村正をするにはいちいち刀を出さなきゃいけない····効率が悪いね!




持久戦

 

 

 

 

 

 ✕月✕✕日

 今日はもう疲れた。明日は休むって若葉に言ったし、明日一日ずっと寝よう。何なら明後日まで一回も起きずに寝れる自信がある。まっ、特に被害がなくて良かった。

 

 

 

 

 

 

 

「やっと来やがったか·····」

 

「気を引き締めていくぞ、みんな」

 

「はい。」

 

「タマの一騎当千の活躍をしかと目に焼き付かせてやるっ!」

 

「私も·····と、とにかく頑張る!」

 

「····えぇ。」

 

 皆、意気込み充分。これなら陣形を使っても問題ないな。

 

「おっとその前に···ちょっといいか」

 

「どうした。何か問題があったか?」

 

「腹壊したのか」

 

「いや、そうじゃなくてな。今回から折れそうになった刀を地面に刺していくから気をつけてな。」

 

「どうして刺すの?」

 

「奥の手に必要だからな。」

 

「····吹き飛ばされて自分に刺さりそうになったらどうするの?」

 

「叫ぶなりして俺に伝えてくれ。」

 

「わかりました。吹き飛ばされたら地面を確認するようにしましょう。」

 

「了解だ!」

 

「わかった。」

 

「楽しみにしとくね!」

 

「奥の手·····ロマンがあるわね···。」

 

「使うかは状況によるがな。」

 

 使わないなら使わないでいいんだが。備えあれば憂いなしっていうしな。俺は手数が最大の武器だし、どんどん奥の手を増やしていこう。·······これは奥の手って言うのか?

 

「そろそろ敵が近づいてくる。みんな、配置に向かうぞ。」

 

「タマは西だな!·····西ってどっちだ?」

 

「左だ!」

 

「よ、よぉーし、タマ出撃ー!」

 

「心配になってきた·····」

 

「ぐんちゃん、行ってくるね!」

 

「頑張ってね。高嶋さん。」

 

「ビッシバッシ倒してくるね!」

 

 とりあえず、ここまではいいとして······問題は敵がどういう感じに攻めてくるかだな。一点集中で来たなら、集合して戦うしかないが······見た感じ、バラバラだな。

 

「よし、俺も行くか····弁当箱ここに置いとくぞ」

 

「······なんだか前より、大きくなってないですか?」

 

「みんな、よく食うと分かったからな。特にタマが···」

 

「あぁ······なるほど」

 

 会話はここまで。後は敵が撤退するまで脳みそフル回転で行くぞ······

 

「―――」

 

 刀を握る。今回は全部使い切ったら駄目だ。粉々になる寸前で止めないといけない。四分の一を三回でいこう。それなら、ギリギリ倒し切る。

 

「残数は419本·····なくなる前に終わらせねぇとな」

 

 終わるかは敵の気分次第だし·····なくなった時は草薙剣を出すか······。

 

「·······正面からだな」

 

 見た感じ、敵の数が多いのは正面····若葉がいる所だな。若葉ならいけそうだが加勢しとくか。 

 

「加勢するぞ、若葉」

 

「!···それは心強い、頼むぞ士郎。」

 

「任せろ。」

 

 ここで注意しないとけけないのは、ここに掛かりっきりになってるうちに友奈かタマの方に行かれて突破されるのが不味い。だから、敵を倒しながら動きにも注意を割かないといけない。

 

「フッ、ハッ、セイ!」

 

「ふっ!はっ!」

 

 若葉と共に敵を薙ぎ倒していく。倒していくたび刺さっていく刀が増えていく。

 

「―――移動するぞ。」

 

「わかった!後は私が一人でやってみせる。」

 

 ここを突破するのを諦めたのか左右に別れていく。若干右の方に行くのが多いか·····。

 

「友奈!力を貸すぞ」

 

「!····士郎くん、一緒に頑張ろう!」

 

「よいしょお!」 

 

「ハァ、せいっ!」

 

 格闘技で戦うという事は、拳と足が武器ということだ。つまり、俺達の中でリーチが一番短いという事になる。リーチが短いという事は一番、敵に近づかなればいけない。それにどれだけの勇気がいるのか、戦っているからこそよく分かる。

 

「友奈はすげぇな!」

 

「士郎くんこそ!」

 

 シンプルに戦い方が上手いな。今まで目立った負傷がないのはヒットアンドアウェイをしてると思っていたが···なるほど、一発で倒すor反撃が来ないように戦ってたのか。

 

「あれは····」

 

「どうしたの?」

 

 タマと若葉の間·····よく考えたもんだ。敵が固まって行ってるな。あれなら、若葉とタマに多数は倒されるが倒し損ねた奴らが通過していく。あの量は流石に杏一人じゃ捌けないな。それに少しずつだが若葉とタマ、お互いに近づいていってる。このままじゃ更にスペースが空いちまう。

 

「抜けるぞ」

 

「わかった。後は私が」

 

「任せた。」

 

 こっから単騎で戦わないといけないな。まぁ、数は少ないから問題はないな。······この往復地味にキツイな。

 

「さてと····若葉!タマ!間を通っていく奴らは無視していいぞ!」

 

「わかった!」

 

「任せたぞ士郎!」

 

 これで陣形が崩れるのは防げた。後は·····コイツらを倒すだけだな。

 

「意地の見せ所ってな!」

 

 瞬く間に敵の数が減り、刺さっていく刀の数が増えていく。届かない程、上にいるヤツら杏の矢で射抜かれていく。

 

「貰っていきな!」

 

 今んところ、使った刀の数は八十本刀程。この段階で今まで一番使っている。だいたい二倍だな。

 

「―――今度はタマか!」

 

 殲滅能力が一番低いタマの方に行きやがったか。距離的には楽だが·····それでも結構キツイな。疲れはないけど体的にキツイから止めて欲しいぜ。

 

「タマ、一緒にやるぞ!」

 

「!···もちろんだ。――タマにつづけぇーっ!」

 

 猪みてぇだな······。まぁ、今は心強いばかりだよ。

 

「どりゃぁぁあ!」

 

「いい投げっぷりだなぁ!」

 

「どうだ見たか!これがタマの力だぁぁ!」

 

 最初、盾投げて倒すのはどうかと思ったが····結構いけるモンなんだな。

 

「まだ来るぞ!気を引き締めろ!」

 

「士郎こそ!」

 

 俺達二人ならゴリ押せば行けると思ってやがるな····その考えが甘いという事を知らしめてやる·····!

 

「おら、よっ!」

 

「ナイスパス!」

 

 なんか、偶然にも斬りつけたヤツがタマの方に行って連携みたいになった。

 

「まだまだぁ!」

 

 めっちゃ来るな···随分と舐められたもんだ。

 

 

 

 

 

「大丈夫か、タマ?」

 

「はぁ···はぁ、流石に疲れた。」

 

 やっと落ち着いたがタマの体力も尽きたな。そろそろ千景が到着すると思うし、休ませとくか。

 

「交代しに来たわよ。」

 

「おぉー!千景、後はたのんだぞ。」

 

「言われるまでもないわ·····。」

 

 よし、これでタマは休憩に入れるな。俺もそろそろ移動しよう。

 

「千景、ここは頼んだぞ。俺は移動すっから。」

 

「残らず、鏖殺してあげるわ。」 

 

「そりゃあ頼もしい。」

 

 この感じなら大丈夫だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――次はあっちか」

 

 あれから····だいたい一時間ぐらいか····。もう、体が汗でベトベトだわ。速くお風呂に入りたい····あと糖を摂取したい。頭痛くなってきた····

 

「邪魔だぞ―――どけ」

 

 どかなくても、斬り殺すんですけどね。

 

「おらぁ!」

 

 使った本数はだいたい二百本後半ぐらいだな。今の所奥の手を使う予定はない。

 

「―――なにか様子が····」

 

 急に引き始めたな。この感じは進化体か····使う予定出来ちゃったかあー·····。

 

「向うか····」

 

 タマがデッカイ盾みたいなモノで範囲攻撃してはいるが決定打に届かないな。しかも分裂している。つまり、一発で跡形もなく消さないといけないか。俺の出番だな·····

 

「よいしょっと···」

 

 進化体の足元に到着っと·····俺の奥の手を見せてやんよ······!

 

「破却―――」

 

 求めるは究極の一振り―――

 

「―――収束」

 

 究極の一、ご覧あれ――!

 

「とっとと―――成仏していきなぁぁあぁぁ!!!」

 

 

    ドゴォォォォォ!!

 

 

 総二百九十六本····四本で亀裂を作る程だったんだ···果たしてどれ程の威力になるのか―――

 

「―――こいつは凄え····!」

 

 真正面、全てが綺麗さっぱり殺風景になってやがる。前にいた奴ら全て跡形もなくぶっ飛んだな。····これは取り扱い注意だな。

 

「これで終わりだと有り難いんだが·····おっ!」

 

 花弁が舞い始めた。これで終わりと·····皆ポカーンとしているうちに帰って、すぐさま風呂入って甘い者食べに行こー

 

 

 

 

 

 

 





 補足
・士郎は湯気が出るほど動いてます。
・都牟刈村正の正確な威力が分からないので作者の想像で書いています。

 カットなしに書いたら凄い量になってしまうので大幅カットしました。すいません···。

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