気持ちのいいバカ(偽物)をブチ込んでみた   作:王勇を示す者

54 / 210

 この会から『結城友奈は勇者である』が始まります。さて、シャルルマーニュは一体、どんな行動を取るのか·····興味津々ですね。



結城友奈は勇者である
勇者部発足


 

 

 

 

 今日は入学式。中学校二回目だからなんとも言えないが、他の生徒達はワクワクドキドキだろうな。まぁ、俺は別の案件で精神が休まらないからな。特に大赦関係で

 

「部活か·····」

 

 今、何をしているかというと·····学校を散策しています。入学式は終わり、クラス発表が終わった。後は各自解散か、部活を見るかになっている。

 

「······なしだな。」

 

 正直、部活をやる余裕なんてない。野球するにせよサッカーをするにせよお金がかかる。今は安定した収入がない以上、無駄遣いは出来ない。

 

「······」

 

 青春を満喫する、かぁ〜······最初立てた目標なんて今じゃ実現不可能だな。はぁ〜·····折角の二度目が。

 

「ねぇ、ちょっといい?」

 

「なんだい?」

 

 肩に手を乗せられたら逃げることも出来ないからな。無視するっていう選択肢はない。

 

「君·····シャルルマーニュ、っていう名前だったりする?」

 

「?·····そうだけど」

 

 何だこの、黄色の髪の女性は····どっかで会ったけな。

 

「まだ、どこに入部するか決めてないわよね?」

 

「決めてないな」

 

 部活勧誘か。

 

「アタシが部長してる部に入らない?」

 

「なんて言う部なんだ?」

 

 文芸部なら······

 

()()部よ」

 

「―――大赦関係者か?」

 

 俺の思い違いならごめんだけど·····

 

「まぁー······ざっくり言うとそうね。」

 

「········入部します。」

 

「それじゃあ、部室に行ってて!」

 

「あ、ちょ―――」

 

「場所は家庭科準備室よー!」

 

「······行っちまった。」

 

 最近は活発な女子が多いな。いい傾向だとは思うが····

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、ここだな。」

 

 入学式に配られた学校の案内図を見ながら到着。

 

「失礼しまーす······誰もいないのか」

 

 もしかして、今年から始まる部なのか?

 

「まぁ、いいか。」

 

 大赦関係者······つまり、この部は勇者適正値が高いやつらのまとまりってことだな。安芸先生から聞いた情報だと過去一で高い適正値が出たとか。適正値高い=強い、なのか?そこらへん聞いとけばよかった。

 

「·······」

 

 銀と園子が中学生になってたらどの部に入ってたかなー·······銀は運動部とか····いや、弟さん達のお世話あるだろうし······園子はー····寝てる所しか想像出来ん。

 

「んっ?」

 

 扉が結構な勢いで開く。物は大切に扱いましょう。

 

「―――お、ちゃんといるわね。」

 

「シャルくんも入部したの!?」

 

「おう。」

 

「シャルルマーニュ君は運動部とばかり思ってたわ。」

 

「シャルルでいいぞ、東郷。」

 

 懐かしいな······結局、あれは俺のせいだったのだろうか。

 

「あら、お知り合いだったの?」

 

「お隣さんなんです。」

 

「あらまぁ···」

 

「そのニヤニヤ止めてもらっていいか?」

 

 面白いものを見つけた子供並に笑顔になりやがって···

 

「まぁいいわ。とりあえず、三人には入部届を書いてもらわ」

 

「はい。」

 

「わかった。」

 

「保護者氏名はいいんですか?」

 

「そんなの気にせず書いちゃって」

 

「は、はい。」

 

 自分の名前を書く所だけしかないな。判子とかはいいみたいだ。

 

「書き終わったぞ」

 

「終わりましたー!」

 

「どうぞ。」

 

「じゃ、これで入部ね。」

 

「はやっ!」

 

 流石に早すぎないか。先生に渡してから入部じゃないっけ?

 

「まずは、アタシの自己紹介からね。アタシはこの部活の部長!犬吠埼 風よ。アタシのことは尊敬を込めて部長と呼びなさい!」

 

「はい、部長!」

 

「わかりました、部長。」

 

「この場合は犬吠埼部長、風部長どっちだ?」

 

「どっちでもいいわ。ただし、尊敬をしっかり込めなさい!」

 

「わかりました!風先輩!」

 

「·······それもありね。」

 

 しっかり尊敬の念を込めたからセーフだな。

 

「犬吠埼先輩。これから何するんですか?」

 

「よくぞ聞いてくれた、東郷よ。」

 

 先輩でもおーけー、っと。

 

「この部、勇者部の内容を一言で言うならば―――」

 

「······」

 

 なにか黒板に書いていく。

 

「―――世のため人のため行動する。これよ!」

 

「おぉ〜!」

 

「具体的にはなにをするんですか?」

 

「ボランティア活動でもするのか?」

 

「まぁ、そうね。あとはー····他の部の助っ人とか?」

 

「なんか、あやふやな部だな。」

 

「いいですね、人助け!」

 

 つまり、この部は慈善行動みたいなことをする部ってことか。

 

「まず、この部を認知させるためにホームページみたいなの作りたいんだけど······誰か機械に詳しいのいる?」

 

「私、スマホ使うので精一杯です····」

 

「俺もだな。」

 

「······じゃあ、私が」

 

「助かるわ、東郷。明日、みんなで作っていきましょ」

 

「わかった。知識ぶち込んでくるな。」

 

「私も調べてきます!」

 

 ホームページの作り方ってなんだけ·······いつもは使う側だからな。気にしたこともない。

 

「それじゃあ今日は解散。帰っていいわよ」

 

「じゃ、帰ろっか東郷さん。」

 

「そうね。それじゃあまた明日、犬吠埼先輩。」

 

「さようなら〜!」

 

「さようなら〜。」

 

「気をつけてな〜。」

 

 友奈は東郷の車椅子を押して退出していく。

 

「······言わないのか?」

 

「まぁね。まだ決まった訳じゃないし」

 

「そっか····それじゃあ、俺も帰る。」

 

 もし、ここが選ばれなかったらまた転校するだけだからな。

 

「また明日〜」

 

「さようなら〜」

 

 さて······どうするべきか。この一年は襲撃は来ないと確定しているが、心構えはしないといけない。来ないと思って心構えをしていないと来た時に負けるしな····

 

「·····」

 

 そもそも戦わせたくないな〜。それが実現出来たらどれだけいいか·····いや、そうするために戦うんだ。そして、俺に足りないナニかもついでに見つけよう。

 

 

 

 

 

 





 補足
・シャルの身長は小学生の時と変わらずなので155cmです。友奈と同じ、風先輩よりちっちゃいです。

100話記念はなにがいいですか?

  • 天の神打倒RTA[御影、⬛⬛、シャルル]
  • のわゆの後日談[西暦勇者、知らん奴]
  • 誰かとの√[シャルル、誰か]
  • その他(感想へゴー!)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。