気持ちのいいバカ(偽物)をブチ込んでみた   作:王勇を示す者

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 今回はエイプリルフールネタではないです。しっかり本編なので安心してください。にしても、エイプリルフールの方は最後の方、雑になってしまいすみません。ネタを捻り出せませんでした。



友達がいない日々

 

 

 

 

「おはよう!」

 

 土日を含めたら、五日間学校に来てなかったからな。皆の反応が怖いが元気よく挨拶して入室する。

 

「シャル君、大丈夫だった····?」

 

「辛かったら言ってね?」

 

「何でも相談になるからな?」

 

「――――――」

 

 解ってる。悪気がない言葉だって解ってる。俺を気遣った言葉だって解ってる。―――あぁ、吐き気がする。

 

「シャル君····?」

 

「あ、あぁ、ありがとな。」

 

 無邪気な悪がここまでキツイものだとは一ミリも思いもしなかった。

 

 

 

 

 

 

 

「―――さようなら。」

 

「「「さようなら(ー)!」」」

 

「気をつけて帰ってくださいね。」

 

「ふぅ······」

 

 やっと終わった。全員、俺を腫れ物みたいに接してきやがって······

 

「シャルルマーニュ君、ちょっといい?」

 

「···わかりました。」

 

 安芸先生が呼び止める=御役目関係、だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、話しってなんですか?」

 

 全クラスの生徒達が下校し、この学校にいるのは学校職員と俺達のみになった。

 

「·····今日、鷲尾さんが目を覚ましたわ。」

 

「記憶は·····ありましたか?」

 

「いいえ、ニ年分の記憶が抜け落ちてました。」

 

「········先生は満開の代償を知ってましたか?」

 

「ごめんなさい······。」 

 

「―――いいでしょう。それを貴方の誠意として受け取るよ。きっとアイツらもそこまで怒ってないよ」

 

 生徒想いの先生が理由なしに黙ってるわけがない。どうせ大赦関係がなんかしたんだろ。それを理由に謝ったら正直キレてた。

 

「―――あり、が、··とう····っ、···!」

 

「·······」

 

 どんなに大人になっても泣く時は泣く。俺は、それが出来る人を本当に羨ましいと思うよ。

 

「―――見苦しい所を見せたわね。」

 

「いいですよ。話しに戻りましょう」

 

「そうね。······現状、勇者三人がダウンして戦えるのはシャルルマーニュ君だけになったわ。」

 

「········」

 

 俺一人でも、なんとか出来るだろう。前の総攻撃は俺も死を覚悟して挑まないと負けるかもだが······

 

「大赦はお家柄を重視して、一般からは勇者を出さなかった······出たとしても、その子を有力な家の養子にしていたわ。」

 

「―――そこまで······大赦は馬鹿なのか···」

 

 世界の危機なのにお家柄とか考えてる場合かよ。俺が指揮した方がまだ良さそうだぞ·····

 

「バーテックスの侵攻はこれだけでは終わらない。つまり―――」

 

「新しい勇者を補充する。」

 

「·····そして、まず一人は鷲尾さんに決まりました。」

 

「はぁ!?」

 

 ここまで来ると、俺の世界最高の愚者の称号を渡したいぐらいだ!

 

「今は鷲尾 須美ではなく、東郷 美森になってるわ。」

 

「名前を変える必要は?」

 

「鷲尾さんは元々、東郷の性だったのげけど勇者適正があったことから鷲尾家の養子になったの」

 

「なるほど·····」

 

 有力なお家柄······そう考えると銀も須美もお嬢様だったのか。

 

「大赦は次の勇者を探すために全国の少女に血液検査を施します。そして、適正値が高かった者をいくつかのグループにしてまとめます。」

 

 血液検査で勇者の適正値がわかるのか····

 

「そして、シャルルマーニュ君と東郷さんには一番選ばれる可能性が高いグループに入ってもらうわ。」

 

「了解です。」

 

「そこで、大赦からの忠告よ。満開と外に―――」

 

「それは了解出来ないです。」

 

「それでいいわ。」

 

「·····いいんですか?」

 

「大赦は貴方を縛れる力を持ってないわ。勇者システムなしで戦える程強くないもの·····だから、貴方が最善だと思う行動をしてほしい。」

 

「―――当然だ。大赦は最初っから当てにしていない。」

 

「頼もしい限りね。それじゃあ、決まり次第連絡するわ。その間、自由に過ごしてちょうだい。学校に来るもよし、あの子達と遊ぶのもよし」

 

「俺はいつも通りですよ。いつも通りが丁度いい。」

 

「······そう。それじゃあまた明日。」

 

「えぇ。さようなら」

 

「はい、さようなら。」

 

 教室を後にする。正直、学校には来たくないが····目の前に行きたくても行けない友達がいるからな、ちゃんと笑顔で行かないといけない。

 

「――――。」

 

 あぁ·····下校がこんな静かのも久々だな。

 

 

 

 

 





 悪気がないいじめ······これにキレてやり返すと、本当のいじめが発生する危険があります。皆さんお気をつけください。まぁ、最近はいじめとかは全然ニュースになりませんね。自殺してからじゃないとニュースに上がりませんけど·········手遅れなんだよ。

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