すみません。遅れました。
今回は書き方を変えてみます。前の方が良いと思ったら言ってください。すぐに直します。
二度目の襲撃から何日か経った土曜日。俺と友奈は東郷の家へと集合していた。
目的は二つ。友奈の課題を終わらせる事と定期考査の対策だ。
「うぇ〜·····」
始めて一時間。そろそろ限界だろう。
東郷へ目線を送る。俺の目線に気づくと、キッチンの方に移動し、ぼた餅を載せたお盆を持ってきた。
「はい、ぼた餅よ。」
「わぁ〜い♪」
さっきまで机にぐでぇ〜、としていたのが嘘のように元気一杯までに復活する。
友奈が疲れたら東郷のぼた餅、そう記憶にメモしておく。
「じゃあ再開するぞ。」
「はいっ。」
友奈の得意教科は数学と国語。毎回八十点を超える。
東郷の得意教科は神道と社会。特に歴史に関しては常に満点を取っている。
「シャルくん、ここは?」
「地層か。まず、地層を比べる時はどの方向に傾いてるかを確認したら楽に解けるぞ。」
「ふむふむ······?」
「この場合だと、全部の地層にれきがあるだろ。れきの層が上に行ってるて事は上の層がなくなってる。つまり、一番上が低くなってるってことだ。」
「······あぁ〜!なるほど!」
現時点で友奈の課題は消化出来た。目的2に着手している。
友奈は理科、東郷は数学をしている。俺は先生になってる。
·······うん、完璧な形だな。
「共通してる層を探して、その層がどう移動してるかを考えるんだ。」
「うん。ありがとう、シャルくん。」
「おう。」
東郷の方にも視線を向ける。
どうやら、東郷はスラスラと解いてるようだ。これなら心配はいらないな。
ハチマキを巻いてるのが不思議でたまらないが、東郷だしな。スルーしておこう。
「今日はここまでにしとくか。」
「やったー!」
昼の一時から集合して五時間ぶっ通しで勉強は流石にキツイだろう。ぼた餅という回復アイテムがあったとしてもだ。
友奈は余程嬉しいのか大の字になって畳に倒れ込む。
「今日教えたことを忘れないようにな。」
「うっ····」
「木金がテストだからね。一年生の時みたいに赤点取りたくないでしょ?」
「それは·····そうだけど····」
「赤点取ったら、東郷のぼた餅一週間禁止な。」
「なっ、それは!」
「シャルル君!?」
「東郷、ここは友奈のために心を鬼にしてくれ」
「ぐ、ぐっ、ぐぅ·····!」
なんで、東郷の方がダメージでかいんだ。
「頑張ってくれ。友奈ならできるよ······」
「その間なに!?」
よっぽとの事がない限り赤点なんてないだろう。
テスト前日に遊びに行かない限りは·····。
「さ、今日は帰ろう。」
「不安になってきた·····」
「それじゃあ、友奈ちゃん。明日も私と一緒に勉強しましょ?」
「はい·····そうします。」
「良かったな。」
俺は明日、園子と銀に会いに行かないといけない。当然、友奈の勉強を見れない。でも、東郷が見てくれんなら安心だな。
「じゃ、またな。」
「またね〜、東郷さん。」
「うん。気をつけてね」
靴を履き外へ出る。
お隣同士ということもあり、友奈と東郷、たまに俺で遊ぶことがある。
ぼた餅食ったり、ぼた餅食ったり。そして月に一回程は買い物に行く。俺は荷物持ちで。
「それじゃあ、シャルくん。また学校で」
「おう。体調を崩さないようにな」
友奈とも別れ、少しの距離を歩く。一分もせず、自分の家の玄関へと辿り着く。
扉を開ければクロが待ってましたと言わんばかりに飛びついてくる。
「うおっ、と。」
それを難なくキャッチする。
クロがたまに猫ではなく、犬かと思う時が時々ある。この元気さは犬そのものだろう。
「手洗うから降りてな〜」
クロを降ろし、洗面所へと向かう。
外出した際は必ず手を洗うことにしている。英霊になっても前からの習慣は中々落ちない。
「······」
俺に足りないナニか。
あの日からずっと考えてるが全然思いつかない。
強さではない。きっと精神的な何かなのだろう。
「はぁー·····」
また一日が終わる。
ご飯食べて、勉強して、またご飯食べて、お風呂入って、そして就寝。それだけで一日が終わる。
何一つとして、問題は解決しない。
戦いも終わらない。園子と銀も治らない。
何が勇者だ。何が聖騎士だ。ただの愚者じゃないか。巫山戯やがって······!
なんか不穏な感じになってきたな·····。
やめろ、シャルルマーニュ。お前が折れたら、元々詰んでるのに、更に詰んでしまう。最後までがむしゃらに足掻いてくれ。
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