一気に四話投稿した者です。いや〜、東郷の誕生日に合わせようとしたら、いつの間にか四話も出来ちゃって······ハハ。後悔も反省もしてません。
「ハッピークリスマース!」
「いぇ〜い!」
クリスマス!ということで皆、よく見る赤い服を着てクラッカーを鳴らす。ここは俺の家だが、お構いなしにクラッカーを鳴らす。後片付けなんかしるか!
「いいわ···いいわよ、友奈ちゃん···!」
東郷はいつも通りですね。安心します。
「じゃんじゃん食べましょ!」
「張り切ってるね、お姉ちゃん····」
「年に一度のクリスマスよ!楽しまなきゃ、損よ、損!」
そう言いながら肉を口一杯に詰めていく。
「ほら、お高めのやつだぞ〜」
クロにはお高めの猫缶をあげる。約二千円だったような気がする。
「すっかり懐いてるわね」
「だろだろ?」
「かわいいですね〜♪」
「にゃ〜♪」
「あ、樹にも懐いた」
「·······懐きやすいだけだから!」
きっとそうだ····そうに違いない!
「·····そろそろだな。」
「はいが〜?」
「友奈、口の中の物飲み込んでから喋ろうな。」
「友奈ちゃん、お米がついてるわよ。」
「ん、ありがと〜、東郷さん。」
お母さんしてる東郷を見届け、俺はキッチンに行く。
「お、いい感じだな。」
アルミホイルを外し、ラップを外すと美味しそうな牛もも肉が姿を表す。
「よし·····」
まな板に移し、等間隔で切っていく。そうすると、だいたい三十二枚出来る。俺は余りでいいとして、アイツらも含めて六人で分けるから一人五枚だな。
「は〜い、ローストビーフだぞ〜。」
「ローストビーフ!」
「一人五枚だからな。」
「立派なお肉ね····どうしたの、これ?」
「知り合いから貰ったんだ。」
知り合い·····安芸先生からだけどな。
「ん!美味しい·····!」
「ん〜♪凄く美味しいよ!」
「!····アンタ、本当に凄いわね···」
「舐めてもらっちゃあ···困るぜ。」
「友奈ちゃん、私のも食べていいわよ♪」
「え、でも····」
「はい、そこ。友奈を甘やかさない!自分のは自分で食べないと、ケーキなしにするぞ」
「はい·····すみません····。」
たく、隙を見て甘やかそうとするんだから。友奈バカなんだから·····なんか字面が酷いな。
「ってことで、ケーキだぞ〜。今回はチョコにしてみた」
あれから数十分。料理のほうも尽きかけてきたので冷蔵庫からケーキを取り出す。
「女子として負けてる気がします·····」
「なかなかの女子力ね····」
「今回も美味しいね!」
「流石、シャルル君ね♪」
今回のも好評みたいでよかった。
「それは良かった。」
「パティシエにでもなるの?」
「趣味程度だよ。そこまでは流石に無理だ」
凄腕のパティシエが作ったのを食ったことあったけど、あれは再現不可能だったな······
「これが趣味·····?」
「案外、自然と身に付くもんだ」
「まぁ、そうね。」
「風先輩も最初は失敗ばっかだったろ?」
「そうねー·····生焼けだったり、舌触りが最悪だったり······」
「そんぐらいはマシだろ。俺なんか食えたもんじゃなかったからな〜」
何度、無の境地に至っと思ってやがる。あ、しっかり全部完食してるので許してください。
「料理って·····大変なんだね···」
「俺達の場合は独学だから、更に地獄だぞ。ま、友奈はしっかりと教えて貰いな。」
「そうします·····」
「大丈夫よ、友奈ちゃん。私が手取り足取り教えてあげるから。」
「わ、私も···いいかな、お姉ちゃん?」
「いいわよ〜!ドンっ!ドンっ!アタシを頼りなさい!」
料理の上達のコツは、誰かのために作るのが一番だ。俺は一年かかったが、風先輩はもっと早かったんだろうな········樹が笑顔で頼んでるのを見て、しみじみそう思うよ。
「ふぃー·····。」
クリスマスパーティーが終わり、今日は解散となった。時刻は二時······そろそろだな。
\ピンポーン/
「はーい、今行きまーす!」
ケーキとローストビーフが入った容器とアルミホイルを紙袋に入れ、持っていく。あと、ついでに小さめのクーラーボックスも
「こんにちは、安芸先生。」
「えぇ。さ、乗ってちょうだい。」
「わかりました。」
安芸先生が運転する車に乗る。安芸先生の服装はいつものではなく、大赦の神官が着ていた服を着ている。
「出発するわよ。シートベルトつけた?」
「つけましたよ。」
「それならいいわ。」
向かう先はもちろん、園子と銀がいる病院。ここから行けば、だいたい二時間程度で着く。
「頼みます。」
「任せてちょうだい」
今回の作戦は簡単。安芸先生が見張りを退かして俺が通るだけだ。退かし次第、俺に電話がかかる。
ブルルル
「····よし。」
合図だ。荷物を持ち車を出る·····置土産を忘れずにな。
「·····私の交代時間は七時よ」
「了解ですっ」
あと、だいたい二時間半か。まぁ、そんぐらいあれば充分楽しめるな。病室の扉を開ける。
「ハッピークリスマス」
「ん〜?」
「?·····あ、シャル?」
「おう。シャルだよ〜」
サプライズ失敗か?思ってた反応と違うな。もうちょい······わぁ〜!とかくると思ってたんだけどな。
「てことで、ケーキとローストビーフ持ってきたぞ」
「ケーキ?!」
「やったぜ、ヤッホー!」
「早速食べるか」
「······そうだね。」
「え、え〜と····シャル?」
「任せろ。俺があ〜んしてやるから」
それに関しちゃしょうがない。
「はい、あ〜ん」
「んっ···!めっちゃ美味いな!」
「私も私も〜」
「はいはい。」
箸を持ち替え、ローストビーフを園子の口へと運ぶ。
「あむっ·····ん〜♪ほっぺが落ちる〜♪」
「お気に召したようで良かったよ。」
「シャル、お店を開こう·····!」
「開きません。はい、銀」
「んっ····〜♪」
「あ〜ん」
「わかってる、わかってる」
「あむっ·····♪」
なんか······いけないことしてる感じがするんだが········
「いや〜、久しぶりにこんな美味しいもん食ったな〜」
「とても美味しかったよ〜」
「そっかそっか·····」
ふぅ······いろいろと危なかったな。
「さて、もう時間だから俺は帰るな。」
「え〜·····」
「·······」
「まぁまぁ、明日も来るからさ」
明日は日曜日だから勇者部の活動はない。それに冬休みだし、来れる日は学校がある日よりは多く来れるだろう。
「また、明日····」
「またね〜」
「またね。」
今回も窓から退出する。クリスマスの夜ということもあり、カップルがチラホラ。リア充爆発しろ!
置土産····中身はケーキですね。安芸先生もいいクリスマスを。
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天の神打倒RTA[御影、⬛⬛、シャルル]
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のわゆの後日談[西暦勇者、知らん奴]
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誰かとの√[シャルル、誰か]
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その他(感想へゴー!)