気持ちのいいバカ(偽物)をブチ込んでみた   作:王勇を示す者

59 / 209

 さてさて、まだ一年は続くぞ〜。もうそろそろなんで許して·····よし、許されたな。



放送部出身····あれ?

 

 

 

 ある日の放課後。俺は放送室にいた。

 

「じゃあ、シャル君始めていいですか?」

 

「おう。いつでもいいぞ」

 

 何故、こんなことになったのかというと·····勇者部の依頼にあったんだよな。自己紹介をしてほしいと····う〜ん····やっぱ、意味わからん。

 

「では、まず自己紹介をしてください。」

 

「あぁ。俺の名前はシャルルマーニュ、気軽にシャルって呼んでくれ。」

 

 この会話を録音し、給食時間に流すらしい。俺はその日休みます。

 

「前のテストで全国一位を取ったのは本当ですか?」

 

「まぁ·····採点が間違ってなければ、そうだな。」

 

「取ったときの気持ちは?」

 

「マジかぁ〜」

 

 あれについてはマジで不思議でたまらん。

 

「シャルさんは勇者部で活動していると聞きますが、何故入部したのですか?」

 

「勇者部って····なんかカッコよくないか?」

 

「はい?」

 

「いや、なんかカッコいいと思ったから入部しただけだぞ?」

 

 本当は大赦が関係するが、喋れないしな。まぁ、カッコいいと思ったのも本当だし、あながち間違ってない。

 

「は、はぁ〜······えっと、次は学校の皆さんからの質問です。」

 

「よし、ドンと来い。」

 

「勇者部のどなたかとお付き合いされてるっての本当ですか?」

 

「ブフー!」

 

「だ、大丈夫ですか?」

 

「お、おう。ちょっと驚いただけだ····」

 

 なんだその質問。何処情報だよ·····

 

「それで、お付き合いされてるんですか?」

 

「いや、誰とも付き合ってないぞ。」

 

「それじゃあ次の質問です。好きなことはなんですか?」

 

「それはもちろん、カッコいいことだ。あ、ここで勘違いしてほしくないのは、カッコいいとは言っても外見のことじゃないぜ。生き方とか在り方とか····何かに真摯に打ち込んでる姿は誰であれカッコいいと思ってるよ、俺は。」

 

「な、なるほど····凄い熱量ですね。」

 

 つい熱弁してしまった。

 

「では、次の質問です。好きな女性のタイプはなんですか?」

 

「これはさっきと同じだな。カッコいい人だな。」

 

「勇者部の方々にはいますか?」

 

「アイツらに?······全員だな。誰かのために行動する。簡単そうに見えてなかなか出来ることじゃない。勇気が足りなかったり、判断を迷ったりしてな。」

 

 それを当然のようにする。さいっこうにカッコいい奴らだよ。

 

「それでは、最後に一言どうぞ」

 

「これが放送する日は休―――」

 

「はい!ありがとうございましたー!次も宜しくお願いします。」

 

「え!次もあるのか!?」

 

 待って、その話しは聞いてない。

 

「録画終了しました。」

 

「これ、いつ放送されるんだ?」

 

「企業秘密です。」

 

「おいおい。」

 

「それじゃあ〜、出ていってくださいね〜。」

 

「ちょま!」

 

 放送部員、総出で退出される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、風先輩。」

 

「なに?」

 

「ちょっと明日から休み続けるんで後は頼んます。」

 

「理由は?」

 

「自分の放送、聞くのって恥ずかしくない?」

 

「却下。しっかり登校しなさい。」

 

「そこをなんとか!」

 

「友奈〜」

 

「はい!友奈ですっ。」

 

「これから毎日、シャルを引きずってでも登校させてちょうだいな。」

 

「え、シャルくん不登校になっちゃうの····?」

 

「あ〜!ならない!ならないから泣くな!」

 

 泣くのは反則だろ。あの涙に勝てるやつはいない。

 

「まぁまぁ、友奈ちゃんも落ち着いて。それと、シャルル君は後でお灸をすえます。」

 

「へへ、東郷。そうくることは既に予測している。」

 

「な····!そのカバン····まさか!」

 

「あぁ!帰宅の用意は既に出来ている!ってことでさいなら〜!」

 

「コラ、待ちなさい!」

 

 今日やる依頼はもう全て終わらせている。つまり、俺を縛るものは最早なにもない!俺は帰宅する!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「みんな、俺の扱いに手馴れてきてるんだよな〜。どう思う、クロ?」

 

「んみゃ〜」

 

「そうだよな。」

 

 全くわからん。猫語を習得するべきだったな。あ、ちなみに名前は黒かったんでクロにしました。

 

「ほれ、今日の晩御飯だ。よ〜く食え〜。」

 

 最初の方は部屋の隅っこでジッと俺を見つめてたが、なんとか撫でれるようになった。

 

「う〜む、かわいい。」

 

 何時間でも見てられる。ご飯三杯はいるな·····食おうと思えば百杯でもいけるんだけどな。

 

「じゃあ、お風呂入ろうな〜」

 

 猫は水を嫌がるって聞いたが、クロは普通に俺と一緒に風呂に入ってくれてる。清潔感は大事だからな。

 

「気持ちいいか〜?」

 

「にゃ〜〜。」

 

「そうか、そうか·····」

 

 猫が家にいるってだけで、こんなにも孤独感を消せるとわな。

 

「勉強しなきゃだから、ゆっくりしといてな〜。」

 

「にゃっ。」

 

 神道は未知の領域だから、しっかりと予習をしないと意味がわからない。······にしても、天照大御神とか伊邪那美命みたいな有名所はいんのに、建速須佐之男命がいないんだよな〜。

 

「·······御影士郎となんか関わりでもあんのか?」

 

 過去に行って、御影士郎に聞かないとわかんねぇな。つまり、タイムマシーンを作れってことだな。

 

「······よし、寝るか。クロは寝所に戻ってな〜」

 

「······」

 

「ん?·····一緒に寝るのか?」

 

 そう聞くと、布団の中に潜っていった。

 

「しょうがないにゃ〜。」

 

 あ〜、もう!かわいいなぁ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――シャルく〜〜ん!!!」

 

「本当に来たのか·······」

 

「あ、クロちゃんだぁ〜。よしよし」

 

「にゃぁ〜。」

 

 俺以外にも懐いてくれて嬉しいよ。

 

「じゃ、お留守番頼んだぞ。」

 

「にゃ〜。」

 

「お〜、賢い····。」

 

 扉を閉め、鍵を締める。

 

「お、東郷も来たのか。」

 

「えぇ。お灸をすえにね·····」

 

「なるほどな·····」

 

 すぐさま、走る体勢をとる。

 

「嘘よ、だから逃げるようとするのを止めなさい。」

 

「ふぅ·····よし、それじゃあ行くか。」

 

 今日放送されるかもだが、それも勇者部の活動だ。逃げることはしない、ただし俺がめっちゃ恥ずかしくなる。覚悟を決めて行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐぅ〜·····っ!」

 

 なんだ、この地獄のような時間·····さっさと終われ!

 

 

 





 猫って······いいですよね。ってことで家族が増えました。今の時期はだいたい····11月ですかね。あっという間だったな·····時が飛んでるみたいでした。五箇条はまだです。

100話記念はなにがいいですか?

  • 天の神打倒RTA[御影、⬛⬛、シャルル]
  • のわゆの後日談[西暦勇者、知らん奴]
  • 誰かとの√[シャルル、誰か]
  • その他(感想へゴー!)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。