気持ちのいいバカ(偽物)をブチ込んでみた   作:王勇を示す者

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 シャルル書くのむずい······士郎書きやすかった〜!まぁ、そりゃあオリキャラだもんな·····書きやすくて当然だよな。




家凸は連絡してから

 

 

 

 

 

 

 

「·········」

 

 銀を見送り家に帰って来た後、俺はスマホを分解することにした。······もちろん安芸先生から貰ったヤツ

 

「·········?」

 

 パカっと開け、中身をじっくり見ていく。バッテリーなどのいつも通りのメンツが揃ってるな。ん?······なんだコレ·····

 

「木······?」

 

 木だな······はぁ???

 

「見なかったことにしよう·····うん、それがいい。」

 

 元の位置に戻してそっと閉じる。これが巷で聞くそっ閉じですか。よし、今日は寝よう。きっと俺も疲れてんだわ、うんうん、そうだよ。アスレチックスして、宝具の真名開放までしたもんな!疲れないわけがない!

 

「おやすみー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、おはようー!」

 

 ……………

 

「··········」 

 

 独りでなにやってんだろ、俺········はぁー···

 

 今日は土曜日。時刻は午前八時······小学生が外に出るには早い時間だが、暇だしいいや。それに俺しか買い物出来る人はここにはいないからな。

 

「キャベツ、玉ねぎ、ジャガイモ、人参、牛蒡、白菜、レタスはー·····いいか。後は安い肉でいいかな」

 

 買うものが多いな······買い出しサボってたのが回ってきたか。まぁ、行くしかないな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぃー、よいしょっと」

 

 買ってきた食材を冷蔵庫に入れ、ソファーに座り一息つく。

 

「もうお昼かぁー」

 

 昼飯はどうしようかな·····別に食わなくてもいいんだが、やっぱご飯食べないと生きてる感じしねぇしなぁ〜。

 

「適当に作るか」

 

 米はあるし、適当に野菜炒めでも―――

 

 \ピンポ~ン/

 

「んっ?」

 

 あれ·····今日は誰も来ない筈なんだけどな。北野とも約束は入れてないし······誰だ?

 

「はーい、今開けまーす!」

 

 警戒しつつ、少し扉を開ける。

 

「来ちゃっ―――ガチャ

 

 ··········。

 

「もー、酷いよ〜。急に閉めるなんて〜」

 

「よっす、シャル!」

 

「こんにちは、シャルル君」

 

「全員いんのか····まぁ、入ってくれ」 

 

 とりあえず、家に上げるが·····なんか不味い感じがするけど·····いいや

 

「今日はどういったご用件で?」

 

「遊びに!」

 

「違うでしょ、銀。今日は親睦を深めに来たの」

 

「そうだよ〜」

 

「遊びに、であってんじゃん」

 

「よし、じゃあ遊ぶか!」

 

「遊ぶ、と言ってもなにするの?」

 

「う〜ん····」

 

 確かに·····鬼ごっこだったら俺無双が始まっちゃうしな·······

 

「·····あっ、そうだ!」

 

「お、なんか思いついたか?!」

 

「シャルって料理出来る?」

 

「おう。定番どころは抑えてるぞ」

 

「それじゃあ――――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シャルルマーニュのー!!」

 

「お料理教室ー!」

 

「わぁ〜!パチパチ〜」

 

 どうしてこうなった·······

 

「いえ〜い!」

 

「い、いえ〜い·····?」

 

 それが普通の反応だよな。ちょっと脳が追いつかないが、テンションで誤魔化す。

 

「シャル先生!今日はなにを作るんですか?!」

 

「えぇー、今日は料理家初心者の園子のために焼きそばを作っていきたいと思います」

 

「乃木さんちの園子だよ〜、どうも〜」

 

 まぁ、丁度昼時だしな·····うん。そこは問題ないんだが、何故にお料理教室なのか······まぁ、教えて欲しいんなら徹底的に教えるか。

 

「助手の銀くん、まずは食材を冷蔵庫から出してくれ」

 

「了解ですっ」

 

 使う食材は中華麺、キャベツ、玉ねぎ、もやし、ニンジン、生姜になる。ここに更に調味料が加わるが今は一旦置いておこう。

 

「私はなにをすればいいかしら?」

 

「須美は救急箱を持って待機しておいてくれ」

 

「怪我する前提!?」

 

「念の為だよ」

 

「料理ってそんなに怖いの·····?」

 

「油断すると大怪我しちゃうかもだぞ〜」

 

「ひぇ〜」

 

「恐怖心植え付けてどうすんだよ。ま、気楽にしていこうぜ園子」

 

「プロがついてんだ、手取り足取り教えていくぞ」

 

 緊張しすぎも良くないしな。いつも通りが丁度いい

 

「早速教えていくんだが」

 

「なにか問題が?」

 

「いやぁー、俺の作り方でよかったかなーと思ってな」

 

「それだったらアタシの、三ノ輪さんちの作り方でやる?」

 

「そのっちに決めてもらったらどう?」

 

「私?」

 

「それもそうだな」

 

 それが一番だな。銀がいいなら銀に指導してもらった方がいいだろし

 

「じゃあ····シャルの作り方でお願いしようかな〜」

 

「よし、任せろ!」

 

「じゃ、アタシはこのままシャルの助手だな」

 

「宜しく頼むぞ」

 

「バリバリ働くぞー」

 

 さて、助手が出来た事だし早速やっていくか

 

「じゃあまずは肉に下味をつけていくぞ。ってことで麺つゆ取ってくれ」

 

「はい、先生」

 

「ありがとな。よし、園子やっていくぞ」

 

 園子に麺つゆを渡す。

 

「コレを注いでお肉を浸せばいいの?」

 

「おう、それでばっちりだ」

 

 ストレートな麺つゆなら水で薄めるが、今回は普通のなのでそのまま浸すだけだ。

 

「肉は放置して、野菜を切っていくぞ」

 

「はい、キャベツ」

 

「ありがとな。まずは四枚、皮を剥がしてくれ」

 

 なんで俺を経由するのかわからないが、とりあえず園子に渡す。

 

「ぺりぺり〜」

 

「剥がしたら一枚に重ねてくれ」

 

「重ねたよ〜」

 

「そしたら手の平で一回押して」

 

「うんうん」

 

「包丁で一口サイズに切っていく」

 

「一口サイズ?」

 

「あぁー、えっーと、そうだな·····とりあえず縦に切って横に等間隔で切っていくか」

 

「やっぱ、一口サイズって最初はわからないよなー」

 

 ほとんど感覚みたいなもんだしな····初心者が誰しも通る道だと思う。

 

「······」

 

「おっと、包丁使う時は猫の手でな」

 

「猫の手?」

 

「こうやって―――」

 

「!?」

 

「おぉー·····これは」

 

 園子の手を取り、猫の手を作っていく。

 

「指の関節が指先より先に包丁に当たるように出来てればいいんだ」

 

「―――」

 

「園子?」

 

「!――あ、うん。」

 

「よし、じゃあ切ってみてくれ」

 

「今のどうですか、須美さん?」

 

「どうって····なにがよ?」

 

「あの園子が一瞬固まったんだぞ」

 

「確かにそうね·····どうしたのかしら?」

 

「かぁー、今のがわからないなんて須美はまだまだお子ちゃまだなー」

 

「むっ、どういう意味よ」

 

「須美にはまだまだ早い話しなこった」

 

 なんか銀がおじさんが話すような喋り方になってんだけど·······

 

「ゆっくりでいいからな」

 

「うん······」

 

「慎重に、慎重に」

 

 指を切ったら、俺が腹を切って詫びないといけなくなるからな

 

「いい感じに切れたな。次はニンジンいってみようか」

 

「はい、ニンジン」

 

「ありがとな。ニンジンは半分を使うから、まずは半分に切ってくれ」

 

「わかった〜」

 

 スパッと切る。力は大丈夫そうだな

 

「そしたら、櫛切りにしていってくれ」

 

「くし·····?」

 

「ちょっと包丁貸してくれ······こうやって細くな」

 

 包丁を受け取り、ニンジンを櫛切りにしていく。

 

「うわぁ〜♪」

 

「よし、やってみてくれ」

 

「うん!」

 

 今まで、園子がとてつもない才能人という事がわかったし、これもちゃちゃっとやるだろ

 

「いいぞ、その調子だ。」

 

「······」

 

 次は玉ねぎのみじん切りだな·······一番危険だな。

 

 みじん切りする

    ↓

 指をざっくりきる

    ↓

  俺が腹を切る

    ↓

   無事死亡

 

 ·········玉ねぎはなくてもいいか。

 

「出来た····!」

 

「上手いな!」

 

「次は〜?」

 

「もう切るのはないな。さっ、次の工程に移るぞ」

 

「焼く?」

 

「いや、油通しをな」

 

「油通し·····?」

 

「ま、見とけって」 

 

 鍋に結構多めに水を入れ火をかける。

 

「この間にソースを作るか」

 

 ウスターソース、中濃ソース、オイスターソースだな。

 

「大さじ一、大さじ一、小さじ一でいれていってくれ」

 

「大きい方のスプーン?」

 

「おう。それ一杯になるまで注いでいれるんだ」

 

「·······」

 

「味濃いめなんだな」

 

「今回使う麺が太めだからな」

 

 ってかこの中華麺しかない。

 

「じゃあいつもは違うの?」

 

「う〜ん、どうだったけな。久々に家で焼きそばを作るからな·····」

 

 最近は日持ちがいいヤツしか作ってないからな。

 

「····出来たよ〜」

 

「よし、それじゃあ油通しを説明するぞ」

 

 沸騰してるし丁度いいな。

 

「まず、塩を二摘まみ入れて油を少し入れる。」

 

「うんうん、それで〜?」

 

「ざるを使って野菜を茹でていく」

 

「茹でる事で彩りが鮮やかになって焼く時間も少なくなる、ってことか?」

 

「その通り。野菜が終わったら残ったお湯で麺も茹でる。」

 

「凄いわね·····お金とれる腕じゃない?」

 

「こんぐらいは練習したら須美も出来るようになるよ」

 

 俺はこのレベルになるまでに一年かかってるからな。

 

「こんぐらいだな·····」

 

 油通しはだいたい出来たな。いい色だ

 

「今度こそ焼くぞ」

 

「いえ〜い!」

 

「準備しましたぜい、シャルの旦那····」

 

「お、準備が早いな」

 

 既に油をひかれ火が通ってる。流石だな

 

「最初は麺だな。しっかりと両面を焼いていく」

 

「がががぁ〜ってしないの?」

 

「それはソースと絡ませる時だな。焼けた匂いがしたらひっくり返してくれ」

 

「くんくん」 

 

「·······」 

 

「くんくん·····ん」

 

「お、焼けてきたな」

 

「ひっくり返すよ〜」

 

 流石だな。·····くんくん言う必要はなかったような気がするけど

 

「肉を投下してくれ」

 

「どか〜ん!」

 

「肉が白くなってきたら野菜も」

 

「どっか〜ん!」

 

「いい感じだと思ったらソースを投入」

 

「ざば〜ん!」

 

「よーく混ぜて、食材に馴染ませてくれ」

 

「がががぁ〜!」

 

「·····あの効果音なんだと思う?」

 

「····わからないわ」

 

 突っ込まないでそっとしてたのに!

 

「お、馴染んできたな」

 

「ふぅー·····」

 

「いい匂いね」

 

「美味しそうだな」

 

「じゃ、皿に盛り付けてみてくれ」

 

「うん」

 

 この出来ならもう心配はしないでいいかな。

 

「できた〜!」

 

「味見係ー!」

 

 やべ、そういえば味見係作るの忘れてた·····!

 

「やっぱ、最初はシャルだろ」

 

「俺!?」

 

「はい、あ〜ん」

 

 流石に二度は―――

 

「んっ、····美味しいな!」

 

 お前、本当にそういう所だぞ。シャルルマーニュ···あ、普通に美味しかったです。 

 

「ミノさんも」

 

「て、照れるな····あむっ、ん、美味しい」

 

「わっし〜」

 

「そのっち?私は一人で食べれるから·····」

 

「わっし〜····?」

 

「····あむっ····美味しいわね····」

 

 今のは逃げれないな······ドンマイ。

 

「シャルのおかげだよ、ありがと〜」

 

「一人で作る時は怪我に気をつけてな」

 

「······シャルって何年間独り暮らししてるんだ?」

 

「ざっと―――」

 

 待て、十年とか言ったら絶対におかしい奴だと思われる·······おかしくない範囲で

 

「―――二年だな。」

 

「それからずっと自分でご飯を作ってるの?」

 

「いや、一年たった後から作り出したな」

 

「それまでは外で?」

 

「そうだな。今考えると体に悪い食生活だったなー····」

 

 ラーメンだったり、蕎麦だったり······偏りすぎだろ

 

「シャルは誰に料理教わったの〜?」

 

「俺は独学だな。」

 

「独学!?この知識で!?」

 

「·······母さんが作ってたの思い出しながら作ったもんだよ······最初はあーでもないこーでもないって味付けに時間がかかったさ」

 

 確かあれは最終的に砂糖を塩にしてたんだっけな····今でも笑えてくるな。

 

「·······。」

 

「すまん、湿っぽい空気になっちまったな。さ、昼飯食べようぜ」

 

「·····平気なの?」

 

「見ての通り、俺は元気一杯だよ」

 

 友達も新しく出来たしな·····やっぱ顔なのか!?

 

「あ、そうだ!」

 

「急にどうした?」

 

「シャルの作った料理食べてみたいなー」

 

「確かに!」

 

「そうね。」

 

「·····しょうがないなー!俺の作った料理は美味しすぎるって巷で有名だからな、覚悟して待っとけ!」

 

「うん、待ってる」 

 

「首を長くする前に作ってね〜」

 

「和風よね?」

 

「ふっ、いいだろう。和風一式を作ってやる」

 

 あー·····また買い出しに行かないといけないかなー

 

 

 

 

 

 





 人の料理風景を見るのがこんなに面白いものだとは思いもしなかったよ。私は普段、野菜マシマシで作ってるんですけど、人によってはキャベツだけって人がいて驚きましたね。まぁ、それもありだとは思いましたね。

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