気持ちのいいバカ(偽物)をブチ込んでみた   作:王勇を示す者

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 皆様のおかげでバーに色が付きました!本当にありがとうございます!これからも頑張りますのでどうぞ宜しくお願いします。




愚者の剣

 

 

 

 

 

 

 

 ―――翔ける。音のする方へ、一秒でも速く。

 

「―――!」

 

 黄色の塊が降り出した。だが、あれぐらいならアイツらだけでも防げる。

 

「三体か!?」

 

 雨が止むと三体目が姿を表した。どうやら、交戦していた二体のどちらからかの攻撃だと思っていたが、この矢の雨は今現れた奴の攻撃。即ち、交戦していた二体は今フリーな状態だ。

  ―――不味い。攻撃が止めばあの子達は絶対に気が緩む。そこを相手が見逃す筈がない。

 

「くっ――!!」

 

 海老のようなバーテックスの尾によって鷲尾と園子が打ち上げられる―――足の回転スピードを上げる。鷲尾と園子に第二撃が迫る。

 

「―――――。」

 

 鞘から剣を抜く―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 敵からの遠距離攻撃が終わった。安心して一息つこうと―――前方からの強襲。私とそのっちは為す術もなく上空へと弾き飛ばされる。

 

「っ―――!」

 

「須美!園子!」

 

 追撃―――これを受ければ、臓物まで響くだろう。

 尾が目の前に迫る。痛みに耐えるため歯を食いしばる。だが、一向に痛みはこない。

 

「―――!?」

 

 誰かに体を引っ張られる。どうなっているのか目を開ける。―――眩い光が溢れていた。

 

「どうして―――」

 

「シートンさんの正体って······」

 

 そのっちと銀の声が聞こえる。今、どうなっているのかを早く知らないと·····!

 

「――――!??」

 

「三人共、無事そうで何よりだ!」

 

「「「シャル(ルマーニュ君)!?」」」

 

「おうともよ!」

 

 目を開けた先には大人のような姿になったシャルルマーニュ君が立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 警戒せず、ジュワユーズを構える。

 以前、敵は健在。やろうと思えば矢によって狙い撃ちされる。

 

「なんで大人になってんだ!?」

 

「まぁまぁ、今はそこらへんは置いといてさ!」

 

 霊基の影響です。とか言っても訳分からんってことになるだろしな。

 

「本当にシャルなの······?」

 

「正真正銘シャルルマーニュだよ。ってか鷲尾と園子、怪我してるじゃねえか!大丈夫なのか!?」

 

 最初、打ち上げられた時のか·····くそっ、俺がもうちょい早く来れば·····っ!

 

「え、えぇ。大丈夫よ·····それより、まずは」

 

「あぁ。分かってる。銀と俺で倒すから二人は休んどいてくれ」

 

「でも―――!」

 

「大丈夫だよ、須美。なんたってアタシとシャルだぞ?負けるなんてありえないっての!」

 

「だな!」

 

 あぁ!猪突猛進ペアとしてぶっ倒してやるぜ!!

 

「わっしー、ここは二人を信じよう。私達が行っても足手まといになっちゃうかもだし······」

 

「っ····わかったわ。でも、絶対に戻ってきてね」

 

「わかってるって!」

 

「二人は離れててくれ。」

 

「ミノさん、シャル。また後でね」

 

「回復したらすぐ戻るわ。」

 

「その前に倒しとくよ」

 

「よしっ、行くぞ!」

 

 銀と視線を合わせる。倒すは人間の常識では考えれないような化け物。だか、俺と銀ならば倒せる。倒さなければいけない。

 勇者と足を揃える。愚者である俺に並べる銀には申し訳ないが、この一時だけを志を一緒にして欲しい。

 

 友を傷つけた奴を穿つ―――ッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺に続いてくれ!」

 

「おっけー!」

 

 黄色の塊―――矢が俺達二人に迫る。それをダッシュで避けていく。

 

「凍っときな!」

 

 水の元素を乗せ、矢を放っている口を凍らせる。

 

「おぉ!凄いな!」

 

「今のうちに畳み掛けるぞ!!」

 

「―――うん!」

 

 次は海老みたいなのに迫る。

 

「掩護頼む!」

 

「わかっ―――てえぇ!!?」

 

 十二勇士を召喚する。これで手数が倍増する。

 

「ふっ!はっ!せいっ!」

 

「何がなんだかわからんけど、――うぉぉおぉ!」 

 

 よし、あと少しで――――――かてぇな!!

 

「楯か!?」

 

「かっっったッ!!」

 

「一旦下がるぞ!」

 

「〜〜〜〜!わかった!」

 

 あの楯をどうにかしねぇとな。······やるか。

 

「銀、俺がどデカい一撃を準備する。その間、俺を守ってくれねぇか?」

 

「りょーかい!」

 

「準備が整ったらすぐ離れてくれ!」

 

 至高の十三連撃をお見舞いしてやるよ·····!

 

「化け物共、受けるがいい。我が宝具、我が聖剣の輝きを―――!!」

 

 聖剣っても担い手のせいで今は愚者の剣だろうけどな····

 

「永続不変の輝き、千変無限の彩り!」

 

 十二の剣のオーラが翼のように広がる。

 

「万夫不当の騎士達よ、我が王勇を指し示せ!!」

 

 レンジ1人―――それは、コレが自分自身への宝具だから。俺がどれだけ王勇を示せている(カッコいい)かで輝きが変わる。

 

王勇を示せ、遍く世を巡る十二の輝剣(ジュワユーズ・オルドル)!!!」

 

 赤青緑黃黒――――様々な色が虹のように駆けていく。

 

「―――綺麗·····。」

 

 この光景が誰かの支えとなれば万々歳だ。記憶にずぅーと残るならなおよし·······残らなくても見ていてくれたのならそれだけでいいんだ。だって、コレは俺の独り善がりなもんだからな!

 

「―――。」

 

 ―――花弁が舞う。

 

「よぉしっ!勝ったぁ!!」

 

「今のなんだよ、シャル!?」

 

「凄いだろー!」

 

 見たか!コレがシャルルマーニュの真骨頂だ!

 

「うんうん!凄く綺麗で····」

 

「――――カッコ良かったか?」

 

「もちろん!」

 

「!····そっかそっか!そりゃあ良かった!」

 

 格好良くあれたんだな·······十二勇士の皆がこんな俺に付き合ってくれたんだ―――絶対に守り通すさ。

 

「さっ、戻ろうぜ!」

 

「そうだな。きっと須美と園子が待ちくたびれてるぞー♪」

 

「だな。」

 

 やっぱり俺は、こうやって笑い合いながら一緒に歩いて行きたいな―――そう、銀の横を歩きながら思った。

 

 

 

 

 

 

 

 





 あの翼·····一体なんなんだ?調べても剣のオーラが〜〜〜しか書いてないし·····解らん。ってか今回、短っ!

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