気持ちのいいバカ(偽物)をブチ込んでみた   作:王勇を示す者

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 怪物の定義とは
・言葉を喋ってはならない。
・正体不明でなければいけない。
・不死身でなければ意味がない。
 つまり、バーテックスは怪物ではなく·····ただの人殺しが上手い生物ってことだな。



非日常へと

 

 

 ある日の授業時間。

 

「とりあえず、▲ABCと▲CDA合同ってのは問題文からわかるだろ?▲ABDと▲CBDを合同と証明するにはこの四角形がなんなのかを先に見つけて解くと簡単に出来るぞ。」

 

「ふむふむ·····」

 

 なんで俺が数学の授業してんだろ·····俺の席には数学の先生が座ってる。

 

「ってことで、友奈!この四角形はなに四角形だ?」

 

「わ、私!?」

 

「おう。」

 

「え、えと〜······平行四辺形!」

 

「お、いいぞ。てことはこの辺DBは平行四辺形の〜?」

 

「対角線っ!」

 

「う〜ん、天才っ!」

 

「えへへ·····」

 

 ここに関しちゃー、初歩の初歩だからここで躓くと全てがわからんくなるからな。 

 

「―――」

 

 この感じ·····

 

 テロリン♪テロリン♪

 

「誰だ〜?」

 

「あ、私です!」

 

「授業では携帯を切っておこうね」

 

 またかぁ〜·······

 

「梶原先生!あとは頼みます!」

 

「急にどうし―――」

 

 世界が止まる。

 

「あ、あれ?」

 

「これは·····」

 

「東郷さんも!?」

 

「さて、どうしたもんか·····」

 

「シャルくんも!?」

 

 なんのバーテックスがくる?三体組であればジュワユーズを放つしかないが·····単体なら俺一人でやるしかないな。

 

「友奈と東郷はそこから動くな。」

 

「え、·······え?!」

 

「シャルル君はこの状況がわかってるの?」

 

「あぁ。今は詳しく説明できないが、俺を信じてくれ。」

 

「······もちろん。シャルくんを信じるよ」

 

「わかったわ····」

 

「俺がなんとかする。だから―――」

 

 ―――花弁が舞う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「乙女座か·····」

 

 スマホを見る。そこにはこちらへと近づいてくる一つの点があり、乙女座と書かれている。前、戦った時は爆弾が攻撃手段だった筈だ。

 

「ならば·····十二勇士よ!」

 

 十二勇士を展開し、自身も霊基を再臨させる。第一再臨のマントがないため、現在は第二再臨を使っている。

 

「ブラダマンテ!レナルド!爆弾を一個も通すなッ!」

 

 後ろにはアイツらがいる。

 

「我が名シャルルマーニュ!ここから先には通さないッ!」

 

 久しぶりの戦闘だが、コイツを倒すなんて英霊であれば誰でもー······出来ないな。どこぞの最弱英雄を思い出す。

 

「おら、――よっ!」

 

 乙女座を蹴り飛ばし、体勢を崩す。

 

「爆撃開始ィ!!」

 

 十の輝剣が降り注ぎ、乙女座を削っていく。

 

「そこだッ!リュミエール・デュ・ソレ―――ぐぅ!」

 

 トドメの一撃を―――帯により弾き飛ばされる。

 

「チィ····!」

 

「シャル!?」

 

「シャル先輩!?」

 

「風先輩と樹か·····」

 

 その格好·····そっか。

 

「大丈夫ですか?!」 

 

「おう。それよりヤツを先に仕留めるぞ」

 

「!――任せなさい!アタシ達で力を合わせるわよ!」

 

「俺がサポートする!臆せず進め!」

 

 爆弾はブラダマンテとレナルドが、帯は俺が弾いていく。

 

「わかりました!」

 

「ガッテン!」

 

 攻撃手段は爆弾と帯だけだな。それだけならば、俺だけで対処出来る。

 

「エリュプシオンッ!」

 

「てやぁああ!!」

 

「えいっ!」

 

 風先輩は大剣、樹はワイヤーで削る。だが、それでも再生していく。

 

「これでもか·····」

 

「再生しちゃった····どうすれば」

 

「バーテックスは『封印の儀』っていう儀式じゃないと倒せない。」

 

「ん?なんだそれ?」

 

 俺、そんなこと聞いてないんだが?

 

「まず、取り囲んで!」

 

「わかった!」

 

「う、うん!」

 

 十二勇士で錯乱して、その間に取り囲んでいく。

 

「俺が注意を引く!その間に!」

 

「ナイスよ、シャル!さ、樹!」

 

「えぇ〜!これが祝詞?!」 

 

「どうしたぁ!」

 

 なんか戸惑っているが、大丈夫だよな?

 

「かくりよのおおかみ。あわれみたまい。」

 

「――――大人しく、しろぉお!!」

 

「えぇ〜!?それでいいの?!」

 

「魂込めれればなんでもいいのよ!」

 

 乙女座の動きが止まり、三角錐の塊が出てきた。

 

「コレはなんだ?」

 

「これは御霊!言わばコイツの心臓!つ・ま・り、これを砕けばこっちの勝ち!」

 

「よし!俺が砕く。」

 

 五大元素を収束。

 

「リュミエール・デュ・ソレイユッ!!」

 

 発散。轟音を響かせながら爆発する。

 

「これで駄目か·····」

 

 宝具を解放するしかないか。

 

「永続不変の輝き、千変無限の――」

 

「おぉおお――――!」

 

「!」

 

 この声は――――

 

「―――勇者パァァァンチッ!!」

 

「「友奈!?」」

 

「凄い······」

 

 俺の攻撃でデカ目のヒビが入る程度だったが、友奈のパンチによって砕かれる。

 

「勇者部の活動はみんなのためになることを勇んでやる―――」

 

「私は讃州中学勇者部、結城友奈。私は勇者になるっ!」

 

 堂々とした立ち振る舞いで彼女はそう宣言した。

 

 





 補足
・シャルルは友奈達と同じ2年3組になってます。

 友奈······完全にいいとこ取りだな。まぁ、いいんだけど······てかリュミエール・デュ・ソレイユで壊れないって、どうなってやがる。

100話記念はなにがいいですか?

  • 天の神打倒RTA[御影、⬛⬛、シャルル]
  • のわゆの後日談[西暦勇者、知らん奴]
  • 誰かとの√[シャルル、誰か]
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