今の所、ゆゆゆい時空か······アイツ書かないといけないのか·····あっ、投票ありがとうございます。
「·······」
土曜日。この前、買えなかった消耗品を買いにイネスへと向かっている。朝八時だけどスーパーは開いてるし問題はないだろう。····?·····何だあのリムジンは····こっちに来てるな。
「―――へ〜い!」
「うおっ!って園子か···どうしたんだ?」
リムジンの窓から顔を出して声をかけていた。いつもに増してハイテンションだな。
「まぁまぁ!早く乗りな·····少年···」
「お、おう?」
サングラスをつけて、ハードボイルド····っていうのか?やっぱ園子は予測できないな。これされたら·······正直、一瞬思考が停止するってもんだ。
「―――ヤッタカターヤッタカタッタッタヤカッター―――!?」
「おっ、シャルじゃん!」
「―――。」
???????????
「えー、コホン·····おはよう、シャルルマーニュ君。」
「あー···おう。おはよう、鷲尾」
「今日のスペシャルゲストのシャルで〜〜すっ!どんどんぱふぱふ〜!」
「いぇ〜いっ!」
「ど、どんどんぱふぱふ?」
「······どゆこと?」
待って、脳が追いついてない。状況を整理しろ·····結論、わからん。
「いや〜、ちょうどシャルを見かけたから一緒にどうかなって話しになってね。」
「そうそう。」
「えっ!全く聞いてないのだけれど!?」
「須美は音楽に夢中だったからな〜。」
「なるほどな。」
どうしてこうなったかはわかった。······やっぱりわからん。
「ってか、この車はどこに向かってるんだ?」
「それはね〜――――」
「·······園子ってお嬢様だったのか」
「びっくりした?」
「あぁ。過去一びっくりした。」
車が着いた場所は園子の家――――めっちゃデカいお屋敷だった。
「来たはいいんだけどさ。ここでなにするんだ?」
「話す前に、まずはこれを見てほしいんだ〜」
壁の一部が鏡になっており、バレーをするような部屋に来た。そして、園子がデカい扉の前に立つ。
「――――じゃじゃ〜〜んっ!」
「おお〜〜!!」
「·····凄いわね。」
「すんげぇ量だな·····。」
クローゼットだったのか、大量の服が出てきた。これ···全部、園子の服か?
「じゃあ、ミノさん!」
「なに?」
「いってみよぉ〜〜!」
「はぁ〜!?―――わわっ!ちょ園子!?」
「·······。」
すぐさま部屋を出て、扉を閉める。·····よし、これで俺は無実だ。まだ、刑務所に行かないで済む。。
<入っていいよ〜!
「·······」
果たしてこれは本当に入っていいのか······まっ、入るんですけどね。
「失礼しまーす。」
「〜〜〜〜〜〜!」
―――清楚間溢れる黒と白を基調としたワンピースを着ている。······これは――
「どう、どう!?ミノさんすっごくかわいいでしょ!」
「おう!めっちゃ似合ってるぞっ!」
「ぷはぁー!!」
「鷲尾!?」
上を向きながら、ずっと鼻血を噴水みたいに出してるヤツいるんだが?····えっ、このまま死なないよね?
「人ってこんな風に鼻血出せるんだ〜····」
「普通は違うと思うんだが·····」
「いい!いいわよ銀!」
スマホからめっちゃパシャパシャ聞こえるんだが·····何枚撮る気なんだ······。
「まだ、たくさんあるよ〜!」
「まだやるのか!?」
「これも···これも···似合うと思うんよ〜♪」
「なっ···!そんな動きにくい服····」
「さぁ、さぁ!」
「銀····観念して全部着るのよ。」
「うぅ〜!―――はっ!シャル!!」
「······まぁまぁ、二人共落ち着けって、銀も嫌がってるしさ。」
「―――シャルはかわいいいミノさんを見たくないの?」
こっわ!!真顔で急に近づいてくるな!
「そうよ。いつもとは違う銀を見たくないの!?」
「そりゃあお前·········見たいに決まってるだろ」
「ちょっ!シャルぅぅ!!?」
·······素材がいいからな。着飾ったバージョンも見たいよね。
「でも、流石にその量は勘弁してやってくれ」
「う〜ん····そうだね。ちょっと残念だけど····」
「ほっ·····」
「じゃあ····まずはこの服からで!」
「――――。」
即座に部屋から退室する。······頑張ってくれ
「······」
「怒っちゃった」
あの後、様々な服を着せられ鷲尾にめっちゃ写真を撮られたせいかむすっーとして部屋の隅で丸まってしまった。
「よかったわよ、銀!」
満ち足りた表情で倒れ伏せながら、カメラを握りしめている。いつの間にスマホから本格的なカメラに持ち替えたんだ?
「なにがだよ!」
「まぁまぁ、落ち着けって」
いやぁ〜、目の保養になりました。ありがとうございます。
「次はわっしーだね。」
「―――えっ!私!?」
「どれにしようかな〜」
「なっ、私がそんな非国民が着るような洋服····!」
「······須美さ〜ん?」
「ひ、ひぃ···!」
銀が水を得た魚のように······あのジリジリ寄るの若干ホラーだな。······まぁ、俺はさっきと同じように退出するんですけどね。
<どうぞ〜!
「は〜〜い!」
扉を開け、中に入る。
「お姫様わっしーで〜すっ!」
「凄い破壊力だろ〜!」
「········」
··········いろいろとヤバいな。どうして、発育がいい鷲尾にこの服を着させようと思ったんだ·····。
「ど、····どう?」
「いや、似合ってるんだけどさ······ちょっと露出が多すぎじゃねぇか?」
「〜〜〜〜っ!」
あっ、湯気出しながら倒れた。
「大丈夫か!?」
「あぁ!わっし〜!」
「消火!早く消火しないと!」
目がくるくる回ってんだが!?どういう原理なんだ!?
「―――ぴっかーんと閃いた!」
「なんか思いついたのか!?」
「須美を助ける方法があるんですかっ····!」
「えぇ、あります。眠りのお姫様は王子様のキスで目を覚ますのですっ!」
「シャル王子!」
「任せてくれ―――――って、やるかぁ!!」
危ない危ない、雰囲気に飲まれる所だった·····なんという演技力····末恐ろしいヤツらだ。
「くっ、惜しい〜···!」
「あと、ちょっとだったのに〜」
「危うく騙されるところだったぜ·····」
一応、王子ではあるんだけどな。
「――――はっ!」
「あっ起きた。」
「おはよう。鷲尾」
「きゅぅ·····」
「また倒れた。」
「戻るな!戻るな!」
なんでぇ〜!??
「それじゃあまたね〜♪」
「おう。送ってくれてありがとな」
「お安い御用ってもんよ!」
あの後も鷲尾のファッションショーは続き、夕方頃に俺達は開放された。皆それぞれの家にリムジンで送られ、俺も元いた場所に帰ってきた。
「·····楽しかった?」
「もちろん!いい一日だったぞ。」
大人数·····かはわからないが、初めて四人で遊んで楽しかった。それだけは胸を張って言える。
「そっか〜♪」
「?···何かいい事あったのか?」
「いや〜♪じゃあ、また学校でね〜!」
「おう!」
園子が見えなくなるまで手を振り続ける。
「········」
·······さて、買い物の続きをしねぇとな。もうこんな時間だし、食材も一緒に買お。
「よぉっしゃあー!釣るぞぉー!」
「そうだね。」
翌朝七時、俺と北野は大橋付近にいた。あっ、しっかり滑りにくい靴を履いてます。
「餌よーしっ!釣り竿よーしっ!」
「餌買ってきたんだ。」
「おう。あっ、北野も使うか?」
「えっ、いいの?」
「もちろん。俺一人じゃ使い切れないからな。」
昨日、適当にいい感じの買ったんだが·····まさか、こんなに沢山入っていたとは······。
「何が釣れるとか書いてある?」
「あるぞ。えーっと、アジ、サバ、コイ、フナ·····だな。」
「ここだったらアジとサバは釣れると思うよ。」
アジとサバか·····いいな。
「じゃ、早速」
寄り餌も撒いたことだし·····帽子を被ってと。
「あれ、シャル君は椅子持ってきてないの?」
「おう。俺はずっと立ってやるから大丈夫だ。」
北野、完全にお前·······休日のお父さんスタイルじゃん。
「足が棒にならないようにね。」
「心配すんなって」
一応、サーヴァントだからな。
「·········。」
「·········。」
············
「来ないな······」
「うん·····」
「まだ、来ないな······」
「うん······」
「まだまだ、来ないな·····」
「うん·······」
「まだまだまだ、来ないな·····」
「うん········」
「まだまだまだ―――おっ!」
よしっ来た!
「落ち着いて、ゆっくりと·····」
「ほっ、ほっ、とっ!」
レールを巻きながら、魚をこっちに近づけていく。
「入ったよ」
「ナイス!」
いつもより一回り長い網を使い、魚を掬う。
「サバだね」
「おー、美味しそうだな。」
鯖か·······fateでこういう話しあったな。
「よーっし、次も釣るぞー!」
「僕も負けてられないな」
なんか、北野から歴戦の猛者感を感じるんだけど····最近の小学生は怖い·······
「今日はここまでにしようか。」
「んー···そうだな。人も多くなってきたしな。」
あれから三時間····日曜日ということもあり、どんどん人が増えていく。
「くぅー!負けたぁー!」
「まだまだ、シャル君には負けないよ。」
俺はあれからサバ二匹、アジ一匹、計三匹。北野はアジ五匹で、俺より二匹多く釣っている。
「帰ろうか。」
「おう。」
荷物と出たゴミをまとめ、クーラーボックスを肩に提げる。ここまで徒歩で来ているから当然帰りも徒歩だ。まぁ、言っても距離はないけどな。だいたい二十分ぐらい
「じゃ、俺こっちだから」
「うん。また明日」
······なんか、忘れてるような気がする。
「······あっ、そうだ。北野ー!」
「どうしたの?」
「いやな。前、魚の捌き方を教えてほしいって言ってたろ?」
「!――教えてくれるの!?」
「おう。さっ、俺んち行こうぜ。」
「うん!」
約束は約束だからな。まだまだ時間あるし、ちょうどいいだろ。
「まずは基本の三枚下ろしから教えていくぞ。俺が手本を見せるからよく見といてくれ。」
「お願いします。」
クーラーボックスから取り出したアジをドンッとまな板に乗せる。
「最初に鱗の落とし方だ。」
「鱗引きで鱗を落とすんだよね。」
「そのとおり。頭を左手で抑えてこうザッザッと」
アジを洗面台に置き、鱗を落としていく。
「鱗が残ってないか包丁で確認するんだが····腹ら辺は包丁の真ん中で····この色がついてる所は刃先でこうシュッシュッと·······撫でるようにな。」
アジをまな板の上に戻し、包丁で鱗が残っているかの確認をしていく。
「次は頭を落とすんだが····その前に腹を切っておく。だいたいここから、この腹びれぐらいまでだな。」
「なんで?」
「頭を落とす時のためだな。」
すっすっと包丁を入れていく。
「で、頭だな。この胸びれを左手で持って····こんな感じに腹びれまで切る。もちろん反対側も」
「うんうん」
「そしたら包丁の顎で体を抑えて左手で頭を奥に押す。内蔵が出ますよー」
「うわぁー······」
まぁ、最初はそうなるよね。俺もうわぁー····ってなったな····懐かしい。
「血合いを拔いていく時に使う道具あるんだが·····俺は持ってないから素手でやっていく。」
「えっ、それって·····手が臭くならない?」
「そういう時はなシンクを触ればいいんだ。」
「へぇー」
水で流しながら血合いを抜いていく。ここで手を抜くとまな板が血塗れになる。·····あれは地獄絵図だったな。
「タオルでしっかり拭き取ってっと·····よし、こっからが本番だからな。」
「·····ゴクリ。」
「尾びれのちょい上のちょっと溝になってるこっから包丁で·····すぅーーっとラインを入れる。ここは早さが大事だからな。反対側も」
「おぉ〜·····!」
「ラインを入れた所から包丁を背骨に当たるぐらい入れていく。」
さて······気合入れてやりますか。
「返し包丁でぐさっとさして、向き替えて······ざぁ〜!っと」
「うぁ〜···!」
目が輝いてらっしゃる。
「これを後ニ回するだけだな。まぁ、その二回目がくっそ難しいんだよな。」
「······僕も出来るかな?」
「もちろんだ。何度も練習する羽目にはなるけどな。まっ、根気強くやっていこうぜ!」
「うん!」
「ふぅ〜···あとは皮を引くだけだな。」
やっぱ、魚を捌くのは気力を使うな。
「皮を····ひく?」
「あぁー·····ひくってのは剥くってことだな。」
「なるほど。」
これが気持ちいいんだよなぁー。
「皮を切らずに身だけを切って·····包丁を入れて、皮を引っ張るイメージで····ざっ!っとな。」
やっぱいいな。コレだけで飯二杯はいける。
「······ほいっと、これで全部だな。」
「コレは·······凄いね。」
「語彙力どうした。」
切断面も白いし、完璧だな。
「じゃ、北野もやってみるか。」
「う、うん····。」
「そんな緊張すんなって、しっかり見といてやるから」
「わかった·····。」
もう一匹のアジをクーラーボックスから出してまな板に置く。
「えっと、最初は鱗を·····」
「うんうん」
「っ·······!」
「·······。」
せっせっと鱗を落としていく。
「包丁で····」
「そうそう」
包丁で鱗の確認をしっかりとな。
「血合いも抜いて····」
「いいぞ」
「切り込みを入れて·····頭を落とす。」
「順調だな。」
すっすっていくな。俺いるか、これ?
「········。」
「········。」
集中してらっしゃる。さて、北野は綺麗に三枚下ろしができるのか。
「っ―――!」
ガッ
「んっ?ちょい待ち。」
「う、うん。」
包丁を預かり、何に当たったのか確認する。これは····背骨だな。
「こういう時は、刃先をちょっと上に向けてやるんだ。ほいっ」
「わかった。」
「おっ、出来たな。」
今度はちゃんと通ったな。
「出来た·····」
「まずは一枚だな。この調子で行ってみようぜ」
「うん!」
「っ·····!····どう?」
「·····ちょっと身がついてるな。」
皮を引くまではきたんだが、やっぱ完璧まではいかないな。
「はぁー、疲れた····」
「最初にしては上手く出来たな。」
「シャル君の教え方が上手いんだよ。」
「そりゃあ良かった。じゃ、あとは盛り付けるだけだな。」
「えっ、生で食べるの?」
「おう。折角だし、お刺身で食べようぜ。」
「それって大丈夫なの?」
「大丈夫、大丈夫。俺は一回もあたった事ないからな。」
「えぇ〜·····」
「まぁ、待っとけって」
「うん。」
ちゃちゃっと盛り付けるか。お腹も空いてるだろうしな。
「へいお待ち!」
「·······凄い綺麗だね。」
「自信の出来だ。」
いい皿があってよかったぜ。
「さっ、早く食べようぜ。」
「そうだね。」
「「いただきます。」」
魚捌くの説明が難しいな·····一番時間がかかってるかもしれん。
バレンタイン?うちにそんな話しはないです。
100話記念はなにがいいですか?
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